産経新聞は、阪急阪神HDは、「新大阪駅」を起点に「十三駅」から、うめきた2期地区に開業する「大阪駅地下ホーム」を結ぶ阪急電鉄の新線を、それぞれ2031年に開業させる方針であると伝えました!新線の名称は「新大阪連絡線」(十三〜新大阪駅:約2.1km)と「なにわ筋連絡線」(十三〜大阪駅地下ホーム:約2.5km)で、JR西日本や南海電鉄など2031年の開業に向けて工事が進む「なにわ筋線」との同時開業を目指します。
【出展元】→産経新聞><独自>阪急十三駅と新大阪、うめきたを結ぶ新線、13年開業へ
→近畿圏における空港アクセス鉄道ネットワークに関する調査

【出典元】→近畿圏における空港アクセス鉄道ネットワークに関する調査(PDF)
阪急新大阪・なにわ筋連絡線(仮称)は、新幹線が停車する『新大阪駅』から、神戸・宝塚・京都本線が集まる『十三駅』を経由し、来春に開業する『大阪駅地下ホーム』を結ぶ鉄道新線です。大阪駅地下ホームからは2031年の開業を目指して工事が進む『なにわ筋線』を介して関西空港・和歌山方面と直結し、阪急沿線から新幹線と関西空港等へのアクセスが飛躍的に改善されます。なにわ筋連絡線と新大阪連絡線を同時整備した場合の建設費は約1,310億円と試算されており、輸送人員は「なにわ筋連絡線」が約11.4~13.1万人で、「新大阪連絡線」が約4.7~5.6万人、費用便益比は1.7~1.9で、開業後13~16年目に黒字化する見通しです。

出展:東海道新幹線の輸送力増強に向けた新大阪駅ホーム等増設計画
阪急新大阪駅の計画地。筆者撮影
阪急は1961年に新大阪連絡線の事業免許を取得し、用地買収や準備工事に着手、阪急宝塚線との分岐付近から新大阪駅までの区間で新幹線の北側に並行して東西に細長く用地買収を行いましたが着工されずに今日に至ります。起点となる新大阪駅付近の事業用地を確保済みですが、新御堂筋の上に計画さていた、幻の阪急新大阪駅の場所には「新大阪阪急ビル」が建設されたので、新御堂筋の西側に新駅が建設される思われます。新幹線沿いに進み途中で高架から地下に潜り、国道176号付近の地下を南下して十三駅の地下に新駅を建設し、神戸・宝塚・京都の3路線から上下移動で乗り換え出来る構造とし、淀川を地下で抜け、中津付近で『なにわ筋線』に合流するルートが想定されます。
『阪急新大阪・なにわ筋連絡線』は、阪急阪神HDが2030年代の大規模開発と位置づける「大阪新阪急ホテル」「阪急ターミナルビル」建替えと「阪急三番街」の改修と密接に関係していると思われます。コロナ前の阪急大阪梅田駅の乗降客数は 51.2万人したが、新線開業後は、約11.4~13.1万人(25%程度)が新駅に移転する事になり、梅田駅の駅設備は過剰になります。
この事から、早い段階で新線を開業させ梅田駅の負担を減らした上で、駅を減築し再開発用地を創出するのでは?と僕は予想しています。
阪急大阪梅田駅を大規模再開発!「大阪新阪急ホテル」に加え、阪急三番街・阪急ターミナルビルの建替えを検討【2030年以降開業】




