枚方市総合文化芸術センターは、1971年に完成し、2018年6月の大阪北部地震で使用不能になり、その後閉館した枚方市市民会館に代わる新たな総合文化施設です。現在建設中の本館と現メセナひらかた会館を別館とした2館からなる施設として誕生します。
計画地は枚方市新町2の京阪枚方市駅北口側のラポールひらかたに隣接した敷地約1万3300㎡で、S・RC・SRC造、地上 5 階、地下1階建て、延床面積約 14,400 ㎡の施設が建設されます。館内には、大ホール、小ホール、イベントホール、美術ギャラリーが配置されます。2018年10月に着工し、2021年9月のオープンを目指して工事が進んでいます。総事業費は約145億円です。
【出展元】
→枚方市総合文化芸術センター
→(仮称)枚方市総合文化芸術センターの施設イメージについて市民説明会を開催しました
計画概要
施設名称:枚方市総合文化芸術センター
建 設 地:大阪府枚方市新町 2 丁目 280-4 他
階数:地上 5 階、地下1階
構造:S造、RC造、SRC造
高さ:約 29m
施設用途:劇場
大ホール 1,468 席
小ホール 325 席
イベントホール 200 席
駐車台数:103 台
駐輪台数:120 台、原動機付 15 台
敷地面積:約 14,400 ㎡
建築面積:約 7,000 ㎡
延床面積:約 14,400 ㎡
建築主:枚方市
設計者:日建設計
施工者:前田建設
着工:2018年10月
竣工:2021年03月末(予定)
オープン:2021年9月(予定)
総事業費:約145億円
大ホール
大ホール(1,468 席)は舞台面積約320㎡で、現在の市民会館大ホールの約1.5倍の規模です。音楽や演劇などの文化公演をはじめ、集会など多目的に使用可能な高機能ホール。客席は3階席最後列から舞台までの距離が約28mと近く、 内装壁面にレンガを採用しており、豊かな響きと遮音性にも優れています。
【客席】
1,468 席(1階席:836 席、2階席:392 席、3階席:240 席)
身障者用 8 席含む。その他、親子室 1 室あり。
※身障者用は中央の固定席を取り外すことで最大 12 席の追加が可能。
【舞台装置】
プロセミニアム開口可変装置、全電動式吊物バトン(道具用、照明用、幕用)、
走行式音 響反射板(大小編成の奥行可変)、オーケストラピット、舞台せり
【舞台寸法】
・主舞台 :間口 20.0m× 奥行 15.6m× 高さ 11.5m
・上手舞台:間口 10.9m×奥行 16.5m
・下手舞台:間口 11.3m× 奥行 16.5m
小ホール
小ホール(325 席)は舞台面積約145㎡。演劇や音楽公演、発表会など、様々なジャンルの公演に対応する高機能ホールです。舞台と客席の一体感・臨場感を高める傾斜のあるワンフロア形式を採用。内装壁面にレンガを使用する事で、豊かな響きと遮音性にも優れています。
【客席】
325 席。身障者用 2 席、臨時席 14 席含む。その他、親子室 2 室あり。
【舞台設備】
プロセニアム形式、全電動式吊物バトン(道具用、照明用、幕用)、
吊り下げ式音響反射 板、引割緞帳(上下にも開閉可)
【舞台】
・主舞台:間口 13.9m× 奥行 9.9m× 高さ 8.0m
・上手舞台:間口 7.4m× 奥行 9.5m
・下手舞台:間口 7.1m× 奥行 9.5m
イベントホール
イベントホール(最大約200席)は全面フラットで客席は移動式。規模演劇やミニコンサート、講演会などに利用可能な平床の多目的ホールです。専用 の搬入スペース、控室、パントリーを備え、飲食を伴うレセプション、パーティー に対応。後方の可動壁を全開すると、エントランスロビーとの一体的な利用も可能です。
【客数】
ホール形式:200 席程度、スクール形式:120 席程度 パーティ形式:120 席程度
【舞台設備】
移動式舞台
美術ギャラリー
美術ギャラリー(展示室約300㎡)は前面ガラス貼りで視認性に優れた展示空間。 展示室は可動壁により 3分割で利用可能で。 展示室中央部は大型絵画も展示できる 3.5 m の天井高を確保。 ギャラリー前には、市所蔵品の公開スペースがあります。
【展示室】
可動壁により 3 分割で利用可能です。展示室 1 に展示ケースを設置
【天井高】
約 3m。ただし展示室 2 は約 3.5 メートル
【使用例】
美術工芸や手芸など日ごろの芸術活動の発表 ・展示
2021年10月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2021年7月だったので、約3ヶ月振りの取材です。
枚方市総合文化芸術センター本館は2021年8月30日に開館しました!
