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資生堂 大阪茨木工場・西日本物流センター 投資額は約635億円!プレステージスキンケア製品のマザー工場 現地の最新状況 22.08



 

資生堂は、プレステージスキンケア製品の生産と、物流を担うサプライチェーン拠点として、大阪府茨木市に資生堂 大阪茨木工場・西日本物流センターを2020年12月に竣工しました。2021年9月より、工場、物流、コンシューマーセンター、一般向け見学コースの4つの機能を備えた新しいコンセプトのサプライチェーン拠点として始動しています。同社が国内で工場を稼働させるのは1983年の久喜工場(埼玉県久喜市)以来、約37年ぶりとの事です。

新工場は化粧水や乳液などプレステージスキンケア製品のマザー工場と位置づけられており、2023年以降生産数量を約1.6億個まで引き上げ、生産能力を大幅に増強し、将来の需要に対応していく予定です。

また、同敷地内には、国内外向けの物流機能と商品の保管・出荷機能を併せ持つ、新物流旗艦拠点「西日本物流センター」も新設され、工場と倉庫の一体化によるサプライチェーンの構築が図られました。資生堂 大阪茨木工場・西日本物流センター の投資額は約635億円に達します。

【出典元】
資生堂、新たなグローバルサプライチェーン拠点を大阪に設立

【過去記事】
資生堂が大阪府茨木市に新たなグローバルサプライチェーン拠点となるスキンケア製品のマザー工場を建設!

 

 

 

化粧品は「メード・イン・ジャパン」が重要



多くの製造業が海外に生産拠点を移す中、資生堂が大阪工場など、国内の設備投資に力を入れる理由はアジア、とりわけ中国における日本製化粧品の需要が高まってい為です。大阪工場は「メード・イン・ジャパン」、日本製である事を武器にアジアで売りまくる為のメイン・エンジンとして、資生堂を支える事になります。

「化粧品の原料価格は生産国を替えても大差はない。日本製であることがブランド価値の向上につながる」。「メード・イン・ジャパン」旋風を受け生産拠点の再編に踏み切るのは、資生堂だけではない。コーセーは2017年3月に60億円を投じ、群馬工場の生産能力を増強。同年10月には中国の生産拠点を中堅化粧品メーカーに売却することを発表した。「ここ数年、中国では現地で造った商品の売上構成比が小さくなり、日本からの輸入品を嗜好するようになってきた。今後は中国でメード・イン・ジャパンを売っていきたい」(小林一俊社長)

 

出典:東洋経済>資生堂が37年ぶりに国内工場を新設する

 

工場、物流、コンシューマーセンター、一般向け見学コースの4つの機能



◆大阪茨木工場の特長

①プレステージスキンケア製品の生産工場
大阪茨木工場は、88の国と地域で展開するブランド「SHISEIDO」の美容液アルティミューンをはじめ、グローバルラグジュアリーブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」を中心とした、プレステージスキンケア製品を生産する工場。「世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニー」を目指し、2023年以降生産数量を約1.6億個まで引き上げ、将来の需要に対応していく。

②環境に配慮したサステナブルな工場
環境に配慮した建屋構造を有しており、工場建造物としては評価の高い、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)のA評価を取得。外壁に軽量で断熱性に優れたサンドイッチパネルを採用し、建物内の断熱性能が上がり、工場、物流センターを運営するエネルギー(CO2)を約30%削減。また、製造時に使用する冷却水については、循環水の再利用により年間65,000tの水使用量の削減効果を生み出している。

③「PEOPLE FIRST」な職場環境
従業員の6割以上を占める女性目線でのワークプレイス改革をはじめ、場所とスタイルを自由に選択できるABW(Activity Based Working)の考え方に基づいたフリーアドレスのオフィス環境を取り入れ、全スタッフ部門を集約した広い空間を設計することで、部門間の交流による業務効率の最大化や、新価値の創出を満たすオフィスを実現。全社員が利用する食堂は、全面の窓から自然光が入る、開放的な円形の吹き抜けとなっており、本拠点のシンボル。

