2025年大阪・関西万博の新たな会場計画案が判明しました。従来の計画にあった迷路のように曲がりくねった道路ではなく、パビリオンエリアを中心に水上にせり出すような1周約2kmの環状の大屋根が設置されます。パビリオンが集積するエリアの中心部に憩いの場「静けさの森」を配置し、森を囲い、水上にせり出すような形で環状の大屋根を建設が設置されます。環状の大屋根は、下がメインストリートで、屋根部分も通行できるようになります。パビリオンは左右対称に近い配置となり、当初の「非中心、離散型」とは異なる形となりました。
大阪万博、コロナ禍でも「人類は一つ」と象徴し、移動にも活用できる「大きな輪」の大屋根が誕生することに。https://t.co/8MPDvTc85o
— ロング@再都市化 (@saitoshika_west) December 16, 2020
2025年大阪万博の会場計画は、中心を設けずにパビリオンを不規則に分散配置することで、幾何学模様の「ボロノイ図」をかたどったものでしたが、パビリオンエリアは迷路のように曲がりくねり、来場者の移動がネックとなっていました。新しい海上計画案は、「移動のしやすさ」と「コロナ禍のメッセージ」を重視し、コロナ禍でも「人類は一つ」と象徴し、移動にも活用できる「大きな輪」の大屋根が誕生することになりました。
井上信治万博相は11日、会場建設費が当初の1250億円から最大1850億円の5割増となる見通しを発表しました。協会幹部や関係者によると、人件費や建築資材費が約150億円上昇したほか、基本計画づくりに携わるプロデューサーの意見を反映し、施設の充実や会場デザインの設計変更などでも上振れした。環状の大屋根は170億円の増額要因となりました。会場建設費は国、大阪府・市、経済界が3分の1ずつ負担する計画で、当初よりそれぞれ最大200億円増えることにりますが、府・市は応じる方向で、経済界も努力する姿勢を示しています。
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