仙台駅東西自由通路の改良工事が完成、愛称は「杜の陽だまりガレリア」に決定!
JR仙台駅2階の東西自由通路が完成し、2016年3月18日より利用が始まりました。通路の幅は従来の6mから16mに広がり、明るく開放感のあるデザインになりました。通路沿いには在来線の改札口も新設され、新駅ビル「エスパル仙台東館」も同時にオープン。1977年の現駅舎開業以来となる大規模再開発の中核施設の完成で、仙台駅は新たな時代を迎えました。
こちらは東西自由通路の断面図です。今回の再開発により、仙台駅西口に広がるペデストリアンデッキから中央コンコース、東西自由通路、東口に至るまでフラットな歩行導線が確保され、駅の東西の回遊性が飛躍的に高まりました。
完成した仙台駅東西自由通路「杜の陽だまりガレリア」の様子を見て行きましょう!今回は大量の写真で現地の雰囲気をお伝えしたいと思います。
3層吹き抜けの大空間はガラス屋根からの自然光がたっぷりと取り込まれており、非常に明るく開放的な印象です。以前の姿を知る者からすると「ここは本当に仙台駅なのか!?」と疑いたくなる位の凄まじい変貌ぶりです。
1.東西自由通路
・東西自由通路は「仙台の顔となる」「東西のまちを連続的 につなぐ」「次世代空間に相応しい」を空間コンセプトとし て、幅16m、高さ16m の開放的な空間として生まれ変わりました。
・東西自由通路には、シンボルツリーやフラワーポットを 設置し、青葉通の緑と宮城野通の緑を連続的につなぐ東北 の玄関口にふさわしい空間。
・「LED照明」「自然光を活かすガラス屋根」「太陽光パネ ル」「風や熱を活かした自然換気」等を採用し、環境に配慮 した快適な空間。
・「人々がつどい交流できる空間」として、イベントの開催や装飾により賑わいを創出。
2.駅の利便性向上
・東口開発エリアに、お客さまの利便性を高めるため、東西自由通路に通じる改札口(東口改札)を新設。
・既存駅エリアには、既に実施した2階在来線中央口改札内のベビー休憩室新設や待合室の拡張、3階 みどりの窓口や天井のリニューアル、新幹線南のりかえ口新設、3 階新幹線南口改札内の多機能トイ レ及び待合室の新設、新幹線中央口改札及び南口改札の移設等により、駅の利便性とイメージアップが図られました。
3.エスパル仙台のグランドオープン
・概要 エスパル仙台は東館のオープンにより、店舗面積は約 1.5 倍に広がり、本館・東館合わせて東北初出 店34ショップ、新業態20ショップ、東北企業30ショップなど合計115(東館82、本館33) のショップが新規及び改装オープン。
・JR東日本グループの「HAPPY CHILD PROJECT」の一環として、園庭を備えた認可 保育園(社会福祉法人 どろんこ会)を新設し、子育て支援を進めます。
・「クリニックモール」 複数の診療科目が集まるクリニックモールを新設し健康をサポート。
・「大人の休日倶楽部趣味の会・仙台」 会員向けカルチャースクール「趣味の会」は、仙台駅南側高架下から移転拡大。 ロビーを備え、教室数を拡大し、東北 エリアの拠点として装いを新たにオープン。
3層吹き抜けの大空間は本当に気持ちがいいです。こちらは東口側(ヨドバシ側)を見た様子です。
エスパル東館側を見た様子です。東急ハンズがキーテナントして入居しています。
東西通路を見下ろした様子です。シンボルツリーの周りにはベンチになっています。
2階通路レベルに降りてきました。設置されたシンボルツリーの様子です。
東西自由通路の要所要所には、ガス灯風のデザインの照明器具が設置されていました。
東西自由通路の愛称「杜の陽だまりガレリア」のネームプレートも取り付けられていました。
また、東西線自由通路上には、全国的に急ピッチで普及が進むデジタルサイネージも設置されています。
設置されたデジタルサイネージの什器は案内サインと一体化した凝ったデザインの什器に収納されています。
こちらは新設された、東口改札口に繋がる通路の様子です。仙台駅在来線橋上駅舎へのアクセスが容易になりました。
天井付近の様子です。前面ガラス張りの透明感のある天井は採光性バツグンです。「杜の陽だまりガレリア」の愛称がピッタリです。
縦アングルで見通した東西自由通路の様子です。
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>青春18きっぷ
そうなんですね。駅構造にも仙台駅にも明るくないので説明ありがたかったです。そういう背景が分かってみるとますますカッコよく見えますね。
一番上の図には”商業施設(工事中)”とあるのでさらなる拡張もあるって事ですね。
> アリー my dear
>もっともっと推進してほしいものです。
ですよね。個人的には三宮駅にも頑張ってもらいたいなぁ。
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鉄道先進地域であるヨーロッパにも引けを取らないくらい洗練されたデザインですね。橋上駅は高架駅にするには予算が足りない場合の廉価版みたいに感じていたのですが、これは高架駅を軽く凌駕しているくらい凄い。大規模な橋上駅舍の商業施設と言えば低層で横に広がった構造が多く見られますが、ここは自由通路両側の商業施設を横に広げずに4階建てにして上へ伸ばしたのがポイントですね。その結果自由通路は天井が高くとれて(しかもガラス天井なので)開放的で、地上のプラットホームの閉塞感も緩和されている感じ。今後の他駅での橋上化に際しては是非取り入れて欲しいデザインですね。
正直言って、仙台市は長町駅周辺では既に連続立体高架化が完成しており、仙台駅も高架化すると思っていました。その際に、駅の直ぐ北側で新幹線と在来線がクロスしているのをどう対処するのか興味津々だったのですが、無理に高架化はしなかった訳ですね。もっとも、周辺の主要道路と線路は立派な跨線道路やアンダーパスでクロスできていて、開かずの踏切とかも無さそうですので、周辺の街路整備にも問題は無さそうです。実際、駅東側では日本で最大規模の区画整備も完成して、新しいビルが林立している様子に仙台の勢いを感じます。3大都市圏以外では一番賑わっている都市だと思います。
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以前にも書き込んだ通り、未踏の地のため私はかつての仙台駅を知りませんが、昔はどんな感じだったのですか?
それはともかく、JR各社も県庁所在地や主要都市の駅改良を積極的に行なっってきた結果、明るく開放感と魅力あふれる駅が増えましたよね(^-^)
もっともっと推進してほしいものです。