近鉄は2024年秋に24年ぶりに新型一般車両を導入しますが、そのインテリアデザインを先取りした様な、『一般車両の大規模リニューアル車』が増加しつつあります。
近鉄が『一般車両の大規模リニューアル』を実施!イチバンセンがデザインを担当。登場予定の新型通勤車両とサービスレベルを統一?
通勤型車両のA更新はハイペースで行われていますが、これまで未設置だった「車内情報案内装置」がついに登場、しかも国内の鉄道車両で1枚モノとしては最大級となる「42インチハーフワイド液晶」が採用されました!!
近畿圏の鉄道車両では、阪急や大阪メトロの一部が32インチのハーフワイド液晶を採用していますが、近鉄はそれよりも相当大きい42インチハーフワイド液晶となっています。
乗降ドアーや仕切り袖とあわせ見ると、LEDパネルの大きさが解ると思います。とにかくデカい。
クソデカ液晶です。
ハーフワイド液晶のメーカーは不明ですが、海外メーカーの42インチハーフワイド液晶のスペックを見ると、画面サイズは37″ (42″ cut1/2)、解像度は1920×540となっており、このディスプレイも、それに近いスペックだと思われます。
真正面から見た様子です。もう規格外の大きさでメチャクチャ見やすいです。左側の広告は16:9のアスペクト比で広告を映す事が出来ます。右側の表示領域は、停車駅案内や構内図などの鉄道関連の情報を表示していました。
写真では伝えきれませんが、実物はメチャクチャ見やすくて、座席に着席した状態でも情報が確認しやすかったです。
乗降ドアーと巨大LCDとの組み合わせ。近鉄の一般車がようやく21世紀に追いつきました。
近鉄の一般車は、他社に比べて車内液晶(LCD)の設置が遅れていましたが、まさかの42インチハーフワイド液晶の採用に驚くばかりで、真打ち登場!といった感じでしょうか(笑)。V車のA更新は、防犯カメラの導入に関連して、非常にハイペースで行われており、この巨大LCDは急速に近鉄の一般車に普及して行く事になりそうです。
画像を確認する限りハーフHDよりも横長です。
まず、ハーフカットHDなら広告表示が16:9なら左右とも同サイズとなりますが、近鉄のそれは左側に16:9の広告表示される場合、右側の旅客案内表示が横に長く左右非対称となっています。
旅客案内表示の様式を見る限り80000系「ひのとり」と同じコイト電工製と見受けられます。
「コイト電工」+「カタログ」で検索すると「パッとビジョン」のラインナップに42インチの1920×480(縦横比は16:4=4:1)という仕様があり、VGAサイズ(640×480|4:3)を横3つ分(12:3=4:1)あるため厳密にはハーフカットサイズではありません。
このサイズはデジタルサイネージ向けとしては国内外で販売されているモニタのラインナップには複数存在します。
例(シャープNECディスプレイソリューション)→https://jpn.nec.com/products/ds/display/digitalsignage/lcd-bt421/index.html
まさか近鉄にこんな大きなLCDが付くとは。
表示は以前と変わっていないのが少し残念ですね。
もう少しいいデザインにしてもらいです。