三菱地所を代表企業とするうめきた2期開発事業者JV9社(事業者JV)は、2020年12月21日付けのニュースリリースで、「(仮称)うめきた2期地区開発事業」の工事に着手したと発表しました!2024年夏頃に先行まちびらき(一部民間住宅および一部都市公園)、2027年度に地区全体開業を予定している。
うめきた2期は、大阪駅北側にあった貨物ヤード跡地の再開発で、大阪都心で最大の大規模開発事業です。先行開発地区として「グランフロント大阪」が開業しましたが、うめきた2期はそれに続く開発計画です。
うめきた2期は、質の高い都市機能の集積を図り、国際競争力を高めるために、国内外の先駆的大手企業 やクリエイティブな人々の活動の場となる最先端オフィスが整備されます。ワーカーの多様な働き方に対応するため、充実したオフィスサポート機能(「テラス・ラウンジ」「子育て支援施設」など)に加え、都市公園では、ウェルビーイング(Wellbeing)に配慮したワークプレイスやイベント空間・憩いの場などが整備されます。【出展元】
→うめきた2期地区開発プロジェクト
→「(仮称)うめきた 2 期地区開発事業」工事着手
→「(仮称)うめきた 2 期地区開発事業」始動
→うめきた2期地区北街区開発事業 うめきた2期地区南街区開発事業 環境影響評価準備書
→株式会社ゼア
※最新の現地写真を多数追加しました!
既存のランドマークを活かしたランドスケープ・プランニング

うめきた2期は「みどり」と「イノベーションの融合地点」を基本コンセプトに据え、「New normal/Next normal」「Society5.0」「SDGs」などに配慮した新しい都市モデル実現を目指す大規模再開発です。2023年春開業の新駅「うめきた(大阪)地下駅」を核に、先進オフィスや商業機能、富裕層向けのスーパーラグジュアリーホテル、MICE施設などを整備。梅田スカイビルなど周辺施設とのデッキネットワークの接続強化や、公園と一体となった民間宅地内の「みどり」の整備などが行なわれます。
建物のレイアウトは「梅田スカイビル」「大阪駅」「グランフロント大阪」など既存のランドマークに新街区が溶け込む様なプランが作られました。

うめきた二期地区の配置図です。中央部に設けられる都市公園は、北側が「うめきたの森」、南側は「リフレクション広場」と名付けられました。2レベルの回遊動線に加え、グランフロント大阪やノースゲートビル、梅田スカイビル等とデッキで接続されます。南北の都市公園の連続性を高めるため、公園を縦断して公園施設を接続する園路を設置しま す。
新しい完成イメージパースが公開される!

2020年12月21日の工事着手のプレスリリースと同時に公式サイトがオープンし、新しいイメージパースが多数公開されました。

都市公園南エリア、リフレクション広場の様子です。「てんしば」の様な芝生広場が設けられる様です。
都市公園では多様なアクティビティが展開されます。南エリアは「リフレクション広場(芝 生広場と水景)」を中心に多くの人が集う賑わいの空間に、北エリアは「うめきたの森」を 含む緑豊かな自然を感じられる憩いの空間になりますまた南北の一体化を図るために、南北の公園を「ひらめきの道(空中 デッキ)」で結ぶとともに、地上部は「ステッププラザ」を設け、特色ある空間を生み出し ます。園内には利用者が公園をより一層楽しめるカフェやレストラン、またイノベーション創出に寄与する機能を有した施設が整備されます。
南街区賃貸棟(左:東棟 右:西棟)の完成予想イメージです。街の格式を高めるスーパーラグジュアリーホテル(ウォルドーフ・アストリア大阪)を始め、関西・大阪のカルチャーを発信するライフスタイルホテル(キャノピーbyヒルトン大阪梅田)、観光からビジネスまで幅広いニーズに対応するアップス ケールホテル(阪急阪神ホテルズ、名称未定)の 3 ホテルが導入されます。
南街区は、大阪駅地下ホーム(うめきた新駅)の整備により世界との交流拠点となります。国内外からの来訪者が楽しめる レストランやショップ、近隣住人やワーカーが交流できる場が設けられ、 次世代型の体験価値の提供を目指します。北街区では、四季を感じられる自然豊かな北公園やシンボル軸の銀杏並木が美しい景観のなか、グランフロント大阪のナレッジキャ ピタルとうめきた 2期エリアの中核機能を繋ぎ、知の交流と市民参加を促進する商業空間を目指します。うめきた2期に進出する3つのホテル
キャノピーbyヒルトン大阪梅田 ヒルトンの日本初進出ブランドがうめきた2期に出店!北街区賃貸棟10〜25階に308室を展開!【2024年開業予定】
南街区賃貸棟の公園側のエントランスの様子です。うめきたの都市機能のシンボル的な空間となり、地層をイメージさせるデザインが目を引きます。自然光が降り注ぐ地下空間「サンクン広場」、1階には「水盤」が見てとれますね。

北街区賃貸棟の様子です。
北街区賃貸棟は、国などのイノベーション支援機関の入居を想定したオフィスや、会議室・講義室などから 構成されるプラットフォーム施設、イノベーション創出を事業とする企業などが位置す る場所として、コワーキングスペースや交流スペース、SOHO などを有したイノベーシ ョン施設が整備されます。グランフロント大阪の知的創造拠点「ナレッジキャピタル」な どと連携を図りながら、新たなライフデザイン・イノベーションの創出を目指します。
北街区賃貸棟の公園側のエントランス付近の様子です。
うめきた2期事業の概要


