東京駅前常盤橋プロジェクトB棟の新デザイン発表!地上63階、高さ約390m、延床面積は54.4万㎡【2027年度竣工】



三菱地所は、2020年9月9日付けのニュースリリースで、東京駅前常盤橋プロジェクトの都市再生特別地区 大手町地区(D-1街区)都市計画(素案)の概要を公表しました。

「東京駅前常盤橋プロジェクト」は、東京駅周辺で最大となる約3.1haの敷地に、10年超の事業期間をかけて段階的に4棟のビルと7,000m2の広場開発を進める再開発計画です。2つの高層ビルA棟・B棟、C棟(地下変電所と広場)、D棟(下水ポンプ所)で構成されており、A棟は2021年に完成予定で、B棟は2027年の竣工を目指しています。後から完成するB棟が、高さ390mの日本一高い高層ビルとなる予定です。

【出展元】
都市再生特別地区 大手町地区(D-1街区)都市計画(素案)の概要

三菱地所が高さ390mの超高層ビルを中心とした「常盤橋街区再開発プロジェクト」の計画概要を発表!



 

 

 



今回発表された外観デザインです。以前のデザインとは大幅に変更され、特に頂部付近がユニークな外観になりました。高層階には都市観光施設が設けられ、恐らく展望台が設置される事になりそうです。

 

 

 


以前に発表された完成イメージです。

 

 


東京駅前常盤橋プロジェクト


所在地 東京都千代田区大手町2丁目、中央区八重洲1丁目
地域地区等 商業地域、防火地域、大手町・丸の内・有楽町地区地区計画、都市再生特別地区、特例容積率適用地区
指定容積率 1,760 % (※ 既決定の都市再生特別地区)
基準建蔽率 70 % (※ 既決定の都市再生特別地区)
区域面積 約 3.5 ha(D-1街区)
 計画容積率 1,860 %
建築物の高さの最高限度 390 m (※ 既決定の都市再生特別地区)
敷地面積 約 31,400 ㎡
棟別諸元 全体 A棟 B棟 C棟(変電所 等) D棟(下水ポンプ場)
 主要用途 事務所、店舗、駐車場 等 事務所、ホテル、ホール、店舗、駐車場 等 店舗、変電所、駐車場 等 事務所、下水ポンプ場、駐車場
 延べ面積
(容積対面積)
約 740,000 ㎡(約 584,000 ㎡) 約 146,000㎡ 約 544,000㎡  約 20,000㎡ 約 30,000㎡
階数/最高高さ 地上 40 階・地下 5 階/約 212m 地上 63 階・地下 4 階/約 390m 地下 4 階 地上 9 階・地下 3 階/約 65m
着工 2017年度 2017年度 2023年度(予定) 2017年度 2017年度
竣工(予定) 2027年度 2021年度 2027年度 2027年度 2021年度
 

 

 


計画の断面図です。都心型MICEの拠点となる2000 席級大規模ホールが整備される他、最高部付近は都市観光施設(恐らく展望台)が設けられます。

 

1:大規模ホールの整備(約 11,000 m²)
都心型MICEの拠点となる2000 席級大規模ホールの整備。国際会議が開催できる施設とし、ビジネス交流拠点とも連携。約 7,000 m²の広場とも連携し、交歓・ライブ体験・文化発信の拠点 として賑わいを創出します。

2:観光先進国の実現に資する国際級ホテルの整備
外国人ビジネスワーカーや観光客等の多様な短期滞在ニーズに対応。大規模ホール、カンファレンス施設の機能を補完するバンケット・ イベント時のケータリングを提供します。

3:日本の玄関口として多機能を備えたツーリストラウンジの整備
日本の都市・文化・地方の魅力を発信するインフォメーション機能を導入。東京駅周辺における既存のツーリスト利便機能を補完するクリニッ ク・リフレッシュ施設を整備します。

 

 


より具体的な計画が明らかになった東京駅前常盤橋プロジェクト。総事業費が1兆円に迫る途方もない計画は2027年度に竣工する予定です。