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大阪・関西万博『シンガポールパビリオン』徹底ガイド!ドリーム・スフィアの没入型アート展示・自然共生・本場グルメ・限定グッズも


2025年4月13日に開幕する大阪・関西万博において、シンガポールが出展する「シンガポールパビリオン」は、独創的な建築デザインと、五感で味わう没入体験により、多くの注目を集めています。本記事では、「ゆめ・つなぐ・みらい(英語:Where Dreams take Shape)」をテーマに掲げるこのパビリオンの見どころを、章ごとに詳しくご紹介いたします。

シンボルは赤い球体「ドリーム・スフィア」


まず訪れる人々の目を引くのが、約1万7,000枚の赤いディスクで覆われた、高さ約17mの赤い球体「ドリーム・スフィア」です。敷地面積は1,003㎡、総床面積は1,766㎡、3階建て構造となっており、その印象的な外観は、シンガポールの愛称「リトル・レッド・ドット(Little Red Dot)」に由来しています。

この球体は、建築的な美しさだけでなく、環境配慮も兼ね備えたサステナブル設計が特徴です。太陽光発電パネルにより約15,000kWhの電力を生み出し、リサイクルアルミニウム素材の使用で約70トンのCO₂を削減。植栽エリアには点滴灌漑を採用するなど、水資源の有効活用も図られています。

第1章:夢の起点——過去と現在をつなぐアート空間


パビリオンの展示は3つの章で構成され、来場者は順を追って「夢の物語」をたどる構成となっています。

第1章では、ジェロルド・チョン氏によるアニメーションと、メリッサ・タン氏とアシュリー・ヨー氏による切り紙を用いた繊細なアートインスタレーションが展開されます。かつてのシンガポール人が夢見た理想の都市、そして実現への道のりを可視化し、来場者に「夢を持つこと」の大切さを静かに語りかけます。






第2章:共に築く未来都市——自然と共生する社会へ


続く第2章では、「すべてを受け入れる未来の家づくり」がテーマとなっています。代表的な展示としては、インタラクティブな「トーキング・ツリー」があり、ピンク・メンパットやテンブス・ツリーなどの樹木が“語りかける”仕掛けが施されています。これらは、シンガポールの都市がいかに自然との共生を重視しているかを象徴する存在です。

展示の終盤では、ズル・マハムード氏によるサウンドアートが登場。雲を模した電動オルゴールが天井から吊るされ、光と音の幻想的な演出によって、空中に漂うような没入体験を提供します。五感を刺激する演出が、シンガポールのビジョンをより立体的に感じさせてくれます。






第3章:夢を共有する場所——ドリーム・リポジトリ

 


クライマックスとなる第3章は、来場者自らが展示の一部となる「ドリーム・リポジトリ(夢の集まる場所)」です。ここでは、来場者が「ドリーム・ディスク」に自身の夢を書き込み、壁に展示できるインタラクティブな体験が用意されています。

加えて、シンガポール建国60周年を記念して制作された「DREAMS FOR 60」も展示され、国内外の若者や団体が描いた60の夢が彩りを添えます。個人の夢が、よりよい未来への共通ビジョンとして結実していくプロセスが、視覚的に表現された空間となっています。






食・買・遊の体験型エリアも充実


©️The Singapore Pavilion, Expo 2025 Osaka

展示エリアを楽しんだ後は、食事やショッピング、アクティビティでシンガポール文化をさらに体感することができます。ここでは、来場者が実際に利用できるシンガポールパビリオンの出店テナント一覧をご紹介します。


シンガポールパビリオン 出店テナント一覧

店舗名 業態 概要
Shiok! Café(シオック!カフェ) 飲食 チキンライス、サテー、ラクサなど本場のシンガポール料理を提供。「DREAMS FOR 60」の展示も併設。
Cloud Bar(クラウド・バー) ドリンクバー シンガポールのナイトライフに着想を得た、斬新なカクテルやドリンクを提供する大人向けのバー。
Dream Boutique(ドリーム・ブティック) 物販 マスコット「マーリー」の限定グッズや、シンガポールブランド商品を販売。お土産探しにぴったりなスポット。
マーリー Meet&Greet エリア イベント パビリオン公式マスコット「マーリー」との記念撮影イベントを毎日開催。家族連れに人気。
スタンプラリー&記念撮影スポット 体験/記念 特別デザインのドリーム・スフィアスタンプが集められるラリースポット。館内各所にフォトジェニックな背景あり。




「夢を見ること」から始まる未来づくり


大阪・関西万博のシンガポールパビリオンは、展示の美しさだけではなく、来場者一人ひとりの夢や想いを受け止め、未来へとつなげる“共創の場”として設計されています。アート、テクノロジー、サステナビリティが融合する「ドリーム・スフィア」での体験は、訪れる人々にとって特別な気づきと、次なる行動の原動力を与えてくれることでしょう。


出展元・参考資料

1 COMMENT

よっさんdsnmb

一人あたりの国民生産額、軍隊の装備、デジタルを活用した便利な社会…、もはや多くの部分で日本を凌駕しているシンガポール。
シンガポールは今や東南アジアの優等生に留まらず「アジアの優等生」です。

彼の国を見ていると、未だ万博の揚げ足取りに血眼となり、ネガティブな事が賢い、というよな風潮の我が国が世界から置いてけぼりになりつつあるのは自業自得では、とすら思えます。

万博の揚げ足取りに血眼になっているそこの君、家に閉じ籠もっていないで、たまには表に出て、万博に来て、少しは世界を感じたら如何かな。

万博とは教育教養を高める場所でもありますから。

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