鹿児島・天文館「千日町1・4番街区 市街地再開発計画」は、大正年間から営々と築かれてきた鹿児島市の中心市街地“天文館” 市電『天文館通り』電停に面する老舗タカプラを中心にL字に広がる約 6,000 ㎡の敷地を一体として活用した 15 階建高層複合ビルに建て替える再開発計画です。千日町の 1 番街区・4 番街区を形成していた28 棟の建物が、延べ床面積約36,500 ㎡の共同ビルに生まれ変わります。2018年11月より解体工事に着手、2022年春のオープンを予定して工事が進んでいます。総事業費は約151億円です。
【出展元】→千日町1・4番街区 市街地再開発組合ホームページ
再開発ビルには、商業・ホテル・銀行などの事業所のほか、多目的ホール、隣接する通り沿いには、外向き店舗として飲食街を展開し、周辺の賑わいとの連続性が演出されます。また、電車通りに面した広場、鹿児島初の“まちなか図書館”、空中庭園、最上階には展望レストラン・展望スペースが設けられます。
【スペック】
名称:千日町1・4番街区第一種市街地再開発事業
所在地:鹿児島県鹿児島市千日前1番1他53筆
階数:地上15階、地下0階
高さ:64.00m
構造:鉄骨造
杭・基礎 :
主用途:物販、飲食、集会場、事務所、ホテル
客室数:
敷地面積:6,086.89㎡
建築面積:
延床面積:36,693.96㎡
建築主:千日町1・4街区市街地再開発組合
設計者:アール・アイ・エー・東条設計JV
施工者:大和ハウス工業(予定)
着工:
竣工:2022年春開業予定
現地に掲示されいた計画地の空撮写真です。上の写真が以前の姿、2番目は2019年6月頃、3番目は2020年7月頃の様子です。
2020年8月の様子
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現地の様子です。前回の撮影が2019年10月だったので、約10ヶ月振りの取材です。
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北側から見た様子です。
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天文館のアーケード街から見た様子です。
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西側から見た様子です。
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南側から見た様子です。
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最後は開いていたゲートから見た内部の様子です。
2019年10月の様子
現地の様子です。鹿児島市電「天文館通」電停の目の前です。
既存建物の解体工事が進み、空が広々としています。
アーケード街側から見た様子です。
仮囲いの内部の様子です。ハイアングルで敷地外から撮影しました。
解体工事はかなり済んでおり、計画地はほぼ更地になっていました。
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千日町1・4番街区市街地再整備事業の再開発ビルは、当初は地上24階、高さ約110メートルの計画でしたが、事業費抑制のため地上15階、高さ約60メートルに縮小されました。1階から4階には福岡市・天神のファッションビルVIOROなど各地の大型商業施設の運営を手がける「プライムプレイス」、7階から14階には「ダイワロイネットホテル」が入居する予定です。