
近鉄の観光列車「つどい」は、伊勢志摩エリアで運行されている観光列車です。車両コンセプトは、明るく楽しい雰囲気の列車、伊勢志摩地域の見所をご紹介する列車。愛称は、にぎやかで楽しい多彩な車両空間かな、自然と人が集まり、わいわい賑やかに楽しんでいただくと言うコンセプトにふさわしい名称として「つどい」に決定されました。

開発コンセプトと使用条件から改造方針は以下の様に決まり、これらの仕様を満たす車両として、3両編成でトイレを備えた車両である2000系2107Fが選定されました。
• 標準軌全線を走行可能な車両性能
• 定員は団体バス2台分のお客様を収容可能な88名
• 飲食を楽しめるテーブルを備えた腰掛
• 飲食物をご提供できるバー・カウンター
• 各種催しが出来る広いイベントスペース
• 自然の風を感じるオープンスペース
• 車内での飲食に備えたトイレ付き車両

「つどい」のサイドビューです。改造前の種車は4ドア通勤車両ですが、改造に伴い一部の乗降ドアーが埋められています。

それでは「つどい」の車内を見て行きましょう!まずは1号車の様子です。1号車の手間側は座席、奥半分は海をイメージしたキッズスペース「風のひろば」となっています。

景色を眺められる様に全ての座席が外側に向いています。また流れる景色を眺めならお喋りや飲食が出来る様にテーブルが設けられています。

ロングシート・・とも言えなくはないですが、なんとも斬新な座席配置だと思いました。

車両の妻面の様子です。木目調パネルと電球色の照明が雰囲気を盛り上げてくれます。

乗降ドアーも木目調です。

2号車にはイベントスペース。ハンモック!と海の遊び場(ボールプール)、販売カウンターが設置されています。


伊勢志摩方面で運行されている観光列車「つどい」。観光列車料金は、片道大人300円、子供150円と、とてもリーズナブルな設定となっており、伊勢市駅〜賢島駅の間を1日2往復、片道60分のショート・トリップが楽しめます。

