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三重県多気町『VISON(ヴィソン)』パーフェクトガイド(ホテルヴィソン・本草湯 編)



VISON(ヴィソン)は、三重県の多気町にオープンした、国内最大級規模の商業リゾート施設です癒やしと食の総合リゾート「アクアイグニス」の立花哲也氏やパティシエの辻口博啓氏がタッグを組んでこれまでに無い自然派の大型複合商業施設が誕生しました。

特集5回目の最終回は、「ホテルヴィソン・本草湯」をご紹介したいと思います。

 

 

 



 

ホテルヴィソンは、“木と建物の関わり”をコンセプトに、持続可能な建築を目指してつくられたヴィソンの宿泊施設です。木の温もりを感じる内装で、自然と調和した心地よい空間を提案。宿泊施設は、全室雄大な自然の眺めを堪能できるホテル、カジュアルな滞在でアクティブに楽しみたい方におすすめの旅籠、非日常を味わう木々に囲まれた露天風呂付きのヴィラ、といったコンセプトの異なる3タイプがあります。


 

1:ホテルヴィソン(ホテルタイプ)


ホテルヴィソン(ホテルタイプ)は、屋外テラスで多気の自然を満喫できるように、室内と同じ面積のプライベートテラスを設置しています ※テラスなし客室もあり。地形の高低差を活かしたひな壇型の建物形状が目を引きます。

 

 

 






リゾートホテルとしてはかなりの大型施設です。

 

 

 

 


フロントは山の頂上にあるのでエスカレーターを何台も乗り継いで上に上がって行きます。

 


ホテルの背面はこんな感じです。低層のマンションの様な趣きがありますね。

 

 


こちらがホテルフロントです。客室数に対してかなり小さいので、チェックイン時には混雑するのではないでしょうか・・。

 

2:ホテルヴィソン(プライベートヴィラ)2021720 OPEN

 


VILLAは
別荘のような「戸建て隠れ家」です。各棟には多気の大自然を一望する露天風呂と外居間が設けられ、和モダンでハイエンドな滞在を楽しむ事ができます。

 

3:旅籠ヴィソン2021810 OPEN

 


HATAGOー
日本の伝統的な「風流」を感じるカジュアルタイプの客室です。VISONのメインストリートと言える「サンセバスチャン通り」にあるショップが入居する建物の2階に泊まる事ができます。旅籠棟は各棟1階に入居するテナントプロデュースにより洗練された世界観を各客室で体感できます。

 

SPA and HONZO 本草エリア


三重大学とロート製薬の共同研究により、薬草を研究した「本草学」を現代の暮らしに合わせて再考することを目的とした「本草エリア」。本草湯では、施設内や周辺で栽培された薬草を活用し、5 日ごとや月替わりでオリジナルレシピの薬草湯を提供します。

また薬草園や本草研究所では、「本草学」をベースに新しい美と健康学を研究・発信。本草湯には天然鉱石由来のミネラル30 種以上を使用したミネラルミスト浴〈Le Furo〉、世界基準のウェルネスメニューが揃うサロン〈Wellness Salon by TEUZUSIKI〉、笠原将弘氏が展開する日本料理店〈笠庵 賛否両論〉、本草研究所に併設されたショップ&カフェ〈本草研究所 RINNE〉では本草のお茶や商品をご用意。心と体をリセットし、癒しの時間をお過ごしいただけます。

 


温浴施設「本草湯」の様子です。

 


玄関の様子です。

 

 


靴箱ロッカーの様子です。

 

 

 


最後は温浴施設の休憩所の様子です。竹林をイメージした広大な空間に土肝を抜かれました!

 

VISON(ヴィソン)に、行って、見てみた感想



アクアイグニスが手掛ける新施設「VISON(ヴィソン)」は以前から取材したいと思っていた案件なので、今回取材する事ができて良かったです。ヴィソンは、建物を自然素材でつくる、ナショナルチェーンを入れない、コンビニを入れない、施設内に自販機を置かない、など作り手の拘りやワガママを詰め込んだ尖った施設だな、という印象を持ちました。入居しているショップ・レストラン共に総じてレベルが高く好印象でした。

 

 

 


公式Webサイト:https://vison.jp/

しかし、利用者目線で見ると問題点が浮かび上がってきました。まず、公式HPの情報が整理整頓されておらず必要な情報にアクセスできませんでした。今回、5回に渡って「紹介記事を書こう」と思った切っ掛けは、困っている人が続出するのでは?と思ったからです。

洒落た名前がズラズラと書かれた、お洒落なHPを見てもお店を選ぶ事が難しかっですし、現地のインフォメーションも圧倒的に不足しており、特に配布されているパンフレットは、最低限のMAPと店名が記載されており「これだけ??」と声を上げてしまいました。

 

 



話題のスマートインターを目指して名古屋方面からクルマで向かいましたが、スマートインターは伊勢方面の出口しか使えない、事を知らなかったのでとても不安になりました。事前に調べておけば解る事ですが、とても重要なポイントなので公式HPに強調して記載してほしかったです。

 

 

 

 



あと、現地施設が採石場の様に荒れている事がとても気になりました。自然と協調するイメージの施設とはかけ離れた印象です。これから緑化したり植林して緑豊かになってくれれば良いのですが、何か意図があるのでしょうか・・・。

 

 

 



VISONの個々のショップのレベルは高く、建築デザインも素晴らしく、まさに「美しい村=ヴィソン」を体現していると思いました。これからの課題は、インフォメーションの充実とオペレーションの改善、そして施設内の緑化推進だと思います。これは個人的な印象なのですが、先日の東京オリンピックの開会式の様なチグハグ感を抱きました。

ヴィソンの着眼点は素晴らしく、サンセバスチャン市を口説き落とした行動力や、周辺自治体を巻き込んで実現させたスマートインター、さらに多くの大企業を巻き込んだ影響力は凄いです。ヴィソンには現時点での問題点を丁寧に潰していって、施設全体で統一感のあるオペレーションを実現できる様に、修正を進めて行って欲しいと思いました。そうすれば満点に近い評価の唯一無二の施設として長期スパンで人気を維持できる施設になる事でしょう。

1 COMMENT

区民g

伊勢神宮にお参りしたついでに行ってみたくなりました!
ありがとうございます!

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