関西医科大学附属病院(旧関西医科大学附属枚方病院)は2006年1月に開院した北河内医療圏の中核病院として高度先進医療の提供を行う大学病院です。 環境と調和し、シンボル性と親しみやすさを兼ね備えた、21世紀の大学病院にふさわしい新しい形態・表現を、機能と アメニティを満足しながら実現することをめざしました。
【出展元】
→病院概要・沿革|関西医科大学附属病院
→関西医科大学附属枚方病院 – 大阪府
計画名称 | 関西医科大学附属病院(枚方病院) |
所在地 | 大阪府枚方市新町二丁目3番1号 |
交通 | |
階数 | 地上13階、塔屋2階、地下1階 |
高さ | 67.024m |
構造 | 鉄筋コンクリート造(免震構造) |
杭・基礎 | |
主用途 | 病院 |
病床数 | 751床 |
敷地面積 | 31,611.88㎡ |
建築面積 | 9,849.56㎡ |
延床面積 | 71,851.19㎡ |
容積対象面積 | |
建築主 | 学校法人 関西医科大学 |
設計者 | 竹中工務店 ※監修:日本設計 |
施工者 | 竹中工務店 |
着工 | 2003年03月 |
竣工 | 2005年08月 |
開院 | 2006年01月 |
備考 | http://www.kmu.ac.jp/hirakata/index.html |
近年、診療体制では複数の診療科が連携して診療を行う「センター化」の推進を積極的に推し進めており、がんセンター、小児医療センター、腎センターを新たに開設し、心臓血管病センターはより横断的な診療体制であることを明確化するために、ハートセンターと名称変更しました。また設備面では、がん治療・緩和センターの開設や手術室の増設、外来診療エリアの再編など、診療機能の強化と環境整備を同時に進めています。
関西医科大学枚方新学舎
関西医科大学(Kansai Medical University)は、大阪府枚方市新町に所在する医科大学です。
関西医科大学は、1928年(昭和3年)に大阪府枚方市牧野地区に開設した「大阪女子高等医学専門学校(大阪女子医専)」が始まりで、当時西日本で唯一の女子医育機関でした。その後、1960年大阪府守口市に滝井病院(現:総合医療センター)が竣工し、専門課程と大学本部が守口市に移転。教養部の2年間は牧野キャンパスで学び、修了後は守口市の滝井キャンパスで学ぶ形を採用しました。
2013年に、関西医科大学附属病院(枚方病院)隣接地に新学舎を開設。これにより2つに分断されていたキャンパスは枚方に集約されることになりました。また、かつて教養部が置かれていた牧野キャンパスは現在、附属看護専門学校の校舎として使用されています。
計画名称 | 関西医科大学枚方新学舎 |
所在地 | 大阪府枚方市新町二丁目5番1号 |
交通 | |
階数 | 地上13階、塔屋2階、地下1階 |
高さ | 約65m(中央棟) |
構造 | 鉄筋コンクリート造、一部(PC造、鉄骨造)基礎免震構造 |
杭・基礎 | |
主用途 | 大学 |
病床数 | 750床 |
敷地面積 | 58,452.31㎡(病院敷地面積含む)、25,084.74㎡(新学舎) |
建築面積 | 約5,686㎡ |
延床面積 | 42,104.72㎡ |
容積対象面積 | |
建築主 | 学校法人 関西医科大学 |
設計者 | 清水建設 |
施工者 | 清水建設 |
着工 | 2011年06月 |
竣工 | 2013年01月 |
開院 | 2013年04月 |
備考 |
学舎は、大学の発展に伴って必要となる増築スペースを設計段階で織り込んでいます。建屋は3棟から構成され、3階の南棟(一部4階)、8階の北棟、13階中央棟が「コの字」状に配置され、その中央に大きな中庭空間を有します。
新学舎は、枚方市街地と淀川水辺公園を結ぶプロムナード(散策路)を整備し、アプローチ空間、中庭、 学園の森と緑に囲まれたキャンパスを実現しました。また、淀川方向に広がる中庭を中心に、中央棟(13階)、北棟(8階)、南棟(3階)の3棟を「コの字状 に配置した構成となっています。さらに大学の発展に伴って必要となる増築スペースを設計段階で織り込んでおり、リザーブスペースが用意されています。最後は関西医科大学附属病院(枚方病院)・関西医科大学枚方新学舎と建設中の関西医科大学タワー棟の様子です。