④地域のみなさまと共に
地域に開かれた工場として、単なる工場としての機能だけではなく、工場から世界の人々にブランド価値と品質へのこだわりを発信し、資生堂ファンを増やす拠点としても位置付け、一般のお客さま向けに見学施設を導入した迎接棟「SHISEIDO BEAUTY SITE」をオープンし、2022年以降工場見学をスタートする。

 

◆西日本物流センターの特長

西日本物流センターは、大阪茨木工場の他に当社の国内工場で生産された商品を入庫、保管し、全国7か所ある出荷センターへ在庫を供給する物流の機能(物流センター)と、関西エリアを中心とした近隣のリテーラーに商品をお届けする出荷機能(商品センター)を担う、資生堂が自社で運営する統合型の物流センター。

①工場と倉庫の一体化によるサプライチェーンの構築
国内最大規模の商品保管自動倉庫を介し、隣接する大阪茨木工場で生産された商品の入庫を自動化することで、作業の効率化を図りました。また工場、物流センター、商品センターの機能を集約することにより、効率的なサプライチェーンを構築し、市場への商品供給リードタイムの短縮と輸送コストの削減が可能。

②世界初の出荷システム導入による徹底的な省人化を実現
資生堂独自の機能を追加した次世代型マルチシャトルに製函と封函の自動化も加えることで、商品のピッキングから梱包と荷札のラベリングまで同時に行う歩行レスの出荷システムGP3(Goods to Person for Pick and Pack)を採用。

このシステムは、物流センターの4階と3階の2階層に渡り稼働し、高い出荷能力を有する、効率化を最大限に追求した世界初の出荷システム。荷積み(パレタイジング)や荷下ろし(デパレタイズ)の自動化など、徹底的な省人化を実現し、効率的に製品を市場に届ける設備を備えている。

 

施設概要



住所:大阪府茨木市彩都もえぎ1-4-1
土地面積:72,435㎡
建築概要:地上7階(鉄骨造)
投資規模:約635億円
工場機能(名称):大阪茨木工場
生産品目:国内外向けプレステージスキンケア製品
生産能力:年間約1億6,000万個 (2023年以降)
稼働開始:2020年12月21日
物流機能(名称):西日本物流センター(WDC)
配送範囲:西日本エリアを中心
保管能力:33,000パレット
稼働開始:2021年3月1日

 

2022年8月の様子


メインエントランス付近の様子です。

 

 


物流センター側の様子です。

8 COMMENTS

ぽてちん

アリーさん ありがとうございます!
いまの場所が資生堂の拠点として何らかの形で活用されるんですね。彩都の新施設も当初よりも機能強化されましたが、実質さらに規模の拡大と強化ですね。
私は資生堂が昔から大阪に拠点を置き続けてくれていることに感謝しているので、とてもうれしいニュースです!

アリー my dear

https://www.constnews.com/?p=56195

【民間】彩都東部地区山麓線エリアの敷地25㌶の造成が進む/うち7・2㌶で資生堂新拠点計画/造成工事の竣工は20年12月末

アリー my dear

ぽてちんさん、日経の昨年秋の記事にそのことが触れられてますよ(^_^) 以下がそうです。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22462460Z11C17A0TI1000/

“大阪新工場の閉鎖に伴い閉鎖する方針だった、既存の大阪工場についても「卓越した技術を備えた人材がおり何らかの形で存続を検討している」(魚谷社長)という。”

ぽてちん

現在の工場跡地はどう活用するのでしょうか?
社長の話からすると手放すつもりは無いようですが…

アリー my dear

東淀川区にある既存の大阪工場は、周辺道路も狭いうえに工場施設自体も老朽化しているみたいですしね。

ぽり

資生堂の業績はいつも大阪工場次第。 創業時は大阪工場の容器と横浜工場のキャップのサイズが合わず、全量廃棄。 大阪資生堂時代も好景気はフル稼働、不景気時に大阪工場が作り過ぎて在庫の山で赤字の繰り返し。資生堂内でのスケープゴート扱いでした。
一時期は中韓ではお婆ちゃんが使っていた古臭い落ちぶれた会社の扱いでした。 現在はアジア人が信頼する安全面とインバウンドに支えられていますが、需給調整を見極めながらの生産お願いします。

ぷんぷい

化粧品や医薬品はmade in japanが売りになるんですね。

衣料はどうなんやろ?大阪の衣料は復活しないんかな?

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