HOTEL THE MITSUI KYOTO(ホテル ザ 三井 京都)は、京都市中京区の二条城の東側、堀川通り沿いに所在する、17世紀末頃から250年以上にわたり三井の統轄機関であった大元方(おおもとかた)が置かれていた『三井ゆかり地』に建設されたラグジュアリーホテルです。
三井の新たなフラッグシップホテルとして、グループの総力を結集して日本最高峰のホテルブランドを目指すことから、「HOTEL THE MITSUI」というホテル名称が与えられました。
【出展元】
→(仮称)京都二条ホテルプロジェクト>ホテル名称を『HOTEL THE MITSUI KYOTO』に決定
美術館の様なEVホール
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ホテル ザ 三井京都(HOTEL THE MITSUI KYOTO)宿泊記 Part2 は 〜客室編〜です。
それでは客室に向かって行きましょう!まずは1階ロビーから客室階にエレベーターで移動します。EVのボタンがあまりにもかっこ良くて、一瞬ボタンが何処にあるのか?解りませんでした(笑)
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到着したエレベーターの移動方向が「光」で案内されてました。これはオシャレですね。
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客室階のエレベーターホールの様子です。到着した瞬間に「なんじゃこりゃ!?」と驚きました。まるで美術館のよう・・という比喩表現が大袈裟でない凄い空間が広がっていました。とにかく質感が桁違いです。
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客室に繋がる廊下の様子です。高級タワマンの内廊下の様な雰囲気です。
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感心したのが細部のデザインです。客室入り口は「旅籠」を彷彿とさせるデザインが鏤められていました。
デラックスルーム(ツイン)47〜50㎡
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期待を胸にドアを空けると・・・。おお!メチャクチャ広々とした空間が広がっていました。さすがはスーパーラグジュアリーにカテゴライズされるホテルです。
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玄関には「靴置き」と小さな椅子がありました。そうなんです、三井京都の客室は靴を脱いで過ごす「ジャパニーズスタイル」なんです。
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今回宿泊したのはデラックスルーム(ツイン)47〜50㎡。ホテル三井京都の中では最もベーシックな客室です。上の図は公式サイトからお借りした客室レイアウトの例ですが、居室と水廻りやクローゼットなどのエリアが半々ぐらい、という配置になっていました。
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そして!ここが!ホテルザ三井京都の客室です!
たいせつな人を招き、もてなす日本の茶室を現代的に解釈した客室は、日本古来のおもてなしの精神が込められています。
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ベッドはこんな感じです。京都のホテルらしく、和の空間美とモダンデザインが心地よく調和した「居心地の良い寝床」といった感じでした。
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ベッドボード付近の様子です。
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反対側、窓際から見た様子です。
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ターンダウン後はこんな感じです。ベッドサイドにミネラルウォーターが二本置かれていました。
ベッドサイドと小物類
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ベッドサイドを見て行きます。照明器具は「旅籠」をイメージさせる和風な物です。ナイトテーブルは石造りでメチャクチャ高級感がありました。
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コントロールパネルはこんな感じです。いままで見た事が無いタイプで、慣れるまで少し時間がかかりました。USB Type-Aの給電ポートとコンセントがありました。
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電話機の様子です。受話器はワイヤレスで液晶モニタ付きです。
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嬉しかったのがBOSEのBluetoothスピーカー。スマホとペアリングしてApple Musicで好きなBGMを流してリラックスする事ができました。ホテルステイでは環境音楽やBGVが結構大切だと思っているので、これがあると快適度がグッとアップします。
テーブルとミニバー
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続いてテーブルやミニバーを見て行きます。テーブルとテレビの配置はこんな感じです。
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窓側の天井は木目になっており旅館の広縁(ひろえん)を現代風に解釈したデザインなのだと思います。
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テーブルはとても大きくて食事なども、ゆとりをもって楽しめそうです。
