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マリオットとHMIホテルグループが提携、浜松・神戸・京都・沖縄にマリオットホテル、神戸・小倉・北九州にコートヤードがリブランド開業!



 

マリオット・インターナショナルとHMIホテルグループは2024年4月17日付けのニュースリリースで両者が略的パートナーシップを締結し、日本国内5都市にある既存のHMIホテルグループのホテル7軒を「マリオットホテル」および「コートヤード・バイ・マリオット」にリブランドする計画を発表しました!

浜松市と北九州市は、マリオットグループのホテルブランドが初進出をするエリアで注目が集まる一方、外資系ホテル進出の動きが鈍かった神戸市に、神戸マリオットホテルとコートヤード・バイ・マリオット神戸の2軒のマリオット系ホテルが誕生することになりました。

世界的には、コロナ禍あとの「リベンジトラベル需要」が一巡する中、日本では訪日外国人旅行者数がコロナ以前の水準を超えるなど、引き続き旅行需要が急増しています。今回7つのホテル、合計約2,200室におよぶリブランドは、マリオット・インターナショナルが日本で締結した単一の契約としては、最大規模のプロジェクトで、今後リノベーション工事を経て、2025年の秋より順次開業する予定です

【出典元】
マリオット・インターナショナルとHMIホテルグループ、複数の施設をコンバージョンする戦略的パートナーシップを締結

◆リブランド予定ホテル

マリオットホテル(4軒)
浜松マリオットホテル(浜松市、現「グランドホテル浜松」)
京都マリオットホテル(京都市、現「ホテル平安の森京都」)
神戸マリオットホテル(神戸市、現「ホテルクラウンパレス神戸」)
沖縄マリオット・リザン・リゾート&スパ(沖縄県国頭郡恩納村、現「リザンシーパークホテル谷茶ベイ」)

 

コートヤード・バイ・マリオット(3軒)
・コートヤード・バイ・マリオット神戸(神戸市、現「ホテルパールシティ神戸」)
コートヤード・バイ・マリオット小倉(北九州市、現「ホテルクラウンパレス小倉」)
コートヤード・バイ・マリオット北九州(北九州市、現「ホテルクラウンパレス北九州」)

 


ラフォーレ南紀白浜をリブランドした「南紀白浜マリオットホテル」:筆者撮影

外資系の巨大ホテルチェーンは、国内ホテルと提携しリブランドを行い、一気に勢力拡大をはかる動きを活発化しています。先日、仏アコーと大和リゾートが、23軒のホテルを「グランドメルキュール」「メルキュール」にリブランドを行い、2024年春に一斉オープンさせました。

英IHGは、他社ホテルの「リブランド」に特化した新ブランドホテル『Garner(ガーナー)』を日本展開を発表。ホテルWBF本町、ホテルWBF北船場EAST、ホテルWBF北船場WESTの3軒を、リブランドし、大阪都心に3施設500室を展開。名門リーガロイヤルホテルがIHGと提携し『ヴィニェット・コレクション』に加盟、ホテル不動産を売却、135億円を投じ大規模改修を実施します。


コンラッド大阪:筆者撮影

『ヒルトン』は『SLH』と戦略的パートナーシップを締結し、雅叙園東京、東京ステーションホテル、ラ・スイート神戸などがヒルトンの会員プログラムに加盟すると発表。そして今回のマリオットとHMIホテルグループとの提携。外資系巨大ホテルチェーンの日本市場への熱の入り方は相当なもので、まだまだ需要の伸びしろがあると判断している様です。

一方、国内のホテルチェーンは外資系の膨大な会員ネットワークからの集客力、プロモーション力に圧倒されており、APAや東横INNなどのバジェットホテルの価格帯よりも上のプレミアム、ラグジュアリーの領域では防戦一方となっています。このままやられっぱなしでは、IT産業がGAFAMに牛耳られた様に、ホテル市場も外資系に抑えられる可能性があります。国内ホテルチェーンにも頑張ってほしいと思いました。

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