近畿地方整備局は、PFI手法を導入する「大阪第6地方合同庁舎(仮称)整備等事業」の一般競争入札を行い、2017年11月24日に開札され、大林組グループ(代表:大林組、構成員:東京ビジネスサービス、協力企業:日本設計)が約207億で落札しました。
計画地は大阪市中央区大手前3丁目の「大阪府警察本部別館A棟」などの跡地6,453.54㎡で、延床48,456㎡の合同庁舎が建設されます。特定事業では、事業敷地内の既存建物及び地下存置物等の解体撤去を含む、大阪第6地方合同庁舎(仮称)の施設整備(外構及び新設付属施設を含む)、維持管理及び運営を行います。契約期間は2018年1月23日から2032年3月末までの約14年間。近畿管区警察局、近畿管区行政評価局、近畿公安調査局、近畿地方整備局、大阪航空局が入居する予定です。
【出典元】
→大阪第6地方合同庁舎(仮称)整備等事業の民間事業者選定結果(PDF)
【過去記事】
→大阪第6地方合同庁舎(仮称)整備等事業の民間事業者選定結果が公表、大林組を代表とする企業グループが207億円で落札
→大阪第6地方合同庁舎
【スペック】
計画名称:大阪第6地方合同庁舎(仮称)
所在地:大阪市中央区大手前3丁目3番10他
階数:地上14階、地下1階
高さ:73.0m
構造:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
杭・基礎 :
主用途: 事務所(庁舎)
総戸数:
敷地面積:6,453.54㎡
建築面積:3,731㎡
延床面積:48,456㎡ ※容積対象面積:42,433㎡
建築主:PFI大阪第6地方合同庁舎株式会社
設計者:日本設計
施工者:大林組
着工:2019年12月(予定)
竣工:2022年03月(予定)
立面図と配置図
建築計画のお知らせに掲載されていた立面図です。
同じく配置図です。
2022年9月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2022年4月だったので、約5ヶ月振りの取材です。
大阪府警察本部庁舎(写真右)との並びです。デザインのテイストは異なりますが、基壇部が消し炭色、高層部が明るいライトグレーといった「カラースキーム」を合わせており統一間があります。
真正面から見た様子です。やっぱりアロフト堂島に似てますね(笑)
メインエントランス付近の様子です。
本町通り側にクルマ寄せが設けられています。
南西側から見た様子です。
基壇部の様子です。地下駐車場へのアプローチ部分が見て取れます。
外装をアップで見た様子です。庁舎らしい威厳を感じるデザインだと思います。結構好みです。
西側から見上げた様子です。
敷地北西側の様子です。ポケットパーク的な広場が設けられていました。
大阪府新別館北館・南館に繋がる階段と渡り廊下の様子です。
まだまだ続きます(笑)大阪第6地方合同庁舎とNHK大阪放送会館との並びです。
驚いた事に、15年以上前に共同溝と変電BOXを設置して電柱電線類の地中化の準備OK状態・・で放置されいた本町通りの電柱が撤去されていました!!!!!
大阪都心部をよく観察すると、地中化の準備が出来てるのにも関わらず長年放置されている区間が時折あるので、今回の撤去は本当に驚きました。
大阪第6地方合同庁舎付近の歩道の様子です。
良い谷間感。大阪府警察本部庁舎(写真右)との並びです。
北東側から見た様子です。
最後は頂部付近のアップです。巨大なヘリポートが勇ましい。災害発生時にはこのビルが重要な役割を果たす事が、ヘリポートからも伺えます。
2022年4月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2022年2月だったので、約2ヶ月振りの取材です。
南側から見た様子です。ビルの外観はぼぼ完成状態になっています。
基壇部の様子です。
近くで見た様子です。この辺りはクルマ寄せになりそうです。
西側の様子です。
南西側から見た様子です。
大阪府庁新別館との間に設けられた渡り廊下の様子です。
大阪府庁新別館側の様子です。1階に降りる階段も新設されました!!
階段を見下ろした様子です。
最後は西側から見た様子です。
設備関係も軒並み入らないみたいですね。。。
スーパーゼネコンが、国の庁舎建設で工期通り仕上げられないなんて。
コストコが我が街に4月に開店予定です。今までは前橋、つくばまで1時間かけて行ってましたが初の栃木県出店。自転車で5分。楽しみです。
これで大阪府庁西側にまとまった土地ができる。(西館跡地、公館、旧職員会館、近畿管区警察局と交換した府有地)
当然官僚たちも織り込み済みだろうが、咲洲庁舎は災害時に使えないし、周辺機関との連携を考えてもここに堅牢な新庁舎を建てるべき。
埋蔵文化財調査が必要になるので再開発にはかなり時間がかかる。次の災害はいつ来るかわからない。一刻も早く着手してほしい。
アロフト大阪堂島や、オービック御堂筋ビルに似た外観ですね。流行り?なのかな。
先日の日曜日に始まった連続ドラマテ「日本沈没」は関東地方が沈没するストーリーだそうです。関東が沈没すれば日本の政治・経済・文化がすべて沈没する。日本はそんな危うい国です。しかもドラマで言っているように関東地方は複数のプレートが重なり合い、いつ大地震が起きてもおかしくない危険な地域です。
関東地方の地震による大量の帰宅困難者、JR東日本の変電所火災による広範囲の電車ストップ。首都直下型大地震を連想するようなことばかり最近起きています。
一日も早く、東京一極集中をやめて、首都機能、本社機能を分散させないと、日本は本当に沈没してしまいます。
この庁舎には法務省、国土交通省、警察庁、公安調査庁の地方機関が入るそうです。
災害やテロで東京・霞が関の機能が失われたら、ここが全国の治安、国土保全の司令塔になるのではないでしょうか? いわゆる首都のバックアップ機能です。それだけの組織と人材の入居が期待されます。
7日夜に関東地方で起きた地震は、首都直下型大地震や富士山大噴火が近いと警告しているように思えます。
行政だけでなく、大企業にとっても東京一極集中の是正は、緊急の課題です。
ビル壁面が姿を現してきましたね。大手前エリアにふさわしい新たな『顔』が出来つつあります。
アンテナも含めた高さは100m超えてそうですね。