三菱地所は2021年6月30日付けのニュースで、インドネシアの公務員年金基金運用会社である国営企業タスペンの不動産事業子会社タスペン・プロパティ・インドネシアと共同で、ジャカルタ中心部の大規模複合開発事業「オアシス・セントラル・スディルマン」に参画すると発表しました!
ジャカルタの目抜き通りであるスディルマン通り沿いの地面積約3万3000㎡に、地上75階、地下3階、高さ約340mのオフィス・サービスアパート棟と、地上65階、地下3階、高さ約200mの分譲住宅棟を開発。2024年初旬着工、2028年竣工の予定。総事業費は約521億円です。
【出展元】→三菱地所 首都ジャカルタ特別州で最大規模の再開発へ 大規模複合開発事業「Oasis Central Sudirman」に参画
ASEAN諸国最大の人口と GDPを誇るインドネシアは、コロナウイルスの影響を受ける 2020 年以前の過去 10 年間の経済成長率は 5~6%と安定した成長を続けており、ワクチンの接種拡大による経済回復後は中長期的な成長が期待されています。
ジャカルタ特別州は、居住人口が約 1,000 万人を超えるインドネシアの首都で、先般発表された首都移転後も経済の中心地として堅調な不動産需要が見込まれています。本計画はジャカルタ特別州の中でも特にビジネス中心地として評価の高い目抜き通りである Sudirman 通り沿いに立地し、 2019 年に開通した MRT(ジャカルタ都市高速鉄道)や、スカルノハッタ国際空港とジャカルタを結ぶ Airport Rail Link、2022 年に開通が予定される LRT等の各駅にも至近で高い交通利便性を有しており、今後もエリア一帯の価値向上が確実視されています。
「Oasis Central Sudirman」 の外観完成イメージです。A 棟(オフィス・サービスアパート(SA)棟)は、地上 75 階(含商業施設 3 階)、地下 3 階、高さ約340mに達します。2棟の超高層ビル+低層部の商業施設などを含む総延床面積は延床面積:約 307,000 ㎡ ほどで中々の開発規模となっています。また、総事業費が約521億円と伝えられていますが、正直520億円で高さ340m+200mのツインタワーが建てられるのは凄いと思いした。
外観デザインもかなり攻めている感じですね。
計画概要
【計画概要】
所在地:インドネシア ジャカルタ CBD 中心部、幹線道路 Sudirman 通り沿い
敷地面積:約 33,000 ㎡
構造・規模:
A 棟(オフィス・サービスアパート(SA)棟):地上 75 階(含商業施設 3 階)、地下 3 階
B 棟(分譲住宅棟):地上 65 階(含商業施設 3 階)、地下 3 階
用途:オフィス、分譲住宅、賃貸 SA、商業施設等
延床面積:約 307,000 ㎡ (オフィス 約 108,000 ㎡、住宅約 84,000 ㎡、SA 約 31,000 ㎡、商業施設 約 30,000 ㎡等)
貸付面積:約 124,000 ㎡(オフィス 約 82,000 ㎡、SA 約 23,000 ㎡、商業施設 約 19,000 ㎡)
分譲面積:約 72,000 ㎡(分譲住宅)
総事業費:約 521 億円
出資比率:三菱地所・BP 社コンソーシアム 70%、Taspro 社 30%
スケジュール:2024 年初旬 着工予定、2028 年 竣工予定
※三菱地所は BP 社と合弁会社(三菱地所 85%、BP 社 15%)を設立し、事業会社の PT Central Sudirman Development の株式 70%を取得。
どことなくビルのデザインが、タイで最も高い建物『キングパワーマハナコン』(314m)に似てるように思いましたも
三菱地所は、このようなシンボリックで緑のあるビルをジャカルタに建てられるのに、うめきたに建てないのはなぜでしょう?
520億円で日本にあるどれよりもかっこいい超高層ビルができるなんて、、、ずるいなあw