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【再開発の卵】神戸・新港第2突堤基部『旧住友倉庫』解体工事の最新状況 24.07



神戸・新港第2突堤基部にある『旧住友倉庫』が市の再開発計画に伴い100年近い歴史を閉じました。

1926年に建てられた『旧住友倉庫』は、横幅約100m、奥行き約50mの大型倉庫で、海外から運ばれてきた大量の「スパイス」を保管し、国内各地に輸送する拠点として整備され、戦災や阪神・淡路大震災などの自然災害を乗り越えて約95年間活躍しました。

日本の貿易を支えてきた歴史的建造物ですが、市の再開発計画に伴い解体される事になりました。掲示されていた「労災保険関係成立票」によると、解体工事の工期は2023年9月7日~2024年9月30日となっています。

 


出典:神戸市

神戸市のパンフレットからお借りした『旧住友倉庫』周辺の空撮です。3つの櫛形の突堤のうち、真ん中に位置する第二突堤では、ジーライオンアリーナ神戸が建設中。『旧住友倉庫』はその付け根に位置していり、都心方面とウォーターフロントを結ぶ重要な位置にあります。

 

2024年7月の様子


現地の様子です。前回の取材が2024年3月だったので、約4ヶ月振りの撮影です。


南西側から見た様子です。既存建物の解体が進み、かなり小さくなりました。


アップで見た様子です。あと少しで地上部の解体が終わりそうです。


北西側から見た様子です。


北東側から見た様子です。


撮影ポイントを変えて、海側から見た様子です。


アップで見た様子です。


最後は引き気味で見た周辺の様子です。解体工事ももう少しで完了するので、そろそろ再開発の概要が知りたい頃合いですね!

2024年3月の様子


現地の様子です。倉庫全体が解体足場に覆われ、工事が行われています。

 


南西側から見た様子です。


南東側から見た様子です。


敷地外から見た内部の様子です。

 


北東側から見た様子です。


北西から見た様子です。



最後は撮影ポイントを変えて、新港の再開発エリア全体の様子です。神戸都心は海までの物理的な距離が近いわりに、港と都心が隔てられている印象があります。一連の再開発に加え、今回ご紹介している『旧住友倉庫』の跡地が開発されると、神戸のウォーターフロントが一気に東側に拡大し、魅力を増すことになりそうです。

3 COMMENTS

クウガもどき

現在事業性の調査中の地下鉄空港線(仮)のB案がこの辺を通過する予定なので当面はアリーナの客を滞留させる広場として運用(これは公式で発表されているので確定)しつつ、B案で地下鉄着工が決まったら駅施設を建設、頓挫すれば民間に貸し出す形で再度案を募る形になると思われます。
少なくとも地下鉄の事業性(正直新神戸から生田川を直接南下するA案よりは三宮近辺やアリーナ、ポーアイの大学密集地帯を経由するB案の方が選ばれる可能性の方が高いと思われる)の結果が出る予定の今年度の間は動きはないと思われます。

さんたん

当面は広場のようになるようですが、ここが再開発となる暁には、ポーアイしおさい公園からの高さ規制が撤廃されてるといいな

しろきちさん

大阪だけが発展しても駄目で、神戸も更に発展して欲しいところではあります
その観点で新港突堤エリアの開発には注目していますね

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