2017年から行われてきた「桑名駅の駅舎改築及び自由通路新設工事」が完成し2020年8月30日(日)から供用を開始しました。今回の改良工事により分散していたJR東海・近鉄・養老鉄道の各改札口が自由通路上に並ぶ事になり利用者の利便性が大幅に向上しました。
【出展元】→桑名駅の駅施設が自由通路の供用開始に合わせ、新しくなります
→関西本線 桑名駅 駅舎改築及び自由通路の供用開始について
橋上駅舎と東口・西口をつなぐ自由通路は延長約176m、幅員6m。車いす対応エレベーター2基(東口・西口各1基)とエスカレーター1基(西口)を備えます。また、自由通路の完成にあわせて、JR桑名駅、近鉄及び養老鉄道の桑名駅が自由通路に面する形で移設されました。
完成予想パース
JR東海側の駅舎は面積約1,600㎡、車いす対応エレベーター2基(上下ホーム各1基)、エスカレーター4基(上下ホーム各2基)、改札内に多機能トイレを備えます。
駅改良に合わせて養老鉄道専用の改札口が新たに設置されます。近鉄のコンコースを経由することなく、直接乗車が可能となります。また、新たに車いす対応エレベーターの供用も開始し、自由通路階から改札口の位置するホーム階への移動がスムーズになります。
近鉄・養老鉄道側は面積約1,400㎡。車いす対応エレベーター3基(近鉄上下ホーム各1基、養老鉄道1基)、エスカレーター2基(近鉄上下ホーム各1基)、改札内に多機能トイレを備えます。また、市を象徴する名産品「桑名のはまぐり」をイメージしたタイルが、近鉄コンコースおよび男女トイ レに設置されます。名産品のPRを通じた地域への貢献と、桑名を訪れるお客さまへのおもてなしの意味を込めた近鉄の取り組みです。
2021年8月の様子
東口側から見た現地の様子です。2020年8月30日から自由通路の供用が開始されました。
今回の改良工事により、JR東海・近鉄・養老鉄道の3社の乗り場が1箇所に集中配置され非常に便利になりました。
新駅舎の外観は消し炭色の太い鉄骨とレンガ風のタイルを組み合わせた重厚感のある物です。
南東側から見た様子です。写真の階段は仮設のもので、将来行われる駅前広場の改良工事にあわせて本設の物に付け替えられます。
それでは自由通路を渡ってみましょう!こちらは東口→西口側を見通した様子です。手前からJR東海、養老鉄道、近鉄の3社が一直線にならんでいます。3社をまたぐので自由通路の長さは176mもあります。
まずはJR東海から見て行きます。
改札口を見るとこんな感じです。正面右手に駅務室、左手にコンビニがあります。
券売機付近の様子です。近年のICカードの普及により鉄道各社の券売機の設置台数は激減しています。
駅務室・有人切符売り場の様子です。
ベルマートキオスクの様子です。
改札口は4通路。
発車票はLCD(液晶モニタ)。3色LEDの表示を液晶モニタで再現するという、ハイテクなのかローテクなのが良く解らない表示内容でした(笑)
次は養老鉄道を見て行きます。
改札口は電車の乗り場の手前にあるのでここはラッチ外です。
階段を降りた所です。エスカレーターは未設置です。
改札口はさらに奥にありました。
券売機はこんな感じ。飲食店にある自動販売機を使用しています。
こちらが改札口です。有人改札1通路でした。
再び自由通路に戻って、近鉄の様子です。近鉄は別記事で改札内を含めて詳しくご紹介します。
券売機はこんな感じです。
JR東海のベルマートに加えて、近鉄側に駅ファミがありました。
自由通路を見通した様子です。
西口広場に繋がるエスカレーター、階段付近の様子です。
階段を見下ろすとこんな感じです。
見上げた様子です。
西口広場からみた駅舎の様子です。東口と基本的に同じデザインです。
正面から見た様子です。西口広場も改良が予定されています。
最後は西口広場から見た階段の様子です。