JR西日本が近畿エリアと広島エリアの各路線名をアルファベットで表現する「路線記号」を導入!

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JR西日本は、訪日外国人のお客様や国内の不慣れなお客様に対して、列車を利用する際のわかりやすさを向上させるため、近畿エリアと広島エリアの各路線名をアルファベットで表現する「路線記号」を導入すると発表しました。

近畿エリアでは、京都・大阪・神戸を結ぶJR京都線・JR神戸線を「A、大阪市内を一周する大阪環状線を「Oとして、敦賀駅を起点に近江塩津駅で「A」から最初に分岐する湖西線は「B」、続いて草津駅で分岐する草津線は「C」、京都駅で分岐する奈良線に「D」嵯峨野線に「E」が付与されます。おおさか東線は「A」から分岐していませんが2018年度末までに「A」の新大阪駅まで延伸開業する為「F」が割り当てられています。

【出典元】
JR西日本プレスリリース>近畿エリア・広島エリアに「路線記号」を導入します







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広島エリアでは、広島駅を中心に広がる5線に新たなラインカラーが設定されます。色の頭文字を路線記号とし、山陽本線は広島~白市間のラインカラーが緑で、路線記号は「Green」の頭文字「G」。可部線はラインカラーが青、路線記号が「Blue」の頭文字「B」になります。












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また、駅や車両の表示に「路線記号」を活用するとともに、「行先路線に該当する路線記号を表示すること」を共通コンセプトとし、わかりやすい案内の実現に向けた取り組みが進められます。

路線図・停車駅案内は上のサンプルの様な感じに刷新され、駅や車内に掲出している路線図・停車駅案内について、「路線記号」を活用した新たなデザインのものに取り替えられます。(今年度予定)














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主要駅や乗換駅を中心に、今年度以降順次、「路線記号」を活用した新たなデザインのものに取り替えます。













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さらに列車の種別表示にも路線記号が掲示されます。近畿エリアでは、大阪環状線に直通する関空・紀州路快速、大和路快速などの種別表示について、行先路線の「路線記号」を活用した新たなデザインのものに取り替えます。広島エリアでは今年度末から使用開始予定の新製車両227系において、行先路線の「路線記号」を活用して表示します。



新たに導入される事になった路線記号。駅のサイン類に加え、車内に掲示される路線図、列車の種別表示にまで導入される辺りからJR西日本の本気度が伝わってきます。まあ、ここまで大規模に変えるなら、同時に駅ナンバリングも導入してほしかった気もしますが・・・。

JR西日本のサイン類がここまで大規模に刷新されるのはJR発足後に青地に白抜きのサインを導入して以来ではないでしょうか?大阪ステーションシティ以降、試行錯誤を繰り返してきたJR西日本のサイン計画ですが、今回、新たな方向性が決まったようです。