関西空港の国際線におけるキャパシティの拡大と、エアサイドエリア(保安検査後のエリア)の充実を目的に、リノベーション工事が進む関西空港の第一旅客ターミナルビル(T1)。段階的にリノベーションが行われていますが、2024年9月3日に新国際線エリアの保安検査場の一部が先行オープンしました!
先行オープンの概要は以下の記事を参照
関西空港・国際線保安検査場の一部を開港30周年前日の9月3日に先行オープン!20m級スマートレーン10台設置、処理能力を向上
2024年9月の様子
今回はフォロワー様より現地の写真をお送り頂いたので、さっそくご紹介したいと思います!
なお、先行オープンの詳細は以前の記事でご紹介していますので、こちらのリンク先をご一読ください。
おおお!近未来なSFデザインの「自動化ゲート」がズラリと並んでいます。さらに奥には木目調の壁面と床面が見えており、従来のイメージが一新されました。これは新しくなった感がありますね!
ズラリと並んだ「E-gate(自動化ゲート)」。2020年7月から導入された「E-gate」は、搭乗券を検査員に渡すこと無く、出発客自らが搭乗券をスキャンしてゲートを通過する事ができます。
T1中央部にあるEカウンター付近の様子です。こちらも近未来的デザインの新型セルフバゲージドロップ(自動手荷物預け機)がズラリと並んでいます。
今回のリノベーション工事により、従来3カ所あった保安検査場が1か所に集約され、従来の検査場は閉鎖されました。
リノベーション工事が佳境を迎えた関西空港T1。フォロワーさんによると「20m級スマートレーンの威力は抜群で、今後、検査待ちはかなり抑えられそう」との事なので、今後の混雑緩和に期待ですね。関西空港のリノベーション工事、次なる進化は2025年春頃の予定です!
最新設備導入によってもたらされるその効果に期待大です♪
そして求められる関空2期島へのレガシーキャリア向けの本格的な第2ターミナルビル。
諸外国の空港整備を見ていますと「余裕を持たせて空港施設を作り増える需要に対応する」がスタンダード。
日本は逆で需要が増えてから慌てて整備を開始する。
当然、コスト増になるし需要逸失により本来なら得られた利益をみすみす逃すというお粗末さを遺憾なく発揮しているわけです。
近畿、西日本はまだまだ航空需要は伸びます。
日本全体でも伸びます。
東京から入国し大阪から出国する、このルートも東海道新幹線の輸送力の限界、リニア中央新幹線と北陸新幹線の大阪までの全面開業が全く見通せない状況では早晩行き詰まるのは必至です。
ならば「大阪から入国し大阪から出国する」ようにしなければなりませんが、どうも東京にある日本国中央政府は「大阪に利益を渡してなるものか症候群」が重症化し、大阪への投資には極めて冷淡。それは、関空にはほぼ現状維持の投資しかしないのに、あの「運用時間に制限がある永遠の仮説空港でしかない欠陥成田空港」に巨費を投じてまで無理くり滑走路を増設させるのを見ても明らかです。
私は日本国で2030年代を迎えるのが本当に怖いです。このまま何も変えなければ恐らくあらゆる面で破綻し国家存亡の危機を迎えるのは避けられないように思えて仕方ないのです。