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【再開発の卵】神戸・新港第2突堤基部『旧住友倉庫』解体工事の最新状況 24.03



神戸・新港第2突堤基部にある『旧住友倉庫』が市の再開発計画に伴い100年近い歴史を閉じました。

1926年に建てられた『旧住友倉庫』は、横幅約100m、奥行き約50mの大型倉庫で、海外から運ばれてきた大量の「スパイス」を保管し、国内各地に輸送する拠点として整備され、戦災や阪神・淡路大震災などの自然災害を乗り越えて約95年間活躍しました。

日本の貿易を支えてきた歴史的建造物ですが、市の再開発計画に伴い解体される事になりました。掲示されていた「労災保険関係成立票」によると、解体工事の工期は2023年9月7日~2024年9月30日となっています。

 


出典:神戸市

神戸市のパンフレットからお借りした『旧住友倉庫』周辺の空撮です。3つの櫛形の突堤のうち、真ん中に位置する第二突堤では、ジーライオンアリーナ神戸が建設中。『旧住友倉庫』はその付け根に位置していり、都心方面とウォーターフロントを結ぶ重要な位置にあります。

 


現地の様子です。倉庫全体が解体足場に覆われ、工事が行われています。

 


南西側から見た様子です。


南東側から見た様子です。


敷地外から見た内部の様子です。

 


北東側から見た様子です。


北西から見た様子です。



最後は撮影ポイントを変えて、新港の再開発エリア全体の様子です。神戸都心は海までの物理的な距離が近いわりに、港と都心が隔てられている印象があります。一連の再開発に加え、今回ご紹介している『旧住友倉庫』の跡地が開発されると、神戸のウォーターフロントが一気に東側に拡大し、魅力を増すことになりそうです。

2 COMMENTS

さんたん

当面は広場のようになるようですが、ここが再開発となる暁には、ポーアイしおさい公園からの高さ規制が撤廃されてるといいな

しろきちさん

大阪だけが発展しても駄目で、神戸も更に発展して欲しいところではあります
その観点で新港突堤エリアの開発には注目していますね

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