神戸市交通局は、神戸市営地下鉄西神・山手線三宮駅にホームドア(可動式ホーム柵)設置し、2018年3月3日から使用を開始しました。三宮駅の乗降客数がは市営地下鉄26駅のうち最も多い1日平均約12万人で、国土交通省が設置目安とする「1日10万人以上」に唯一該当する為、最優先でホームドアが設置されました。兵庫県内でホーム柵を含めて設置されるのは、JRと神戸新交通(ポートライナー、六甲ライナー)以外では初との事です。
ホームドアは、電車の到着に合わせてドア付近の柵が左右にスライドする一般的な形式です。6両編成に対応する全長約120m、開口部の幅は約2.8m、高さ約1.2mとなっています。ホームドアの開閉は、従来型の電車の場合、停車時に車掌が手動で開閉する必要がありますが、2018年度から導入が始まった新型車両6000形はホームドアと連動して自動開閉する事が出来ます。神戸市交通局は、全車両を新型車両に置き換えつつ、西神・山手線の全16駅にホームドアを設置する方針で、2023年度までの全駅設置を目指しています。
ホームドアユニットのアップです。
電車が到着するとこんな感じです。
もう一度ホームドアを見通した様子です。
神戸市営地下鉄西神・山手線で設置が進むホームドア。車両との連動開閉を実現する為、全車を新型車両に置き換えるなど、トータルで見ると同線開業以来の大型投資と言えそうです。