神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業は、雲井通5丁目に所在する、サンパル、雲井通小公園、東横INN神戸三ノ宮2、神戸市勤労会館・神戸市立三宮図書館、中央区役所などの敷地を集約して一体的に開発し、複合超高層ビルを建設する大規模再開発計画です。
新ビルは、S造、SRC造、地上32階、地下3階建て、高さは165m。敷地面積:約8,228㎡、建築面積:約7,636㎡、延床面積:約99,422㎡の規模で、公益施設(ホール、図書館、バスターミナル)、商業施設、オフィス、ホテル、駐車場で構成する複合超高層ビルになります。
建築主は、雲井通5丁目再開発株式会社、特定事業参加者として三菱地所、三菱倉庫、TC神鋼不動産が参画。設計者は大林組、坂茂建築設計、東畑建築事務所、三菱地所設計、施工は大林組が担当。2023年09月07日に起工式を執り行い、2027年12月に竣工する予定。総事業費は約870億円を見込んでいます。
複数の施設を集約した大規模再開発
サンパル、雲井通小公園、東横INN神戸三ノ宮2、神戸市勤労会館・神戸市立三宮図書館、中央区役所を集約し、約8,228㎡の敷地を創出。容積率:1013%が認められ、延床面積約99,422㎡を実現しました。
EVOL HOTEL KOBE(仮称)
高層階には、テイクアンドギヴ・ニーズ社の新ブランド「EVOL HOTEL KOBE(仮称)」が出店。六甲山やポートアイランドといった神戸らしい景色を一望できる高さ約150mの高階層に位置し、最上階には幅30mのインフィニティプールを設置。眺望を楽しめるテラス付きレストラン、バー、スパなども備え、旅慣れた大人がホテルステイそのものを楽しめる、ラグジュアリーブティックホテルとしてオープンします。
EVOL HOTEL KOBE(仮称)三宮駅前の再開発ビルにインフィニティプール付きブティックホテルが誕生!【2027年度頃開業予定】
完成予想パース
南東側から見た様子です。
JR三ノ宮新駅ビルから続く歩行者デッキの様子です。屋根付きで便利そうですね。
新ビル南側基壇部の様子です。
新ビル北東角の様子です。
2階レベルに設けられる外周デッキの様子です。
立面図・断面図
立面図。低層部に大規模ホールを設け、その上部にガラスカーテンウォールの高層部を配置。大阪の中之島フェスティバルタワーを彷彿とさせる施設構成、デザインとなっています。
断面図です。基壇部の大部分が文化ホール(1800席程度)となっています。
計画概要
計画名称:神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業
所在地:兵庫県 神戸市中央区雲井通5丁目地内
交通:JR「三ノ宮」駅、阪急・阪神「神戸三宮」駅、ポートライナー・神戸市営地下鉄「三宮」駅
階数:地上32階、塔屋2階、地下3階
高さ:約163m ※最高部
構造:SRC造、一部S造
主用途:商業施設、事務所、ホテル、駐車場、公益施設(ホール、図書館、バスターミナル)
客室数:60〜70室
敷地面積:約8,228㎡
建築面積:約7,636㎡
容積対象面積:ーーー
延床面積:約99,422㎡
建築主:雲井通5丁目再開発株式会社
特定事業参加者:三菱地所、三菱倉庫、TC神鋼不動産
設計者:大林組、坂茂建築設計、東畑建築事務所、三菱地所設計
施工者:大林組
解体工事着手:2022年06月
着工:2023年09月07日(起工式)
竣工:2027年12月(予定)
開業:2027年度(ホテル等)
総事業費:約870億円
2024年10月の様子
現地の様子です。既存建物は完全に姿を消し、地下駆体の構築が行われていました。
南東側から見た様子です。
敷地東側接道の様子です。敷地面積が約8,228㎡もあるので、メチャクチャ広いです。
北東側から見た様子です。
北西側から見た様子です。地下3階まで掘り下げられ、地下駆体の構築が進んでいます。
アップで見た様子です。大阪でも滅多に見られない大規模な建設工事です。
最後は引き気味で見た様子です。
2022年6月の様子
現地の様子です。既存建物の解体工事が始まる前に現在の様子を記録してきました!
南西側から見た様子です。神戸区役所は2022年7月19日に、神戸市役所西側の新庁舎に移転します。
南東側から見た様子です。窓ガラスにウィンドウアートが施されていました。
サンパルを北東側から見た様子です。大規模再開発によって、これからこの界隈は激変する事になります。
最後は北西から見た現地の様子です。
大阪と比べると、何時になっても「建築計画のお知らせ」が掲示されませんね。
神戸は本当にようやく動き出した感。