今回はオープン後の現地の様子を沢山の写真を交えてをご紹介したいと思います。
建物正面に施され得た屋上緑化と植栽の様子です。緑が多く「森」の様な雰囲気があります。
ペデストリアンデッキから見た庭園の様子です。
デッキから見た本館の様子です。
撮影ポイントを少し変えて、病院側から見た様子です。
北東側から見た様子です。
エントランス〜館内の様子
今度はペデストリアンデッキから館内に入ります。一連の再開発によって近代的な街並みが形成されています。
デッキを進んで行くと本館2階に到着します。
2階入口手前の様子です。
枚方市総合文化芸術センター本館の銘板です。
内部の様子です。2階吹き抜けの大空間が入館者を迎えます。
2階に設けられた明かり窓の様子です。
2階から1階を見た様子です。ふんだんに使われた木材が贅沢な雰囲気を醸し出しています。
ホール前の様子です。
明かり窓を見上げた様子です。
2階から1階を見下ろした様子です。
2階の庭園側にある休憩スペースの様子です。
館内にあるレンガの様子です。レンガ風のパネルではなく、フェスティバルタワーと同じ様な「手積み」仕上げだと思います。
エスカレーター、階段付近の様子です。
1階の様子です。メチャクチャ質感が高いですが、天井高さや広さを見ると、こじんまりとしています。
正面玄関から続く大階段付近の様子です。
最後は1階正面玄関から見た様子です。
2021年7月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2021年5月だったので、約2ヶ月振りの取材です。
アップで見た様子です。建物は既に完成しており、ロゴマークも取り付けられました。
ホールに繋がるペデストリアンデッキの様子です。重くも無く軽くも無い。周りに溶け込むデッキのデザインは100点満点の出来だと思います。
ホールの前庭の様子です。芝生育成中で立ち入り禁止でしたが、出来映えが良くて感動しました。
少し角度を変えて見た様子です。理想郷の様な(大袈裟)眺めです。完成予想パースがそのまま実現した様なクオリティは本当に驚きです。
おそらく、造園の設計技術が飛び抜けて良いのだと思います。このクオリティの公開敷地は中々見られません。
先ほどのペデストリアンの下から前庭を見た様子です。なんなんでしょうか、このクオリティ!撮影しながら「パーフェクトや!」とブツブツ呟いている自分がいました。
撮影ポイントを少し変えて、病院側から見た様子です。
建物の外側に植栽を施した完成予想パースを頻繁に見かけますが、実際に完成すると、パースとかけ離れた姿を目にする事が多いです。しかし、枚方市総合文化芸術センター本館 は、「パースのイメージそのまんま」の出来映えで驚きました。
植栽をアップで見た様子です。この状態が維持される事を期待したいです。本当に素晴らしい。
北東側から見た様子です。
2021年5月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2021年1月だったので、約4ヶ月振りの取材です。
南西側から見た様子です。久々に取材してみると建物本体は完成状態になっており、外構工事が行われていました。
近くで見るとこんな感じです。
完成予定パースでは魅力的に描かれいても、現物はガッカリの出来映えが多い立体的な植栽ですが、ここはパースのイメージそのままの出来映えで驚きました。これは凄いですね!
北西側から見た様子です。
撮影ポイントを変えて、真正面から見た様子です。
ペデストリアンデッキとホールは、から緩やかな傾斜で接続されています。
さらに撮影ポイントを変えて、ホール前の庭園の様子です。
こちらも天然芝が植えられており素晴らしい出来映えで驚きました!
2021年1月の様子
2020年12月だったので、約1ヶ月振りの取材です。
現地に掲示されていた作業工程表です。今週は1階〜RF内装工事、外装、外構工事が行われていました。
真正面から見た様子です。
枚方市総合文化芸術センター本館側から、既設のペデストリアンデッキに向かってデッキが設置されます。
文化芸術センター側に伸びるペデストリアンデッキの様子です。
南西側から見た様子です。
北東側から見た様子です。
関西医科大学(写真左)と枚方市総合文化芸術センター本館(写真右)の位置関係はこんな感じです。
最後は駅側から見た枚方市総合文化芸術センター周辺の様子です。
2020年12月の様子
現地の様子です。初めて訪れましたが意外に駅から近くて驚きました。
関西医科大学のペデストリアンデッキから見た様子です。建設工事はかなり進んでいます。
南西側から見た様子です。
西側から見た様子です。
最後は北西側から見た様子です。
待望の総合芸術文化センターがオープン!これによって枚方市駅周辺がいっそう華やいでほしいです。
いよいよ今年9月のオープン。被災で閉館した旧市民会館に代わる待望の新たな劇場ですね、敷地の緑化もいい感じです(^_^)
枚方市駅周辺、どんどん進化してゆくさまが手に取るようにわかりますね。