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ラ コリーナ近江八幡(La Collina)は初めて見るのに懐かしい建築物だった!


ラ コリーナ近江八幡は、和菓子の『たねや』と洋菓子の『CLUB HARIE(クラブハリエ)』を展開する菓子メーカー『たねやグループ』の拠点です。

水田や棚田、畑などが広がる約35,000坪の敷地に、銅屋根を頂く『本社』、草屋根の『メインショップ』、栗百本の『カステラショップ』、草回廊などを配置し、和・洋菓子のメインショップをはじめ、自社農園のキャンディーファーム、本社、飲食店、マルシェ、専門ショップ、パンショップなどで構成された、食のテーマパークの様な施設となっています。

【公式サイト】
ラ コリーナ近江八幡

 

 

 


ラ・コリーナの施設コンセプトは『自然を愛し、自然に学び、人々が集う繋がりの場』。八幡山から連なる丘に、緑深い森を夢み、自ら木を植え、小川を作り、生き物たちが元気に生きづく田畑を耕し、ゆったりとした自然の流れに寄り添いながら、長い年月をかけて手がける壮大な物語を紡ぐ施設となっています。

建築設計は、世界的な建築家の藤森照信氏が手掛けました。藤森氏は「建築緑化」「自然を現代建築に生かす」を建築テーマとして掲げており、建築と自然が融和した設計が特徴です。また、ラ・コリーナとはイタリア語で「丘」という意味で、背景の山や、敷地内の植物が建築物と見事に調和しています。

 

 

 


ラ コリーナ近江八幡のランドマークとなっている「メインショップ」。屋根には高麗芝や高野槙が植えられた大胆な外観が特徴です。

 

 


アップで見た様子です。○○に似ている・・という表現が難しい、丘の中に窓が埋まっている様な建物です。

 

 

 


少し角度を付けて見ると、窓の側面に銅板が貼られています。これは藤森氏が好んで使う手法の1つです。

 

 


ラ コリーナの自然素材以外の「ガラス」や「金属部品」は手加工で仕上げられ、屋根の銅板曲げや土壁塗り、漆喰塗りの天井に木炭を貼り付ける作業は、手作業が行われたそうです。

 

 

 


メインショップを抜けると水田が広がっていました。

 

 


正面向かって右手にあるのは、たねやグループ本社。

 

 


屋根を付く破ったシンボルツリーが凄い。

 

 


『カステラショップ』。百本以上もの栗の木を使った店舗。栗林の中に居るような木のぬくもりが感じられる空間です。建築に使う栗材は、建築家・建築史家 藤森照信氏とともに長野県の山奥の雑木林で一本一本選ばれました。生命力のある自然の姿をそのままに活かしてあります。

 

 


ラ コリーナ近江八幡は、まるでジブリの世界から飛び出してきた様な、初めて見るのに何処か懐かしさを感じる建物でした。季節によって表情を変えるので、緑が美しい時期にまた訪れたいといます。

 

おまけ


最後は、焼きたてバームクーヘンの様子。このバームクーヘン、百貨店のモノとは別次元の美味しさで、これだけで訪れる価値があると思います。

 

施設概要


名称:ラ コリーナ近江八幡
住所:滋賀県近江八幡市北之庄町615-1
電話:0748-33-6666

営業時間: 9:00~18:00(カフェ:L.O.17:00、食事:11:00~売り切れ次第終了)
※カフェは焼きたてバームクーヘンが売り切れ次第、ドリンクのみ注文可
※コンテナショップ内のパンショップは、パンが届き次第OPEN(10:00頃)
定休日:1月1日 ※メンテナンス等による不定休あり

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