【再都市化ナレッジデータベース】

奈良県明日香村「明日香村新庁舎建設事業」は大日本土木・綜企画設計JVを特定!【2022年度竣工予定】

 


奈良県明日香村は、役場庁舎の建て替え計画を進めています。明日香村の現庁舎は、建築後、約50年が経過したており、老朽化や耐震性を著しく欠くことで震災発生時に防災拠点としての役割を果たせないことや、古代ロマンあふれる有名史跡が点在する同エリアにふさわしくない意匠形態といった課題を抱えていました。こうした課題を抜本的に解決するために、役場庁舎の建て替えを行う事になりました。

【出展元】
明日香村新庁舎建設基本設計等業務委託 基本設計図書(概要版)

 

 

 





 

明日香村は建替えにあたり、実施設計と建設工事を一括して発注する公募型プロポーザルを実施し、2020年8月5日に大日本土木・綜企画設計JVを優先交渉権者に特定しました。行政棟や議会・交流棟などを村立明日香小学校の北側の敷地に建設する計画です。

新庁舎は延べ約2760㎡の行政棟と、延べ約740㎡の議会・交流棟で構成されています。2020年度に実施設計を進め、2021年度から本体建築工事に着手し、2022年度中に完成させる予定です。概算事業費は25億800万円を見込んでいます。

 

 

 


新庁舎は「明日香まるごと博物館構想」を推進するため、人と場所・人と人をつなぐという意味で「コンシ ェルジュ役場」を目指しています。古都の風格をもつ明日香の景観にふさわしい庁舎をめざし景観、周辺環境への影響及び環境負荷の低減などに配慮、明日香にふさ わしい外部・内部空間が計画されました。行政棟はわかりやすく、防災・安全性及びユニバーサルデザインに配慮した平面計画 にするとともに、来庁者に開かれた共用スペースを計画。 議会・交流棟は多目的に活用できる交流ホール及び利用しやすい議会スペースを計画 するとともに、ユニバーサルデザインに配慮しています。

 

 


交流ホールイメージ

庁舎機能のために必要な空間を確保しつつ、周辺の家並みや山並みとの調和に配慮し、建物高さは約13.7mとなりました。計画地周辺の景観や計画地内の植栽と調和する⽩系の外壁⾊と、煙り出し屋根から着想を得た⾼窓を設け、通⾵、採光などに活⽤、交流ホールに⾯する部分や議場部分はガラス張りとし、外部から議場内が⾒える計画となっています。

 

 


行政棟1階エントランスイメージ

 

現庁舎の建物は、古都法・風致地区等の景観規制に適合しない意匠・形態で既存不適格の状態にあります。景観規制を行う村としては、速やかに改善することが望ましいですが、耐震改修では改善が不可能で、耐震性が低く安全性を保つことが難しいことから、新庁舎完成後に解体するこになりました。また、現在、奈良県と連携し、飛鳥宮跡及び飛鳥京跡苑地の活用方針が協議されています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です