遠鉄百貨店 新館は、浜松駅前にある遠鉄百貨店の北隣にあった「フォルテ」を解体し、商業施設・オフィスで構成された、地上13階、地下2階、高さ63m、延床面積44,123.61m2の複合ビルを建設する再開発計画です。新館は2011年11月にオープンしましたが長らく取材する事が出来ずにいました。今回は出張の合間に駆け足ですが、ようやく撮影する事が出来ました。
【過去記事】
→遠鉄百貨店 新館 11.09
→遠鉄百貨店-新商業ビル建設工事 10.10
【過去記事】
→遠鉄百貨店 新館 11.09
→遠鉄百貨店-新商業ビル建設工事 10.10
新館の様子です。2011年11月9日に開店しました。新館の延床面積は40,200m2、売場面積は12,000m2です。新館8階の500人収容の多目的ホール「えんてつホール」が在る他、大手予備校の代々木ゼミナール浜松校、遠州鉄道の本社事業本部が入居する複合ビルとなっています。
本館の様子です。遠鉄百貨店の歴史はまだ浅く、本館は1988年(昭和63年)9月14日に開店しました。本館の売場面積は22,900m2。新館と合わせた売場面積は34,900m2となります。
別館方式の増床は1店舗として効率的な売場運用が難しいですが、遠鉄百貨店は本館と新館の間にあった道路を法律上廃止し、地下1階、3〜6階の各階に幅18m、長さ22mの広場状の連絡通路「イ・コ・イ スクエア」を設置する事で、本館と新館を出来るだけ一体的に運用出来るような工夫がなされています。
地上から見た、新館の様子です。
地上から見た本館の様子です。
地上から見た、連絡通路「イ・コ・イ スクエア」の様子です。
地下街から地上に繋がる大階段の様子です。遠鉄百貨店はJR浜松駅方面から地下→地下1階、地下→地上1階、地上→連絡通路3階にそれぞれダイレクトにアクセス出来る歩行導線が確保されており、良く考えられた設計になっています。
地下1階から大階段を見た様子です。この階段はバスターミナル方面の地階から全天候型ギャラリーモール「ソラモ」に接続しており、今回の再開発計画で一番シンボリックな場所となっています。
全天候型ギャラリーモール「ソラモ」の様子です。ソラモは6層吹き抜けの大規模な空間が演出されており、ソラモに隣接する新館壁面(写真左側)には、画面サイズ259インチ(H3.20m×W5.77m)の大型街頭ビジョン「えんてつビジョン」が設置されました。
遠鉄百貨店は売場面積、売上高共に静岡県内で1番の規模を誇っています。静岡内初の出店となるグッチのほか、ティファニー・ルイ・ヴィトン・フェンディ・フェラガモ・ロエベ・コーチなど、著名なブランドの店舗が多く入居し、遠鉄百貨店が地域一番店である事を物語っています。遠鉄百貨店の2011年度の売上高は、324.73億円、新館がオープンした今年度の売上目標は1.2倍強の400億円となっています。
最後は、引き気味のアングルで、浜松駅前の様子をパチり。