おおさか東線北区間（新大阪）延伸計画は、城東貨物線の施設や用地を活用しながら複線化・電化を行い、新大阪駅から大阪東部地域を経て大和路線の久宝寺駅（延長 20.3 ㎞）にいたる旅客線を整備する貨物線の旅客化工事で事業費は１，１９７億円です。２００８年３月に放出から久宝寺までの南区間（9.2㎞）が開業しまし、現在は２０１８年度末の開業を目指し、新大阪から放出までの北区間（11.1㎞）の建設工事が行われています。
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今回も放出から鴫野駅を経て学研都市線と分岐する付近までの工事の進捗状況を見て行きましょう。実際は下り電車の最後尾から京橋→鴫野（通過→）放出の流れで撮影しましたがすが、記事を解りやすくする為に、放出→鴫野→京橋方面の順で写真を紹介して行きます。
放出駅を出発するとほどなく複々線化されている工事現場が見えてきます。放出駅はホーム上で対面乗り換えが出来る方向別複々線の配線になっていますが、放出〜鴫野間で、線別複々線の配線に変わります。
この辺りはバラストがてんこ盛りで「危なくないのかなぁ・・」と思ってしまいました。
鴫野駅手前（木津側）にあるS字カーブ付近の様子です。写真右手に高架橋脚を構築しているので、このあたりで学研都市線の下り線がおおさか東線をオーバーパスする事になります。
OBPの高層ビル群が見えてきました。広大な大阪都心部に向かって線路が伸びている、都会的な眺めです。
鴫野駅手前付近の様子です。写真左手には新しい線路が見えています。近いうちに学研都市線の上り線が、この新しい路線に切り替えられるはずです。
鴫野駅が見えてきました。鴫野駅は学研都市線とおおさか東線が平行して走る方向別複々線になります。規模は違いますが、南海電車の天下茶屋駅の様な感じと言えばイメージし易いかもしれません。
鴫野駅を通過します。鴫野駅の改良工事については後日ご紹介したいと思います。
寝屋川付近の鉄橋様子です。既に上り線の線路の敷設が終わっています。
寝屋川に近づいてきました。写真に見る線路はおおさか東線の線路として生まれ変わる事になります。
おおさか東線と学研都市線の分岐部分が見えてきました。
地味ですが確実に工事が進んでいるおおさか東線北区間。延伸区間の全線開業は2018年度末の予定ですが、これは環状線323系の投入完了の時期と一致します。環状線の103系は廃車される事が確実となっていますが、大規模更新が行われた201系は他路線への転配属が行われる事になりそうです。
環状線201系は、おおさか東線北区間延伸に必要な車両を捻出する為に大和路線に行く気がしてきましたがどうでしょうか。単編成化するとなると先頭車両が不足するし、中間車を先頭車改造するほどお金を掛ける事はしない気もします。複雑なパズルですが、３２３系投入と東線延伸に伴う２０１系転配属のプランを妄想するのも楽しいですね。
◯森ノ宮電車区に配置されている２０１系は８両✕１６本=１２８両
◆奈良電車区 １０３系 ６両×４本＝２４両、４両×１７本＝６８両 合計９２両
◆日根野電車区 １０３系 ６両✕１０本＝６０両、４両✕８本＝３２両、３両✕２本＝６両 合計９８両
