南2西3南西地区市街地再開発事業は、札幌駅前通と狸小路商店街との交差部に位置する、南2条西3丁目南街区の西側約0.6 haの区域に対する再開発計画です。
計画地は、狸小路商店街の北側に面した旧サンデパート跡地や北洋札幌南ビル跡地約3700㎡でさっぽろ地下街ポールタウンに接しており、地上と地下の結節点として重要な位置にありますが、細分化された土地利用がなされており、老朽化した建物が立ち並び更新時期を迎えており、住宅や商業機能を盛り込んだ複合高層ビルが建設される事になりました。
新ビルは、SRC・RC造、地上28階、地下2階建て、高さ117m、延床面積約4万3613㎡の規模で地下2階~7階までが商業施設や公共駐輪場、業務施設(約21,830㎡)、28階までが133戸の分譲マンション(約24,000㎡)となります。
【出典元】
→南2西3南西地区 第一種市街地再開発事業
→札幌市>南2西3南西地区
→札幌圏都市計画第一種市街地再開発事業の決定 (市決定)
建築主は南2西3南西地区市街地再開発組合(参加組合員:大京・ユニホー・札幌市)、設計はNTTファシリティーズとプランテック総合計画事務所が、施工は佐藤工業・岩田地崎建設・岩倉建設JVが担当。2019年10月に着工し、2023年4月に竣工する予定です。
ユニホーが(仮称)札幌大通水族館を開設!
地権者の1人である名古屋の不動産会社ユニホーは、再開発ビルの4~6階部分に『(仮称)札幌大通水族館を開設』を開設すると発表しました。2023年上半期のオープンを目指しています。
水族館は延床面積は、約5100㎡を想定(バックヤードを含む)新札幌の商業施設サンピアザにある「サンピアザ水族館」の半分程度の面積となります。コンセプトは、「にぎわいの拠点」「環境をテーマとした学びの場」。名古屋の不動産会社ユニホーが開設し、小田急電鉄の子会社で、ロマンスカー・ミュージアムなどを運営する
UDSが企画・プロデュースを手がけます。
水族館は人工海水の開発により内陸部でも展開可能になり、商業施設内にビルイン開発が出来る事ならデベロッパーの間でブームとなっています。開発が相次ぐ都市型水族館は、海洋生物や動植物と最新の映像・音響技術を組み合わせたAR・MR等の映像演出により新時代のエンタメ施設に進化。商業施設の集客装置として機能する他、夜間帯の水族館の魅力を上げる事でアフター5の利用が取り込む事ができます。
計画概要
敷地面積 | 約 3,698.76 m² |
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建築面積 | 約 3,280 m² |
建ぺい率 | 約 89% |
延床面積 | 約43,610m² |
容積率 | 約 928% |
主要用途 | 商業(約 19,670 m²)、業務(約 2,160 m²) 共同住宅(約 20,400 m²、約 133 戸) 公共駐輪場(約 1,380 m²) |
構造 | SRC造、RC造、S造 |
階数 | 地下2階地上28階 |
駐車台数 | 住宅用 約46台、荷捌き用 5台、車いす使用者用 1台 |
駐輪台数 (原付含む) |
商業・業務用 約87台 住宅用 約150台 公共用 約736台 |
施行者:南2西3南西地区市街地再開発組合
組合員 計13名:権利者: 11名 参加組合員: (株)大京・(株)ユニホー・札幌市
特定業務代行者:佐藤工業・岩田地崎建設・岩倉建設共同企業体
コンサルタント:
事業コンサルタント : (株)都市設計連合
設計コンサルタント : (株)プランテック総合計画事務所・(株)NTTファシリティーズ
商業コンサルタント : (株)AUC計画研究所
初期の完成イメージパース
2021年7月の様子
現地の様子です。低層部がかなり出来上がっていました。
北側から見た様子です。
開いていたゲートから見た内部の様子です。
南西側から見た様子です。
路面電車のループ化により新設された電停の様子です。
デザインがメチャクチャかっこいい!!!
最後はテレビ塔から見た様子です。
“ 狸小路に水族館 札幌のど真ん中に地上28階建て複合施設誕生へ ”
https://www.news24.jp/nnn/news113fwackqt64k3ouvom.html
狸小路~ポールタウンの階段の狭さが解消されそうで嬉しいです。
ナナイロのテナントをある程度こちらに入れて
玉突きでナナイロ再開発の流れを期待したいですね。
最後の画像、建物のすぐ目の前に路面電車の停留所があるのが良い感じですね(╹◡╹)