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テーブルの壁面にもUSB給電ポートが2つ、コンセントが2つ(うち1つは海外仕様)ありました。
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部屋が広すぎて小さく見えますが液晶TVは55インチもあります。内蔵アプリでamazonPrime VideoやYoutube が楽しめますが手持ちのスマホからキャストする事はできない様子でした。
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続いてミニバーを見て行きます。位置はこんな感じです。
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ミニバーを全体の様子です。
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アップで見た様子です。ネスプレッソにお茶のセット、ミネラルウォーター(無料)が2本ありました。
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アルコール類とグラスの様子です。写真左上にある、コーヒー(ネスプレッソ2種類)、紅茶、緑茶は無料ですが、その他の和菓子やアルコール類は有料です。
【無料アイテム】
ボトルウォーター2本コーヒー(ネスプレッソ2種類)
紅茶(TWG)
緑茶
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冷蔵庫の中はこんな感じです。写真右の空の引き出しがフリースペースです。
石造りのバスルームとクローゼット
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客室で最も伝えたい所が、バスルームです。もうメチャクチャ高級感があって驚きました。
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洗面台は2ボールで広々としています。LED付きの女優ミラー(拡大鏡)もあって至れり尽くせりでした。
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このい辺りのデザインがカッコイイ。
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随所に「和」のデザインが鏤められています。
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そして!ここが!三井京都のバスルームです!
入った瞬間に「なんじゃこりゃ!?」と声を上げてしましました。総石造りのバスルームは質感が桁違に凄い。そして広い、広すぎる。大人二人が並んで入っても余裕綽々。バスピローも置かれていました。
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湯船側から洗い場を見た様子です。石造りのバスタブは堅くて冷たい、と思っていましたが、この石は一体なんなんでしょうか?不思議な柔らかさがあって座っても全然痛くありませんでした。さらに保温力が凄まじく、数十分経過してもお湯が冷たくなっていない事に驚きました。
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思わず笑みがこぼれたのが、このヘチマのスポンジ。大昔にいったおばあちゃんの家にあった気がします。写真右側の陶器の入れ物にはバスソルトが入っていました。
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さらに、フロントに頼んで「バスチェア」を持ってきてもらいました。「低いタイプと高いタイプ」が選べたのですが、写真の椅子は「高いタイプ」です。椅子があるとお風呂タイムの快適度が数ランクアップします。三井京都のバスルームは、ホテル客室のバスルームとしては、人生最高だと断言出来る素晴らしさでした。
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バスルームからクローゼットに向かいます。このアングルが高級感があって好きすぎる・・・。
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クローゼットはこんな感じです。
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クローゼットの引き出しの中にセキュリティホックスがありました。着替えや荷物の置き場に近い場所にあるので、よく考えられると思いました。
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ちなみにクローゼットと廊下の間は、鏡付きの引き戸で仕切る事ができます。
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トイレの様子です。まるで美術館の様に美しいトイレでした(笑)
最高のハードとおもてなしの心
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今回宿泊したデラックスルームは、ホテル ザ 三井京都の中では最もリーズナブルで標準的な客室なのですが、広さ、質感、デザイン、設備共に最高で大満足する事ができました。三井京都は最新鋭ホテルなのでハード面では文句の付けようがありません。
そして、特筆すべきはソフト面です。各スタッフのホスピタリティが心地よく、気づかいが素晴らしかった。男女の退出がバラバラになるサーマルスプリング(温浴スパ)では、僕の顔を覚えていてくれて、お連れ様は先に客室にお戻りに成られてました、ルームキーをお預かりしております、とカードキーを手渡ししてくれました。キーがないとEVが動かずに部屋に戻れないからです。こんな感じで、少しミステリアスな体験が何度かありました。リッツカールトン大阪以来の感動です。
日系最高峰のラグジュアリーホテルブランドを目指した三井京都ですが、その意気込み通り、外資系のスーパーラグジュアリーホテルと真っ向勝負出来るハードとソフトを兼ね備えると思いまいした。
▼ロビー・中庭編はこちら!