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PiTaPaプレミアム(ピタパプレミアム)は指定登録駅を中心に設定エリア内が乗り放題になる新しい割引サービス!

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最近地下鉄駅構内で見かけるこのポスター。「6月1日始まる、新しい地下鉄の乗り方」とありますが、肝心のサービス内容が全く書かれておらず意味が解りませんでした。WEBで調べてみると、以前にアナウンスがあったエリア制割引制度が「PiTaPaプレミアム」の名称で6月1日からスタートするとの事でした。PiTaPaプレミアムは、登録した駅を中心に設定エリア内が乗り放題になる画期的なサービスで、設定エリアは登録駅を中心に小、中、大の3段階
で選択可能で、それぞれ2区、3区、4区に相当(完全には一致しない)するエリアの駅が乗り放題の対象となります。PiTaPaプレミアムは、2016年5月16日11時から登録受付を開始し、2016年6月1日よりサービスを開始します。


















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PiTaPaプレミアムの概念図です。この図では本町駅を登録駅にした場合のイメージが描かれています。






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こちらは現在サービス中のマイスタイル割引の料金プランです。マイスタイル割引では、2つの登録駅を設定し、その何れかの駅で乗車又は下車した場合「特定の利用」となります。「特定の利用」は6ヶ月定期の1ヶ月分を上限に利用料金が固定されます。













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マイスタイル割に対して、PiTaPaプレミアムは登録駅を中心に、2区相当の少エリア、3区相当の中エリア、4区相当の大エリアの3段階のエリアが設定され
エリア内なら、どの駅で乗り降りしても一定料金を上限に乗り放題になります。おなじ区間でマイスタイル割引と比べると、月の上限額が約1000円程度アップします。












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試しに本町駅を登録駅に設定し、シミュレーションしてみました。小エリア(2区相当)の場合は緑色の駅が対象駅となります。従来のマイスタイル割引の場合、2つの登録駅の何れかで乗り降りした場合に「特定の利用」として上限割引の対象となりましたが、今回のプレミムでは、対象駅→対象駅間の利用でも上限割引の対象となります。上の図の緑色の駅であれば、9370円/月で、エリア内が乗り放題になる、という制度です。
















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こちらは中エリア(3区相当)のシミュレーションです。上限金額は10,760円/月。本町駅を中心にすれば、御堂筋線の場合、新大阪~梅田~なんば~天王寺の主要駅全てがカバー範囲になります。従来のマイスタイル割引の3区に比べると月額で1,350円ほど上限金額がアップしますが、このエリアが乗り放題になる事を考えると、仕事や取材で頻繁に地下鉄を利用する僕にとっては1350円のアップ以上にメリットありそうです。


















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エリア大(4区相当)にした場合のシミュレーションです。この場合は中心駅を本町から南にズラした方がカバーエリアが広がりお得になりそうです。自分の行動パターンに合わせてどの駅を登録駅にすると一番得か?を各人が決める事になります。


通常の定期券を超越した、エリア制が導入されるPiTaPa。大阪市営地下鉄では、来年度(2017年度)からICOCA連絡定期券の発売が開始されますが、それまの間に、このPiTaPaプレミアムを導入する事で、ポストペイ方式のPiTaPaのメリットを最大化しPiTaPa利用客をつなぎとめる戦略の様です。地下鉄の利用者は、月の上限額のアップ分と対象エリア内乗り放題のメリットを天秤にかけて、サービスを選択する事になりそうです。




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