うめきた2期は中心部の都市公園の南北に位置する2つの街区に分かれます。南街区はJR西日本のうめきた新駅(大阪駅地下ホーム)や大阪駅新改札口、中央郵便局跡など連携する、一大ビジネスゾーンとして整備されます。北街区は交流を主眼に置き、新産業創出・産学官民交流拠点を中心にホテル、タワーマンションが配置されています。
うめきた2期に連動した再開発
正式名称決定!『大阪駅西口・うめきた地下口』大阪駅新改札口 建設工事の状況 23.01【2023年春ダイヤ改正から供用開始】
南街区賃・建築計画のお知らせ
南街区賃貸棟

南街区・西棟には、大阪の都市格を高める 5 つ星級のスーパーラグジュアリーホテル、総貸室面積約 90,000 ㎡、基準階面積約 4,100 ㎡の大規模オフィス、国際集客・交流に資する大ホール、小ホール及び会議室、「みどり」と融合し、まちの賑わいを創出する商業機能が導入されます。
南街区・東棟には、ビジネスから観光まで幅広いニーズを取り込むアップスケールホテル、総貸室面積約 19,000 ㎡、基準階面積約 1,500 ㎡の中規模オフィス、都市型スパ、西棟低層部商業と合わせた店舗面積約 2,500 ㎡が整備されます。また、分譲棟は約 600 戸のハイグレードの都市型住宅となります。
| 計画名称 | (仮称)うめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟 |
| 所在地 | 大阪府大阪市北区大深町1番39の一部他 |
| 交通 | |
| 階数 | 地上39階、地下3階 |
| 高さ | 181.50m ※建築基準法上の高さ |
| 構造 | S造(一部RC造・SRC造) |
| 杭・基礎 | |
| 主用途 | 事務所、ホテル、商業施設等 |
| 客室数 | |
| 敷地面積 | 25,262.07㎡ |
| 建築面積 | 17,586.72㎡ |
| 延床面積 | 317,249.30㎡ |
| 容積対象面積 | 277,882.77㎡ |
| 建築主 | 三菱地所、大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、積水ハウス、竹中工務店、阪急電鉄、うめきた開発特定目的会社 |
| 設計者 | 三菱地所設計 |
| 施工者 | 未定 |
| 着工 | 2020年12月上旬(予定) |
| 竣工 | 2024年11月下旬(予定) |
| 備考 | 大阪駅北側にあった貨物ヤード跡地の再開発。先行開発として建設されたグランフロント大阪に続く2期計画。エリア内にJR大阪駅地下ホームが建設され関西国際空港や和歌山方面とも直結される。南街区はJR西日本などが開発する梅田3丁目計画やウエストゲートビル、大阪駅の新改札口「西口」などにより一体的に整備され、大阪駅の西側に全く新しい『街』が誕生する |
建築計画のお知らせに掲載されていた配置図です。
北街区賃・建築計画のお知らせ
北街区賃貸棟
北街区は人々の交流の場となるライフスタイルホテル、グランフロント大阪のナレッジキャピタルとリンクする新産業創出・産学官民交流拠点、「みどり」や中核機能、ホテルと連携した商業機能、店舗面積約 3,000 ㎡が導入されます。分譲棟は約 600 戸のハイグレードの都市型住宅となります。

| 計画名称 | (仮称)うめきた2期地区開発事業 北街区賃貸棟 |
| 所在地 | 大阪府大阪市北区大深町1番40、1番41の一部他 |
| 交通 | |
| 階数 | 地上26階、地下3階 |
| 高さ | 124.30m ※建築基準法上の高さ |
| 構造 | S造(一部RC造・SRC造) |
| 杭・基礎 | |
| 主用途 | 事務所、ホテル、商業施設等 |
| 客室数 | |
| 敷地面積 | 8,402.88㎡ |
| 建築面積 | 5,350.00㎡ |
| 延床面積 | 65,421.20㎡ |
| 容積対象面積 | 54,618.72㎡ |
| 建築主 | 三菱地所、大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、積水ハウス、竹中工務店、阪急電鉄、うめきた開発特定目的会社 |
| 設計者 | 日建設計 |
| 施工者 | 未定 |
| 着工 | 2021年02月中旬(予定) |
| 竣工 | 2024年04月下旬(予定) |
| 備考 | 大阪駅北側にあった貨物ヤード跡地の再開発。先行開発として建設されたグランフロント大阪に続く2期計画。エリア内にJR大阪駅地下ホームが建設され関西国際空港や和歌山方面とも直結される。北街区はグランフロント大阪と歩行者デッキで接続される。南街区に比べると規模は小さい。 |
建築計画のお知らせに掲載されていた配置図です。
北街区分譲棟

| 計画名称 | (仮称)うめきた2期地区開発事業 北街区分譲棟 |
| 所在地 | 大阪市北区大深町1番41の一部、1番18の一部 |
| 交通 | |
| 階数 | 地上46階 |
| 高さ | 172.55m ※最高高さ |
| 構造 | RC造 |
| 杭・基礎 | |
| 主用途 | 共同住宅(分譲) |
| 総戸数 | |
| 敷地面積 | 7,318.81㎡ |
| 建築面積 | 3,609.30㎡ |
| 延床面積 | 72,593.16㎡ |
| 容積対象面積 | 4,7561.62㎡ |
| 建築主 | 積水ハウス、大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、竹中工務店、阪急電鉄、三菱地所レジデンス、うめきた開発特定目的会社 |
| 設計者 | 竹中工務店 |
| 施工者 | 未定 |
| 着工 | 2022年04月上旬(予定) |
| 竣工 | 2026年03月下旬(予定) |
| 備考 |

建築面積のお知らせに掲載されていた立面図です。図面を見ると基壇部、低層、中層、構想に分節されデザインとなっており、グランフロント大阪オーナーズタワーと同様に、高級感のあるタワーマンションになりそうです。

同じく配置図です。







