新ダイビルは、1958年に完成した旧新ダイビルを現地で建替える立て替え計画で、地上31階、塔屋3階 、地下2階、高さ148.50mの超高層ビルが建設されました。今回の建替え計画に伴い、新ダイビルに入居していたテナント多くが土佐堀ダイビルに移転しました。
【過去記事】
→新ダイビル 15.02
→新ダイビル 14.12
→新・新ダイビル(仮称) 13.10
→新・新ダイビル(仮称) 13.04
→新・新ダイビル(仮称) 12.12
→新・新ダイビル(仮称) 12.08
→新・新ダイビル 11.11
→新・新ダイビル 11.10
→新・新ダイビル 11.08
→新・新ダイビル 11.06
→新・新ダイビル 11.02
→新・新ダイビル 10.10
→新・新ダイビル 10.04
→新ダイビル建替え計画
■追跡取材リスト
今回は竣工した新ダイビルの公開敷地を中心にご紹介してゆきたいと思います。新ダイビルには旧ビルの屋上庭園のコンセプトを引き継いだ大規模な公開緑地「堂島の杜」が設けられており、広さは約1000坪もある本格的な都市公園が整備されました。
南西角側から見た堂島の杜の様子です。大規模な緑化が行われており、完成して間もない現時点でも杜の様な雰囲気が出ています。
また、この堂島の杜には、旧ビルのシンボルだった羊のオブジェが敷地の東西南北、それぞれの角に復活しています。
羊のオブジェの様子です。緑の中に佇む羊はなかなかいい感じですね。
こちらは2015年2月に撮影した羊のオブジェの様子です。この時はまだピカピカで真っ白の状態でちょっと浮いた感じがしていました。顔つきもなんだかボワンとしており、ちょっと眠そうです。
こちらが2015年7月の様子です。2月頃と比べると明らかに光沢が無くなり色味が変わっています。顔つきも凛々しくなりました。これは5ヶ月程度期間で自然にこうなったのか?もしくは質感を出すためにウェザリング処理(古い風合いを出す処理)が施されたのだと思います。
こちらは堂島の杜の配置図です。こんな感じで敷地の大半が緑化されています。
こちらは敷地西側。ANAクラウンプラザホテル側の歩道付近の様子です。
南側敷地を東側から西を向いて見通したアングルです。
メインエントランス前に設けられた水景施設の様子です。大阪都心とは思えない豊かな緑と水の空間が広がっています。うーん贅沢だ。
少し引き気味で見た、南東側の公開敷地の様子です。羊のオブジェがいい感じでアクセントになってますね。
竣工した新ダイビル。周辺に設けられた公開敷地堂島の杜は、大阪都心にとって値千金の都市公園になったと思います。緑が少ないと言われ続けている大阪都心部ですが、新ダイビルの様な事例がドンドン増えて、そのイメージを変えていってほしい、今回の再開発を見てそんな感想を持ちました。
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ダイビルさんには敬意を表したいです。この「堂島の杜」は、再開発時に施される都市緑化の素晴らしい参考事例・お手本となっていると思いました。敷地を最大限に有効活用した贅沢な造り、そしてその完成度の高さ。ダイビル本館の「四季の丘」も勿論同様です。
またここから身近なところでは、緑化とは少し異なりますが、日本生命新東館建て替えに伴う周辺整備などもとても見事だと感じ入る次第です。
これからもこういったケースが少しずつでも増えていってほしいですね。