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なら食と農の魅力創造国際大学校(NAFIC)附属セミナーハウス新築工事の状況 22.08【2022年竣工予定】



なら食と農の魅力創造国際大学校(NAFIC)は、世界で活躍する料理人や県内農業をリードする生産者などの育成を目指して、奈良県農業大学校を改編して誕生した専修学校です。「食」と「農」のプロフェッショナルの育成を掲げる大学校は、農業大学校の機能を継承し、高い技術や経営力を持つ農業人材を育成する「アグリマネジメント学科」とオーナーシェフなどの食の担い手を育てる「フードクリエイティブ学科」の2つの学科から構成されています。

【出展元】
なら食と農の魅力創造国際大学校(NAFIC)
なら食と農の魅力創造国際大学校(NAFIC)を核とした賑わいづくり事業
→奈良県>主要プロジェクトの進捗状況
→奈良県>(125) NAFIC教育の充実と周辺の整備

 

 



NAFICは、シェフを育成する調理師専門学校や、公立高校の調理師免許コースとは異なり、調理技術だけではなく「農」に関する深い知識を持ち、経営やマーケティングのスキル、おもてなし力も備えるプロフェッショナルの輩出を目的としています。そのため、教育は極めて実践的で、学校内にオーベルジュ(宿泊施設を備えたレストラン)を設置し、一般のお客を迎えながら料理やサービスに関する実習を行っています。

 

 


NAFICは各学科で毎年20人の学生を募集していますが、フード学科は定員割れが続き、2019年度の新入生は15人にとどまりました。県は2020年度募集からAO入試を開始するなどのテコ入れ策を展開しました。NAFICはオーベルジュが持つ教育機能や食のもてなしの機能をさらに高める目的で、現施設の南側の高台11,700㎡にNAFIC附属セミナーハウスの建設工事を進めています。

 

 

 

シェアルーム棟

NAFIC附属セミナーハウスは、学生寮(シェアハウス)と、臨時講師、国際会議等のゲストにも対応できるゲストハウスを整備し県事業として展開します。学生寮はNAFIC学生が宿泊できるシェアハウスとし、ここでは学生が自炊をすることで、普段学校で学んだことを実践することができます。また、シェアハウスとすることで管理人をおく必要がなく、通いの清掃員などをおくことで対応可能となります。

ゲストハウスは短期集中コースを受講する受講生や特別講義をしてくれるゲスト講師 などの宿泊場所となります。また、この施設で大規模な会議を実施するときにも宿泊施設としての役割を果たします。オーベルジュがツインルームを中心としていることから、ゲ ストハウスについてはシングルを中心とします。 また、ゲストハウスにはパントリールームを用意して、ゲスト宿泊へのケータリングを可能とします。

 

 

 

 


セミナー棟

【セミナーハウスの用途】
1:セミナールーム:「食」や「農」のセミナー、コンテスト、研修等の催しを実施
2:ゲストルーム:セミナー等の催しの参加者が宿泊
3:シェアルーム:NAFIC学生の夜間実習や短期研修生の受入なら食と農の魅力創造国際大学校(NAFIC)とオーベルジュの機能や立地を活かし、新たに セミナーハウス等を設置し、「食」と「農」の魅力発信により、地域の交流人口の増加を図り、中山間地域の活性化につなげる
4:なら食と農の魅力創造国際大学校(NAFIC)とオーベルジュの機能や立地を活かし、NAFICを核とした賑わ いづくりを推進
5:新たにセミナーハウス等を設置し、「食」と「農」の魅力発信により、地域の農産物の活用促進、国内外か らの交流人口の増加を図り、中山間地域を活性化

 

 

出展:Googleマップ 筆者加筆

さらに今後の展開として、眺望の良いセミナーハウスの上段部への 集客施設整備に向けた民間事業者の誘致を目指しています。2019~2020年度に民間事業者の検討・誘致活動、2021年度以降に民間事業者へのヒアリング、 公募条件の整理、民間事業者公募等を行う予定です。

 

2022年8月の様子


現地の様子です。前回の撮影が2021年8月だったので、約1年1ヶ月振りの取材です。

 

 


9月のオープンに向けて最後の仕上げが行われていました。

 

 


クルマ寄せの様子です。

 

 




シェアルーム棟の様子です。木をふんだんに使った外観が目を引きます。

 


シェアルーム棟は1階が学生寮、2階が宿泊施設だとなります。

 

 



高台から見下ろした様子です。前回の撮影が2019年○月だったので、約○ヶ月振りの取材です。写真右がシェアルーム棟、左がホテル棟です。

 

 


交流広場の様子です。高台から橿原市街地が一望できます。

 

 


交流広場はウッドデッキやシェードが設置された寛ぎスペースとなっています。

 

 

 


敷地西側にも駐車場があります。

 

 


最後は南西側から見た様子です。

 

2021年8月の様子

現地の様子です。道路を挟んだ高台で建設が進んでいます。

 

 

南東側から見た様子です。

 

 

南西側から見た様子です。

 

なら食と農の魅力創造国際大学校(NAFIC)安部校舎

実践オーベルジュ棟。ひらまつプロデュースの「オーベルジュ・ド・ぷれざんす 桜井」が入居。ロビー、ダイニングルーム、ラウンジ、厨房、9室の宿泊室等を配備。

 

 

図書ラウンジ、加工実習室

 

 

ダイニングルームです。

 

 

整備が進むNAFIC附属セミナーハウス。「奈良に旨い物なし」と言われた、かつての汚名を晴らすために是非とも頑張って欲しいと思いました。

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