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カフーナ旭橋は、モノレール旭橋駅周辺地区第一種市街地再開発事業により誕生した再開発街区で、都那覇の玄関口にふさわしい顔づくり、賑わいづくりなどを図るため、地権者・地元企業や団体などが出資して設立した「旭橋都市再開発株式会社」が再開発事業を推進しています。カフーナ旭橋ではA.B.Cの3つの街区の開発が行われ、B.C街区が竣工、A街区(那覇バスターミナル)が事業推進中となっています。
今回ご紹介するのはカフーナ旭橋のほぼ中央に位置するC街区です。C街区には複数のビルがあり、沖縄県南部合同庁舎や自治会館などの公共施設、オフィス、ホテルを集約したビジネス・コンベンション拠点を形成。また、地域サービス機能や中庭(2階・4階)を設け、地域の人々の交流の場を提供しています。
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現地に掲示されてたエリアマップです。C街区は4つのビル+駐車場棟といった感じの構成です。
【スペック】
名称:カフーナ旭橋C街区
所在地:沖縄県那覇市旭町116-37
階数: 地上14階 ※C1:那覇東急REIホテル
高さ:60m ※C1:那覇東急REIホテル
構造:SRC造
杭・基礎 :—
主用途:庁舎,事務所,公民館,ホテル
客室数:215室
敷地面積:8,126.17m2
建築面積:6,332.33㎡
延床面積:38,812.08m2
建築主:旭橋都市再開発株式会社
設計者:モノレール旭橋駅周辺地区再開発計画設計JV、アール・アイ・エー、国建、松田平田設計
施工者:大城組・仲本建設・金城組・信吉組JV、屋部土建・共和産業・南洋土建・球建設JV,金秀建設・照正組・大晋建設・富士建設JV
着工:2007年06月
竣工:2009年05月
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駐車場棟の屋上にある庭園から見たC街区の様子です。手前から、C3:第一交通産業オフィスコート、C1:那覇東急REIホテル、一番奥は、C街区に隣接して建設されたタワーマンション「フレスコア旭橋」です。
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C3:第一交通産業オフィスコートの様子です。C3:第一交通産業オフィスコートは、最新の設備と便利な周辺環境に彩られたオフィス環境で、多彩なビジネスシーンをサポートします。
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C1:那覇東急REIホテル(写真左)とC街区に隣接するD街区に建設されたタワーマンションフレスコア旭橋です。C1:那覇東急REIホテルは、客室数215室の宿泊特化型のホテルです。多くの部屋からバスタブを廃止した割り切った客室レイアウトが特徴的なホテルです。東急ホテルズのブランド再編に伴い、2015年4月1日から、ホテル東急ビズフォート那覇からリブランドされました。
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こちらは駐車場棟の屋上にある庭園の様子です。
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C4:沖縄県南部合同庁舎(左)とC3:第一交通産業オフィスコートの間にはこんな空間がありました。C4:沖縄県南部合同庁舎には、那覇県税事務所、旅券センターなど県民サービス機関が入居しています。
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一気に撮影ポイントを変えて、那覇市役所付近から見た、C街区全体の様子です。写真右のビルはC4:沖縄県南部合同庁舎、左側に見える小窓が並んだ高層ビルはC1:那覇東急REIホテル、その足元にあるビルはC2:沖縄県市町村自治会館です。
C2:沖縄県市町村自治会館は、最新設備を備えたバリエーション豊かな7つの会議室と多目的ホールがあり、会議や研修、セミナー、懇親会などに活用されています。
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最後は引き気味のアングルで見たカフーナ旭橋全体の様子です。写真左がC街区、右がB街区です。カフーナ旭橋全体を見ると非常に大規模な再開発が行われている事が解りました。ちなみに、タウンネーミングに使われている「カフーナ」とは“幸せ”という意味で、「良い知らせが届く街、幸せが届く街でありますように」という願いが込められています。