JR九州は帝人旧本社ビルを約100億円で取得し再開発を勧めています。同社の鉄道事業は大きな成長は見込みにくい為、今後は不動産事業に注力し上場後の成長力を確保する戦略です。
→MJR堺筋本町タワー

完成予想パースです。墨色を特徴的に使い、世界の繊維をリードしてきた船場へのオマージュとして洗練された「刺し子」の技法を取り入れた外観デザインが渋いです。MJR堺筋本町タワーは低層部が賃貸マンション及び駐車場で分譲区画は15階以上に配置されています。
MJR堺筋本町タワーは、大阪都心では中々出てこない駅直結の希少性や、四方に超高層ビルが近接していない「抜けている立地」、JR九州がメンツをかけて開発しているプロジェクトなので、設備関係が他の物件に比べてランクが高く、予想以上に人気がある物件となっています。

近年の大阪都心部の業務エリアは梅田・中之島方面に向かって徐々に北上している状況です。それに伴い本町界隈は純然たる業務エリアからステータス感のある職住近接エリアに変化しつつある様に見えます。

【物件概要】
名称:MJR堺筋本町タワー
計画名称:(仮称)大阪南本町タワー
所在地:大阪市中央区南本町1丁目11番
階数:地上37階、塔屋1階、地下1階
高さ:137.5m
構造:RC造
杭・基礎 :
主用途:共同住宅(分譲・賃貸)
総戸数:296戸
敷地面積:2,844.46m2
建築面積:1,920m2
延床面積:47,400m2
容積率対象面積:34,130㎡
建築主:JR九州(九州旅客鉄道株式会社)
設計者:INA新建築研究所
施工者:西松建設
着工:2018年07月(予定)
竣工:2021年04月(予定)
所在地:大阪市中央区南本町1丁目11番
2021年2月の様子

現地の様子です。前回の撮影が2021年1月だったので、約1ヶ月振りの取材です。

真正面(南側)から見た様子です。

南西側から見た様子です。

今回取材してみると外構工事がほぼ完成しており、広々とした公開敷地が出来上がっていました!

MJR堺筋本町タワーは「この地に伝承された風雅を纏わせる」をデザインコンセプトに据え、力強い和のテイストを感じさせるモチーフが随所に鏤められています。

大阪メトロ堺筋本町駅と繋がるエレベーターもご覧の通りのかっこよさ!

メインエントランス付近の様子です。取材時には水景施設の仕上げが行われていました。

さらにタワーの足下周りを見て行きます。

北側にはタワーパーキングが4機並んでいます。

タワーパーキングもかっこいいです。

北東側から見た様子です。

北西側から見た様子です。

最後は少し離れた所から見た、MJR堺筋本町タワーの様子です。
2021年1月の様子

現地の様子です。前回の撮影が2020年10月だったので、約3ヶ月振りの取材です。

南側から見た様子です。外観は完成状態になりました。大阪都心部には今まで無かった色使いのタワーマンションだと思います。

南西側から見た様子です。

基壇部の様子です。

「和」のテイストを感じる、特徴的なデザインが目を引きます。

公開敷地の様子です。外構工事が進んでいました。

北東側から見た様子です。

北西側から見た様子です。

最後は北西側から見上げた様子です。
2020年10月の様子

現地の様子です。前回の撮影が2020年8月だったので、約2ヶ月振りの取材です。

南東側から見た様子です。高層部に少しだけ養生ネットが残っていますが、タワークレーンは姿を消し外観はほぼ完成状態になりました。

南側から見た様子です。

基壇部の様子です。和をイメージさせる装飾が取り付けられています。

南西側から見た様子です。

北東側から見た様子です。

北西側から見た様子です。

最後は撮影ポイントを変えて、ハルカスの展望台から見たMJR堺筋本町タワーの様子です。
こうして見ると、高層階の四隅の仕上がりが思ってた以上にいい感じですね。