
学校法人追手門学院は、追手門学院創立130周年記念事業の一環として、茨木市東部において進んでいる「茨木スマートコミュニティプロジェクト」に参画し、一大文教地域の創造を目指して追手門学院の新キャンパスを整備すると発表しました。
新キャンパス計画は、大阪府茨木市にあった東芝大阪工場跡地の内、約64,400㎡で、近くにある追手門学院大学の地域創造学部と国際教養学部の移転と全学部1年次生を対象とした初年次教育の拠点化、追手門学院中・高等学校の全面移転が行われます。新キャンパスには大学生約3,600人、中・高生約1,200人、教職員も含めると約5,000人が集う見込みで、2019年4月の開設を予定しています。

追手門学院の新キャンパスは、現在のキャンパスから南東約2キロに位置しており、2018年春に開業予定のJR京都線の新駅「JR総持寺駅」から徒歩10分圏と立地も良いです。新駅〜新キャンパス〜既存キャンパスが1直線に並ぶのも配置的に良いですね。

追手門学院大学の新キャンパスの完成予想パースです。新キャンパスは、新たな学びを象徴し実現する教育環境として、大学は三角形、中・高は曲線を基調とした他に例を見ないデザインとなっています。

新キャンパスの内部も前衛的なイメージで描かれています。
これから本格化する少子化により、大学間の競争は相当厳しくなる事が予想されており、有名大学で企業体力のある学校は積極的に交通利便性の高い立地に新キャンパスを建設しています。代表的な例を上げると、関西大学高槻MUSEキャンパス、立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)、神戸学院大学ポートアイランドキャンパス、大阪工業大学 梅田キャンパスOIT梅田タワーなどは、その典型例です。大手門学院大学はJR新駅の開業により、値千金の新キャンパスを手に入れる事になり、これからの大学間競争において、強力な武器を得る事が出来そうです。

