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「新・琵琶湖文化館」(仮称)整備事業は丹青社を代表とする企業Gに決定!設計は隈研吾事務所などが担当【2027年12月オープン予定】



滋賀県は2023年7月10日に、老朽化のため休館中の県立琵琶湖文化館の機能を引き継ぐ「新・琵琶湖文化館」(仮称)整備事業について、落札業者が決定したと発表しました!

丹青社を代表企業とする10社のグループで、設計は隈研吾建築都市設計事務所と安井建築設計事務所などが担当。今後は、2023年8月に基本協定締結、9月に仮契約締結を経て、10月に本契約を締結。施設の竣工は2027年3月で、供用開始は2027年12月を予定しています。

【出展元】
(仮称)新・琵琶湖文化館の整備について|滋賀県
(仮称)新・琵琶湖文化館整備事業 民間事業者の選定に関する客観的評価について

 


出展:滋賀県立琵琶湖文化館|施工実績|錢高組 (zenitaka.co.jp)

琵琶湖文化館は1961年に開館し、県の文化財の保存・活用の拠点として機能してきたが、老建物の老朽化や入場者の減少等を理由に、2008年に休館しましたが、館外での展示会、講座、館蔵品の貸し出し等の業務は継続して行われています。

国宝2件(17点)、重要文化財52件(90点)をはじめとする貴重な収蔵品や、同館が果たしてきた役割を引き継ぐ新たな施設として、新・琵琶湖文化館(仮称)を整備する事になりました。

 



新・琵琶湖文化館(仮称)は、「近江の文化財で“つなぐ”“ひらく”未来の滋賀」をキャッチフレーズに、収集保管、展示公開、調査研究などの基本的なミュージアム機能に加え、地域の文化財のサポートセンター機能や、文化観光の拠点となるビジターセンター機能をを備えた「『近江の文化財』を保存・継承・活用・発信する中核拠点」を目指します。

 


建物外観は、琵琶湖に船首を向ける船をイメージした形態で、外壁に琵琶湖のヨシをデザインした模様が描かれています。エントランスなどに県産の木材を使用。屋上には太陽光パネルを設置して自然エネルギーを活用します。

 



新・琵琶湖文化館(仮称)は、BTO方式で整備されます。事業期間は2042年3月末日で、運営費も含め事業費は約108億円です。

BTO方式とは、設計・建設・維持管理・運営を一括発注することで、民間事業者の持つ技術力・経営能力・資金力を活用し、安くて優れた品質 の公共サービスを提供することを目的としています。

 


新ビルは、地上4階、棟屋1階、建築面積:2144.50㎡、延床面積:6632.65㎡。1階はインフォメーションゾーンやショップ、飲食コーナー、2階は事務室、3階は収蔵庫、4階は展示室や展望コーナーなどが設けられます。

 

新・琵琶湖文化館(仮称)は、国宝・重要文化財を含む貴重な収蔵品を適切に保管し、文化財の保護と活用を図り文化財の価値を高める他、インフォメーションやビジターセンターなどを設置し、滋賀県や近江地域の魅力を発信し、他施設や観光地への誘導を行う文化観光の拠点となります。

また、多様な学習プログラムや体験型イベントなどを提供するなど地域に開かれた施設となることを目指しています。

計画概要






 

 

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