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【再都市化ナレッジデータベース】

「大阪公立大学」森之宮新キャンパス整備計画 地区計画(再開発等促進区)原案を公表!



 

大阪市立大学と府立大学を統合する新大学『大阪公立大学』の新キャンパス整備計画が進行しています。

大阪市は2021年5月26日に、大阪公立大学の新キャンパス計画地で、都市再生緊急整備地域に指定されている「森之宮北地区」の地区計画(再開発等促進区)原案を公表、新キャンパスを中心とした新しい街の姿が少しずつ見えてきました。

「森之宮北地区」は森之宮検車場の東側約12.3haのエリアで、新大学「大阪公立大学」を先導役として観光集客や健康医療、人材育成、居住などの機能を集積させる計画です。今後、原案の縦覧と意見書の内容を踏まえ、都市計画案を作成し、市の都市計画審議会に諮問する予定です。

 

【出展元】
地区計画原案の公衆縦覧及び意見書の受付を実施します

 

 



「森之宮北地区」は、国際的な観光拠点である大阪城公園の東部に位置し、大阪城公園駅など複数の鉄道駅に近接する交通至便な立地条件です。府市が2020年9月に定めた「大阪城東部地区のまちづくりの方向性」に基づき、「大学とともに成長するイノベーション・フィールド・シティー」の実現を目指しています。

対象地は第二寝屋川南側の豊里矢田線を挟んだエリアで、同線東側をA、D地区、西側をB、C地区に分け、立地特性を生かした土地利用の転換や機能更新と併せ、土地の高度利用を図ります。地区全体に歩行者デッキや歩行者通路などを整備し、歩行者重視の市街地をつくる計画です。

 

 

 

 


出展:GoogleMAP 筆者加筆

A地区:イノベーション・コアの中核となる新大学の都心キャンパスを整備し、新たなイノベーションの誘発を図るため、民間活力を導入しながら、大学施設関連機能を中心に業務、商業機能等の複合的な機能の導入を図ります。また、A地区の約 2.7ha については地区整備計画を定め、約4000㎡の多目的広場や約2000㎡の建物内広場を整備し、ほかに歩行者専用通路や、立体通路なども設けられます。建物の容積率の最高限度は400%、敷地の最低限度は2000㎡となります。新大学の中核機能はA地区に置かれるようです。約2000㎡の建物内広場が目を引きます。

第1期として建設される新ビルはS造、地上12階、一部13階建て、延べ床面積約7.71万㎡の予定です。超高層ビルではありませんがデザイン性の高い建物になる事を期待したいですね。

 

B地区:A地区との連携を図りながら、業務、商業、宿泊、居住・健康医療機能等を中心に産学連携等の多様な交流を生み出す複合的な機能の導入を図ります。大学機能と民間企業のコラボレーションを行う施設となります。

予想ですが、企業の研究機能が入居するシェアオフィス、学会などの参加者が宿泊するホテル、留学生など多彩な人材を収容する学生寮、ウェルネス機能などが置かれると思います。産官学がコラボする都心型の施設としては、中之島未来医療国際拠点が計画されています、森之宮では新大学の目指す方向性に合わせたコラボ施設が出来るのではないでしょうか。

C地区:第二寝屋川の親水性を確保しながら業務、商業機能等の導入を図ります。予想すが、川沿いに親水公園や遊歩道を整備して大阪城公園駅と新大学地区を結ぶ歩行者導線が設けられると思います。今回の地区計画原案では、車両基地をまたいで大阪城公園駅と接続する歩行者デッキが明記されていないので、しばらくは川沿いの遊歩道がメインアクセスとなりそうです。商業施設はタグボート大正の様な一般でも利用出来る賑やかな施設を期待したいですね。

D地区:下水処理場の上部を利用して立体的な土地の高度利用を図ります。個人的にはD地区の動向に注目しています。下水処理施設の上空に人工地盤を整備して広大な芝生公園や運動場などが整備されるのではないでしょうか?大阪では珍しいケースになると思います。

 

 

 

これまでの経緯

 

「大阪公立大(通称:ハム大)」の英語名は『Osaka Metropolitan University』に変更か?阪大との無用な争いを避ける



新大学名は『大阪公立大学(University of Osaka)』に決定!府大・市大統合の新大学



 

 

大阪市大・府大統合 森之宮新キャンパス整備に向け調査検討、公募型プロポを実施



大阪市立大学と府立大学を統合して誕生する新大学の統合のシンボルとなる「新大学森之宮キャンパス」の整備に向け動きが出始めました。公立大学法人大阪は「公立大学法人大阪新大学調査検討等業務」の公募型プロポーザルを公告しました。「新大学基本構想」の森之宮キャンパスを具現化するため、移転整備の方針、必要な機能、建物構成や規模、概算事業費などをまとめる方針です。新キャンパスの事業規模は計延べ9万6000平方㍍を想定、公募型プロポを実施し、12月上旬に受託者選定結果を通知する予定です。

