フランスを中心にホテルなどを運営する、バリエールグループは2019年5月14日に、和歌山県が誘致をめざしている統合型リゾート(IR)に参入するため、和歌山市に事務所を開設したと発表しました。記者会見には同社の公式ブランド大使となった俳優のジャン・レノさんも出席し、「日本の皆さんが誇りが持てるリゾートができればと思っている」と話したとの事です。
「バリエール」は、世界の30か所以上でカジノを運営し、グループ全体の年間の売上高は12億ユーロ(1500億円)。同社は、和歌山市のマリーナシティに2500室のホテルやカジノ、国際会議場などを建設したいとしていて、地元の企業と連携して進出する計画を説明しました
仏IR会社が和歌山進出計画説明|NHK 関西のニュース https://t.co/r6o5ozGYfo
— ロング@再都市化 (@saitoshika_west) May 14, 2019
和歌山県が想定するIRは、和歌山マリーナシティに延床面積 457,183㎡の施設を整備し、客室数2,500室を有するハイグレードなラグジュアリーホテルや国際会議場、展示施設、水族館、植物園、博物館、劇場、テーマパーク、ショッピングモール、プール等などを配した一大リゾートコンプレックスを形成する計画です。投資額:2,799億円(投資回収年数 8.7年)で、経済波及効果 は3,000億円/年、和歌山県への納付金 (見込額) :210億円/年、入場料収入 (見込額)は73億円/年です。また、これらの試算は大阪IRと和歌山IRの両方が立地し、かつ法令の下限を想定したモノです。
和歌山県IR基本構想
候補地:和歌山マリーナシティ敷地面積:205,000㎡
想定されるIRの規模:延床面積 457,183㎡
投資額:2,799億円(投資回収年数 8.7年)
IR来場者数:約400万人/年
経済波及効果 (運営等):約3,000億円/年
雇用創出効果 (運営等):約2万人
カジノ施設の売上高: 1,401億円
和歌山県への納付金 (見込額) :210億円
カジノ施設入場者数:3,575千人 (日本人2,448千人)
和歌山県への入場料収入 (見込額):73億円 (宿泊客:34億円) (日帰り客:39億円)
・ラグジュアリーホテル ホテル客室数2,500室を有するハイグレードなラグジュアリーホテルを想定。カジノはラグジュアリーホテル内への設置を想定。
・国際会議場・展示施設 多機能アリーナやハイグレード会議室が含まれる50,000㎡の施設を想定
・その他施設・・・魅力発信施設、ツアーデスク、駐車場を想定
・水族館、植物園、博物館、劇場、テーマパーク、ショッピングモール、プール等の提案あり
※上記は、①和歌山と大阪の両方にIRがあること、②施設規模がミニマムであること、を前提として計算
※これらは下限の想定であり、今後政省令で定められる基準を満たす施設規模を検討
→和歌山県IR基本構想(改訂版)
マリーナシティーは目の前に高い煙突が林立する巨大な火力発電所群があって、臨海リゾート気分が半減していました。それが、発電終了となり、すべて解体されることになりました。景観が一変するだけでなく、跡地にとてつもなく広い空間が生まれます。マリーナシティと一体になれば、大型テーマパークでも、ISでも、何でもできそうです。関空にも近いことから、夢洲に負けない一大観光地帯誕生の可能性を秘めた場所だと思います。夢洲のライバルというよりも関西全体を盛り上げるエンジンの一つになるでしょう。
和歌山は行政の案では日本人禁止になっているがそれはどうなるのか、空に国の提案まで引き上げられるのか。人口島だから反対運動はしにくいのが利点。
横浜は港湾委員会のドンが反対しており、難しい。
地方の苫小牧、長崎、宮崎は国の提案をクリアするのは難しいようで、候補地は絞られてくる。
大阪が有力なのは間違いない、東京が立候補はしていないが、これまた隠れた最有力候補地。
ただ反対運動で難航しそう。
横浜が要件満たせば横浜、立候補できなければ和歌山もありかな、そうなれば関空はパンクだから万博後のかなりあとだろな。