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北海道ボールパークFビレッジ「エスコン フィールド北海道」建設工事の状況 21.07【2023年春オープン】



2020年4月13日、日本ハムが札幌市に隣接する北広島市内の「きたひろしま総合運動公園」内で整備をすすめている、「HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE(北海道ボールパークFビレッジ)」の起工式が行われました。

北海道ボールパークFビレッジは新球場を核とした大規模な開発計画で、約3万5000人を収容する開閉式ドーム球場を核に、飲食や買い物ができるマーケット、グランピングや各種スポーツが楽しめるエリアなどを整備し、にぎわいのあるコミュニティ空間の形成を目指す計画です。2023年春に球場部分がオープンし、順次、施設を拡充していく計画で、総工費は約600億円です。

【出展元】
2020129日)ボールパークエリア名および新球場名決定のお知らせ
2020413日)「エスコン フィールド HOKKAIDO」の建設予定地で起工式

 

 



 

 

新球場の名称は「エスコンフィールドHOKKAIDO」



北海道日本ハムファイターズは、2020年1月29日にボールパーク全体のエリア名と新球場名を発表しました。これまで(仮称)北海道ボールパークと称されていたボールパークエリア全体の名称は、「HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE(北海道ボールパークFビレッジ)」に、
ボールパークエリアの核となる、北海道日本ハムファイターズの新球場の名称は「ESCON FIELD HOKKAIDO(エスコン フィールド HOKKAIDO)」に決まりました。

 

 

エリア名称:HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE(北海道ボールパークFビレッジ)



球場を中心としたボールパークエリア全体の名称は、新球場プロジェクト立ち上げ時から使用している「北海道ボールパーク」という名称に、「Fighters」「Fan」「Future」「Forest」「Fun」「Fusion」など複数の意味を持つ頭文字「F」を加え、HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE(北海道ボールパークFビレッジ)」と名付けられました。

 

 

球場名:ES CON FIELD HOKKAIDO(エスコンフィールドHOKKAIDO)



新球場の命名権(ネーミングライツ)は、中部電力グループで不動産開発を手掛ける日本エスコンが取得し新球場名は「ES CON FIELD(エスコンフィールド)HOKKAIDO」となりました。契約期間は2020年1月から10年以上の長期契約で、1年当たりの契約金額は5億円超と国内最高の金額となります。日本エスコンは、球場に隣接する約9400㎡の土地にホテルなどを建設し、まちづくりに参画します。

 

 

北海道ボールパークFビレッジの概要

 


 

建設地は北広島市の「きたひろしま総合運動公園」で予定地の面積は約36ha。開閉式屋根と天然芝フィールドを持つ全天候型のスタジアムで、建築面積 50,000 ㎡、延べ面積約 100,000 ㎡、収容人数約 35,000 人。施主は、日本ハムグループを主体とした新球場保有・運営会社ファイターズスポーツ&エンターテイメントPMCMは山下 PMC、大林組グループ(大林組社、HKS 社) 設計施工を担当します。コンセプト  “北海道のシンボルとなる空間を創造する』。建設費は約 600 億円で、2020年4月に着工、2023年1月竣工、同年3月開業を予定しています。※コロナ禍の影響で若干遅れる可能有り

 

新スタジアムは周辺環境との調和を考え建物中層部にテラスや屋上庭園を造り、周囲に溶け込むデザインになって、地下一階の彫り込み式のフィールドを起点に地上4階まで観客エリアが広がります。屋根は2枚構造で、うち1枚が稼働するリトラクタブル・ルーフを採用。天然芝の育成を促す為に開閉時間にも考慮されます。

 

 


新スタジアムは全体の1/3程度をフォールドに近いローワーコンコースレベルに配置し、臨場感を高める造り「手が届きそうなフィールド」が魅力的です。ワンランク上の楽しみ方が出来るVIPルームやラウンジスペースであれば、さらに非日常的な時間を過ごす事ができる。

その他、シアトル・マリナーズの本拠地、T-モバイル・パーク(以前の名称はセーフコフィールド)に設置されているメジャーリーグで最大のLEDビジョンを上回る、横幅約80m程度の超巨大LEDビジョンを複数箇所に設置する予定です。

 

 



ガラスを多用したスケルトンな外観は従来のドーム球場のイメージを打ち破る斬新なデザインです。可動部の仕掛けは大規模ですが構造はシンプルで、開閉作業が容易でメンテナンス性が高そうです。北海道ボールパークは、選手のパフォーマンスが最大限活かされる新球場を核に、国際競争力を有するライブ・エン ターテイメント、として『世界がまだ見ぬボールパーク』を目指す計画で、ユーザーフレンドリーで、プレーヤー・ファーストな新球場の計画にワクワクがとまりませんね!

 

 

北海道ボールパーク近くに新駅設置、開業には間に合わず



JR北海道は、2019年12月11付けのニュースリリースで、北海道日本ハムが北広島市内に整備するボールパーク(BP)に隣接する新駅の整備案を北広島市に提示しました。設置を求めていた同市は受け入れる方針で新駅の設置は確実となりました。総工費は80億~90億円の見込みです。ただ、2023年のBP開業には間に合わず、JRは当面、北広島駅の改修で対応する事になります。

【出展元】
北海道ボールパーク(仮称)開業に伴う新駅案の検討状況と北広島駅の改修計画について

 



新駅はJR千歳線の北広島駅と上野幌駅の間に設置されます。北広島市は地元が原則費用負担する「請願駅」として新駅設置をJRに要望、市は最大70億円の負担を想定しています。今後は費用負担のあり方などが協議されます。



新駅は1面2線+通過線2線でホーム長は10両対応。千歳方面に引き上げ線が設けられます。札幌市と新千歳空港を結ぶ「快速エアポート」は新駅に停車しません。

 



新駅は年間に50試合程度開催するプロ野球の観戦客の利用が中心となります。新駅設置後は、ボールパークの来場者の内、鉄道利用者が1万3500人、4割が北広島駅、6割が新駅を利用すると見込んでいます。

 

 

 

 

2021年7月の様子


現地の様子です。新千歳空港から札幌に向かう、快速エアポートの車内から撮影しました。小高い丘の上に忽然と現れた巨大構造物とおびただしい数のクローラークレーンの驚きました。これはヤバイ・・。

 

 



車内から撮影したので画質はイマイチですが雰囲気は伝わると思います。屋根は2枚構造で、うち1枚が稼働するリトラクタブル・ルーフを採用。しています。また、リトラクタブル・ルーフを稼働させる「高架橋の様な構造物」が見て取れます。

 

 

 


色々規格外の大きさで本当に驚きです。

 

 

 


三角形の大屋根は「ピラミッド」を彷彿とさせます。

 

 


真横から見た様子です。手前の空地?付近には、新スタジアムのオープンには間に合いませんが、新駅が設けられる予定です。

 

 

 


最後は森の中から見た「エスコン フィールド北海道」の様子です。

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