大阪市大と府立大学は2022年度に新大学への統合を目指し準備が進められています。2019年4月1日に「公立大学法人大阪」が誕生し「1法人2大学」として新たなステージが始まった両大学では、現在「1法人1大学」に統合された場合の運営計画を取りまとめる作業が進められています。統合が実現すれば学生数は計約1万6千人となり、国内最大の公立大学が誕生することになります。

【出展元】
(公募型プロポーザル方式)「公立大学法人大阪新大学調査検討等業務委託」の案件掲載について

 

 

 
新大学ー森之宮キャンパスの事業規模
共通教育系33,000
人文科学系10,000
リハビリテーション系8,500
生活科学系16,000
福利厚生等28,500
合計96,000

森之宮キャンパスは都心のメインキャンパスとして1、2年生の基幹教育などを担うほか、データセンターを設置し、最先端技術を住民サービス向上に活用する「スマートシティ」実現の拠点とする方針です。

 

ターゲットはズバリ「神戸大学」


森之宮キャンパス予定地の様子です。大阪城公園駅東側の立地で敷地面積は 26,308 ㎡、用途地域は準工業地域、 容積率200%(西側道路から25mは300%)、建蔽率:60%です。第1期の対象面積は約2.6万㎡と手狭ですが、将来的に現交通局検車場8.2万㎡の土地の再開発を検討しており、合計10万㎡を超える都心型キャンパスが整備される予定です。

新大学の学生数約16,000人で首都大学東京を超えて日本一の規模となります。また大阪城を望む新キャンパスは最強最高の立地と、最新鋭の設備により優秀な学生・研究者を集める事になり、現在よりも1ランク上の大学へと進化する事が予想できます。ポジション的には早稲田・慶応より上で、京大・阪大・神大の一角に食い込むレベルまでレベルアップするのではないでしょうか?

 

 

 

 

教育組織とキャンパスの関係


基幹教育機構英語教育の強化(卒業までにCEFR B1*以上を目指す)、数理・データサイエンス基礎を全学に提供、初年次に 基幹ゼミナールで能動的学習姿勢を習得。大学院において研究公正、キャリアデザイン、プレFDなど共通教育を 提供
現代システム科学域新大学で唯一の「学域」。SDGsを実現できる人間を育成するため異分野融合、多様な学びの実践及び他学部の SDGs導入に当たっての組織的関与。新大学の入試改革の先導。海外インターンシップや資格取得コースを選択
法学部・研究科5年一貫教育で司法試験にチャレンジできる法曹養成コースを設置
医学部、看護学部、 生活科学部看護学部は新大学で独立。高度先進医療を推進し、大阪の健康長寿社会を支えるヘルスケアサポート人材の養成、 保健・医療・福祉における革新的な研究の発信
理学部・研究科数学から地球科学まで多様な分野での革新的イノベーションを創造する高度な教育研究を実施
工学部・研究科土木、建築、海洋、航空、宇宙を含む工学のフルラインナップで教育研究を実践
農学部・研究科農学部は新大学で独立。生物とそれをとりまく環境を分子から生態系に至る多様な視点でとらえ、食品産業、都 市型農業、都市計画などに貢献
情報学研究科情報学研究科は新大学で新設。全学の情報系を大学院で集約、情報に関する卓越した知のプロフェッショナル及 び教育者を養成。情報人材の育成を促進
獣医学部・研究科獣医学部は新大学で独立。公立大学かつ関西圏唯一の獣医師養成課程を設置。医学獣医学の連携による感染症対 策、食の安全に貢献
出展:https://www.upc-osaka.ac.jp/osakafu-content/uploads/sites/477/basic_concept190827.pdf

 

今後のスケジュール


2017-18年府議会・市議会で法人統合の議案可決
2019年04月公立学校法人大阪が発足
2020年02月府市両議会に関連議案を提出
2020年10月文部科学省へ認可申請
2022年春新大学開学
2025年度森之宮メインキャンパス開設
 

13 COMMENTS

アリー my dear

先ほどのニュース、正しくは「国際感染症研究センター構想」でした。
誤変換、たいへん失礼しましたm(_ _;)m

アリー my dear

公立大学法人大阪/森之宮と看護学部学舎整備を公告/24、29日まで参加申請受付(建設通信新聞)
https://www.kensetsunews.com/archives/578121

このうち阿倍野キャンパス看護学部新学舎は、S造16階建て延べ1万7314㎡の新棟だそうです。

アリー my dear

建設ニュースより大阪公立大学の話題が2件です⬇️
○予定価格は381億円/森之宮学舎整備事業を公告/公立大学法人大阪
https://www.constnews.com/?p=97251

○看護学部学舎整備事業の公募型プロポを公告/延べ1・7万平方㍍の新棟を建設/公立大学法人大阪
https://www.constnews.com/?p=97257

ほんこん

>ポジション的には早稲田・慶応より上で、京大・阪大・神大の一角に食い込むレベルまでレベルアップするのではないでしょうか?

