本町橋BASE(まちなかを楽しむ小型船基地)は、大阪証券取引所が取りまとめた、大阪都心部の水の回廊(土佐堀川、東横堀川、道頓堀川、木津川で形成)の一角を占める東横堀川における水辺の賑わい拠点づくり(本町橋周辺)に関する提言です。現在、本町橋周辺では大規模な下水工事が行われており、工事現場に暫定的な船着場が設置されています。ただ、船着場は暫定的な施設である事に加え、目立たない場所にあるため、イベント開催時などの限定的な利用にとどまっています。大阪証券取引所は、この下水工事の終了にあわせて、船着場を再整備するとともに、水の回廊の回遊性を高める小型船の拠点として活用し、水辺の新たな魅力や賑わいを創出することを提案しています。
“水都大阪”にふさわしい賑わいを創出するためには、舟運全体の活性化が不可欠で、中でも機動力のある小型船のさらなる活用が求められています。現在、大阪都心部には小型船の係留場所がないため機動的な運航が難しく、遠方の係留場所からの移動費は運航事業者のコスト要因となっています。提言では小型船や無動力船の基地を本町橋周辺に設けるとともに、川沿いの公園や橋、また対岸店舗の地先利用なども含めた一体的な水辺の賑わいづくりに向け、民間参画が促進される利活用の仕組みづくりと管理運営体制を求めています。
現地の様子です。シティプラザ大阪付近の東側護岸で下水道工事が大々的に行われています。
商工会議所の提言では、この付近に遊覧船のチケット売場、インフォメーションセンター、トイレ、売店などが設けられる事になっています。大阪最古参の現役橋と言われる本町橋を眺めて楽しむ空間となります。
シティプラザ大阪側から見た様子です。仮囲いに覆われています。ここに八軒家浜船着場の様な遊覧船の一大拠点が設けられれば、マイドーム大阪の来場客を遊覧船でリーガロイヤルホテルや帝国ホテルに送迎する事も可能になります。また、中之島〜本町橋〜道頓堀に繋がる水の回廊の重要拠点になりそうです。
こっちらが現在の暫定的な船着場の様子です。
東横堀川の様子です。阪神高速一号環状線が蓋をしていますが、高架橋脚をライトアップしたり、護岸を美装化したりすると、大阪ならではの風景に見えてきて、これはコレで有りの様な気がしてきました。
最後は本町橋の様子です。この橋を「橋」として認識したのは初めてな気がしますが、メチャクチャカッコイイじゃないですか!これは是非とも八軒家浜船着場の様な親水性の高い船着場を整備して、本町橋の眺めを売りだして欲しいと思いました!
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いいですね。こういうの好きです。
今はお金さえあれば(技術もデザイナーも世界中から購入できるので)計画的な美しい景観は作れてしまいます。
さらに土地や人件費や権利関係の処理費用の安い国であれば、その費用さえ日本より破格に安くてすみます。
しかし、この記事のような歴史の積み重なった景観はコピーもできませんし魅力とオリジナリティがあります。
ぜひ実現してほしいですね。ただ、実現したとしてどの程度のクオリティで仕上がるかは心配ですね、出来上がりがガッカリっていうのもよくある話で、、