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ついに着工!「ダブルツリーbyヒルトン富山」北陸初のヒルトンが富山市に進出【2023年1Q開業予定】

池田ホテルマネジメントと世界的ホテルチェーン「ヒルトン」 は、2019年10月17日付けのニュースリリースで、北陸地方でヒルトングループ初のホテルとなる「ダブルツリーbyヒルトン富山」の運営受託契約を締結したことを発表、2020年10月2日、建設工事に着手しました。北陸地方でヒルトングループ初のホテルとして、2023 年第1 四半期の開業を目指します。

【出展元】
「ダブルツリーbyヒルトン富山」が2022年に開業予定
「ダブルツリーbyヒルトン富山」 2023年開業に向け102日より着工

 


「ダブルツリーbyヒルトン富山」は、富山駅から徒歩数分の距離に位置しており、客室数は201室。富山の観光名所である富山城や富山市ガラス美術館など、様々な観光スポットへのアクセスに便利な立地です。レストラン・バー、フィットネスジム、大浴場、会議室を付帯し、ビジネス需要やファミリー需要を狙っています。

 

【ホテル概要】

名称:ダブルツリーbyヒルトン富山
所在地:富山市新富町一丁目1-8,1-9,1-10,1-17,1-21,1-22,1-23(地番)
構造:鉄筋コンクリート造
階数:地上13階
客室数:201室(標準客室サイズ 26㎡)
館内施設:レストラン、バー、フィットネスジム、大浴場、会議室
敷地面積:1,515.33㎡
延床面積:10,835.53 ㎡

建築主:池田ビジネス
CM:三菱地所設計
設計・監理:フジタ 一級建築士事務所
施工:フジタ
着工:2020年10月
竣工:2022年(予定)
開業:2023年第1四半期(予定)

 

 


ダブルツリーbyヒルトン富山のスイート

「ダブルツリーbyヒルトン富山」の開発運営を行う 池田ホテルマネジメントは、不動産開発、賃貸事業を手掛ける池田グループが、同事業を推進するために2019 年9月に設立した法人です。池田グループは、これまでに大阪市で5棟のホテルを、奈良市で1 棟のホテルを開発、所有しており、現在、新たに大阪市にホテル1 棟を開発中です。

 

 

 


チェックインロビー イメージ

 

 


レストラン イメージ

 

 

 

立山黒部アルペンルートや白川郷などの観光拠点として

ヒルトンは日本の地方都市への進出を積極化しており、長崎市や広島市への出店が決定しています。富山は、立山黒部アルペンルートや世界遺産の白川郷など訪れる訪日客の需要が見込めると判断し、今回の出店が決まりました。北陸地方では、隣の石川県金沢市にハイアットセントリックが2020年に開業しました。

 


金沢駅前で建設中、ハイアットセントリック金沢/ハイアットハウス金沢
出展:https://www.daikyo.co.jp/news/20181101/post-1.php

北陸では米ハイアットが20年にJR金沢駅前にホテルを開業する予定。ヒルトンも「北陸の他の都市でも進出を探っていきたい」と話している。他の外資系企業にも同様の動きが広がりそうです。富山県の2018年の外国人延べ宿泊者数は前年比6.4%増の30万6200人。石川県は25.3%増の97万3950人で、伸び率、人数とも大きな差がありました。

 

 

 

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外国人観光客は「文化」「グルメ」に加え「自然」に対するニーズが非常に高いです。富山は金沢に対して「自然観光」に強みがありますが、それを現状では、それを活かせていません。ヒルトンの進出を足がかりに、立山仰ぐ特等席をベースに、大自然を堪能できるアクティビティの整備と受け皿となる高級ホテル、情報発信の3点セットで訪日外国人観光客の取り込みを図る必要があります。

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