早稲田・慶応はおそらく東京だと阪大・神大より上のポジションに位置している気がします。
研究力でどうだかは知りませんが、総合的な「格付け」ですとイメージの強さや知名度の高さ規模の大きさが相まって早慶は西日本の方が思っている以上に存在感あります。

今の時期に税金をここにつぎ込む必要があるでしょうか。
コロナで苦しんでいる人に税金を使う方がよいと思います。

koko

大阪市立大は京大とともに関西の学生闘争、赤の拠点だった。京大は東大、阪大よりも国から研究費が少ないにもかかわらず、その地頭力と独自性、アカデミック性によってその地位をゆるぎないものにできた。一方、大阪市立大は赤の負のイメージが遷延し凋落の一途をたどった。とくに産学共同研究が少ない。(寄付講座が少なすぎることにより明らか)
府立大に至っては30年以上前から難関大学志望の受験生にとって、関西唯一の獣医学部以外何の魅力もなく全く視野にも入らない状態である。
個人的には府立大は獣医学部以外は残さなくてもよいと思っているが、各大学OB(赤の武闘派残党が多い)の批判にも耐えられる現実的な折衷案としてのハム大なのであろう。

とおりすがり

大阪の地盤沈下の理由のひとつは、文系の場合、全国から学生を呼べる大学がないことだ。

世代や家庭環境によって違うだろうが、中部地方より東に住んでいる学生が大阪大学と慶應義塾大学の両方に合格した場合、そのほとんどが大阪大学を辞退していた時期があった。いうまでもないが、近畿で別格なのは京都大学だけである。

市大と府大の統合は、予算の縮減、合理化が主目的とよく耳にする。もしそうなら、大幅な人件費(教員数や事務職員数)の削減がおこなわれ、優秀な教員があえて新大学に赴任することはなくなるだろう。いまよりもっと地方から学生に来てもらえない状況が生じる可能性があるわけだ。

統合するからには、文学部、法学部、商学部をはじめ、日本一のレヴェルをつねにめざして、大阪に学生を呼ぶとともに、大阪を一大学芸都市として世界に知らしめてほしい。

三刀流

統合公立大学は実用的、戦力的な学部編成となっており、いかにも維新の会が主導した大学という感じです。
これらも大阪の発展にとって重要な人材育成に欠かせないとは思いますが、今の大阪に必要なのは公立の芸術系学部ではないでしょうか?
美術、デザイン、音楽、古典芸能だけでなく、舞台芸術やアニメ、ゲーム、映像などエンターテインメント性あふれる大学教育です。芸術系学部があれば学生だけでなく各ジャンルの研究家や芸術家も集まってきてきます。大阪ほども都市に国公立の芸術学部がないのが不思議なほどです。

JD

大阪府立大学はすでに2005年に府立系の大阪女子大学及び大阪府立看護大学を統合しております。くしくも首都大学東京と同じ年ですので、どちらがまねをしているかどうかは分かりません。(考えること自体無意味)
ただ、今後の少子高齢化を考えると学生の奪い合いは必至ですので、公立大学を統合し、より魅力有る大学にするのは喜ばしいと思います。
また、大阪は都心部に大規模な大学が無いのが弱点といわれて久しいですし、ここの書き込みにも過去に度々指摘されてきました。
ある意味これは大阪都構想の副産物ですが、いざ実現しそうになるとケチをつけるのは如何なものでしょうか?

大阪市大・府大統合は、都立4大学を整理、統合してできた首都大学東京をまねていると思う。
なんでも東京の真似をするしか能がない維新が考えそなことである。
大阪市立大学と大阪府立大学は、ルーツも校風も違うのに、統合の効果があるでしょうか。
大阪都ができなかったときを考えてというか、大阪都ができてから統合の検討をすればよいと思う。
それにしても、「大阪『都』」という名前は、何とかならないか。
かつての反中央、反東京という大阪の気風はいずこへ。

淀屋

統合大学期待半分程度で、市大開学時の実学重視にもっと戻るべきで、偏差値重視から抜け切れていないように感じるのはおかしいか。市大開業は大阪経済に大貢献した。
大阪市や関西の課題は経済の地盤沈下を食い止め、世界に羽ばたく街へ変身することで大阪市ともっと歩調を合わせるべきではないかと思う。
大阪市の課題としては創業企業不足と支援の弱さ、カジノ含む観光,エンタメへの支援研究であり、私としてはIPOが30%今は6%、観光 訪日客世界3位以内、今は12位、世界的なエンタメ都市、今は東京への養成機関に過ぎない、さらにいえば総合取引所開設により世界的な先物都市、今は20位位、徳川期は世界一の先物都市として君臨。
そのためには森之宮にIT学部や観光、エンタメ学部、梅田に法学部、商学部の大学院やベンチャー支援機関が必要と思うが。
理工系は別として文系は文学部やリハ学部を森之宮に持ってくる真意がわからない。杉本町で充分でないか、杉本町の土地売却のため、移転できる学部を森之宮に作ったのではないか。
都心近くに作る必要性はない。
大阪市大、府大とも創業企業のランクは低く、ほとんどないに等しい。
教養学部を都心近くに作ることと、学費の援助で間違いなく偏差値は大上昇するが、サラリーマン養成機関となり、東京企業へ就職されたら、統合大学の価値はないに等しい。
大阪経済や大阪企業にいかに資するかの観点から再考すべきである。

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