パピオスあかし(PAPIOS AKASHI)は、JR西日本・山陽電鉄の明石駅前で行われた大規模な市街地再開発、明石駅前南地区第一種市街地再開発事業の施設名称です。明石駅のロータリーと国道2号線にはさまれた明石市大明石町一丁目の計画地には、ダイエー明石店の他、老朽化や空床が散見される小規模ビル等が密集しており、商業や公共施設の集積と地域の活性化が課題でした。同再開発事業では、これらを一体的に再開発し、地上34階・地下1階建ての住宅棟と、地上6階・地下2階建ての商業・公共施設棟で構成される延べ床約6.6万㎡の大規模な再開発ビルが建設されました。
【出典元】
→明石市HP>明石駅前南地区再開発事業について
→竣工したプラウドタワー明石(明石駅前南地区第一種市街地再開発事業・住宅棟)の状況 18.05
→明石駅前南地区第一種市街地再開発事業 16.01
→明石駅前南地区第一種市街地再開発事業 14.06
→明石駅前南地区第一種市街地再開発事業
パピオスあかしは、市民の憩いのオアシス・殿堂となり、明石市の新しい文化を創造する広場になるようにとの願いを込めて、下記のキーワードの文字をつないだ造語です。テナントは、店舗(物販・飲食・サービス)・事務所・クリニック・公共公益などが入居しています。
『パ』:殿堂のパレス +
『ピ』:広場を意味するイタリア語のピアッツア +
『オス』:推進するの意味のオス(押す)とオアシス
フロア構成はこんな感じです。あかし市民図書館や、子育て支援センター、健康センター、市民広場、クリニックモール、書店、レストラン、物販店など様々なテナントが入居しています。
北東側から見た様子です。再整備された駅前ロータリーとセットで明石駅前の様子は一新されていました。
正面から見たハピオス明石の様子です。
明石駅のコンコースの真正面にある大階段とエスカレーターの様子です。2階にある市民広場に向かった歩行者導線が作られています。
ハピオスあかしの2階にある全天候屋内型多目的広場「あかし市民広場」です。
仲間たちと創りあげてきた製作物や、趣味の作品展示、ダンスや音楽等パフォーマンス、物品販売、大型液晶ビジョンを使った上映会など、大人でも子どもでも、学生でもプロでも、個人、法人問わずどなたでも気軽にご利用いただける屋内スペースです。イベント等実施可能時間 9:00~21:00で、予約制です。予約状況を確認すると、この手のイベントスペースとしては破格の利用率の高さで驚きました。
大型マルチビジョンも設置されています。基本的に逆光になる設置環境ですが、高輝度のサイネージモニタを組み合わせにより、充分な視認性を確保しています。おそらくですが、NEC製のサイネージモニタだと思います。
再び駅前ロータリーに戻って。北西側から見たパピオスあかし(PAPIOS AKASHI)の様子です。
最後は明石駅側から見たプラウドタワー明石とパピオスあかし(PAPIOS AKASHI)の様子です。
駅の改札を出て、1Fレベルで道路を横断することなくアクセスできるのがいいですね。
姫路駅南口も同様に、駅前ロータリーを繋ぐ道路を歩道で完全に分割し、向かいのJALホテル側にアクセスできるよう工事が進められています。横断歩道や信号が無くなり、北口に続いて歩行者優先の駅前になります。
どうせなら大阪駅周辺も、例えば阪神百貨店の間の道路を全部、駅前広場にする位のことをやって欲しいです。車線が多いため難しいかもしれませんが、それ以上に圧倒的な人の往来があります。人優先社会であれば、今がおかしいのは自明です。御堂筋を完全歩道化するという途方もない計画が出ていますが、それよりは実現性があり、効果があると思います。