サンケイビルは、2022年1月27日付けのニュースリリースで、大阪市中央区日本橋のホテル開発計画におけるホテルブランドが、ハイアットの新しいブランドでセレクトサービス型のライフスタイルホテルである『キャプション by Hyatt(Caption by Hyatt)』に決定したと発表しました!このプロジェクトは、サンケイビルが開発を担当し、ハイアットの関連会社を通してフランチャイ ズ契約を締結した、初のパートナーシップのプロジェクトとなります。
「キャプション by Hyatt なんば 大阪」の客室数は167。1 階にレストラン、2 階にフィットネスを設ける計画です。大阪カルチャーの中心地ともいえる難波界隈に位置し、黒門市場、なんばグランド花月も徒歩圏内で、大阪の魅力と活気を肌で感じる好立地です。2022年 7月に新築工事に着手、2024年6月12日の開業予定しています。
また、客室数200を予定する「キャプション by Hyatt 兜町 東京」の出店も同時に発表されました。計画地は、東京都中央区日本橋兜町12番地で、こちらは「平和不動産」が推進する日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクトの一環として開発され、2025年の開業を予定しています。
【出展元】→ハイアット、「キャプション by Hyatt」ブランドの日本初進出計画を発表
→ハイアットの新しいライフスタイルホテルブランド 『キャプション by Hyatt』に決定 開業は2024年を予定
日本初進出のハイアットのホテルブランド「キャプション by Hyatt なんば 大阪」の開業日が2024年6月12日に決定!
キャプション by Hyatt なんば 大阪の「トークショップ(Talk Shop)」
今回日本初進出となる『キャプション by Hyatt』 は、ハイアットが2019年に発表した新しいブランドで、ライフスタイルホテルの個性とセレクトサービスホテルの長所である柔軟で効率的なスタイルを融合させた、新しい形の快適な空間を提供します。ハイアットの新しいホテルブランド『キャプション by Hyatt』は、主に都市部で開発されます。ホテルにはいわゆるロビーはなく、その代りに「トークショップ(Talk Shop)」と呼ばれる飲食を提供するソーシャルスペースが中心に据えられます。「その場所にあるホテルからその場所そのものであるホテル」として地元でコミュニティーの創出を目指し、地域社会の生活と文化を受け入れ、有意義なつながりのためのスペースと可能性を提供します。旅行者と地元の人の双方に焦点を当てた画期的なコンセプトは、旅行や日常生活の中に本物のつながりと自己表現を求める意識の高い消費者層のニーズに応えます。
「キャプション by Hyatt」とは?
「キャプション by Hyatt」ブランドは、一日の終わりにお客様が一杯のコーヒーやドリンク、食事を楽しみながら、人と知り合い、会話が弾むような快適な空間を創造するようにデザインされます。「キャプション by Hyatt」ホテルは、カフェであり、マーケットであり、バーのような活気に満ちた場所で、独自性に富んだ料理や飲み物を楽しむ事ができます。ブランドコンセプトである「会話が弾む飲食」のデザインについては、ダニー・マイヤー氏が創設者兼最高経営責任者を務めるユニオン・スクエア・ホスピタリティー・グループ(USHG)の助言を得ています。
『キャプション by Hyatt』は、これから展開が始まる、産声を上げたばかりのホテルブランドです。客室は、色彩、大胆なグラフィック、リサイクル素材、形、機能、楽しみのために設計された、気取らず、快適で、遊び心のあるインテリアを提供します。スマートテレビ、ワーク・ラウンジエリア、一体型ラゲッジラック付きクローゼット、冷蔵庫、セキュリティBOX、シャワーブースとと十分な広さのドレッサーを備え、ペットに優しいホテルとなります。
ハイアットのグローバルブランド担当副社長、ヘザー・ガイスラー氏は、「ハイアットでは、個々の人のつながりにはパワーがあると確信している。お客様の声に耳を傾けると、一人旅でも友人との旅行でも、信頼のおける親しみやすい環境で、他の人とつながることを期待されている。『キャプション by Hyatt』ブランドで、お客様や地元の方々が入り交じり、知り合ったばかりの人も、古くからの友人も、カクテルなどを片手に楽しんでいただけるよう設えた空間で、自然に交流していただきたい」と語りました。
キャプション by Hyatt なんば 大阪は、供用スペースや廊下込みの延床面積が約5,748.75㎡で、客室数は167室を予定しています。大まかな予想ですが客室面積は20㎡〜25㎡ほど、バスタブをなくしてシャワーブースを備えたスタイリッスな宿泊特化型ホテルになりそうです。大阪ではアロフト堂島やモクシー新梅田などがイメージ的に近いと思います。
計画概要
名称 | キャプション by Hyatt なんば 大阪 |
計画名称 | (仮称)大阪日本橋ホテル計画 |
所在地 | 大阪市中央区日本橋二丁目3-1※地名地番 大阪市中央区日本橋2丁目7番5号 |
交通 | Osaka Metro堺筋線・千日前線「日本橋」駅 徒歩5分/近鉄難波線「近鉄日本橋」駅 徒歩5分/南海本線「なんば」駅 徒歩6分 |
階数 | 地上11階 |
高さ | 40.20m |
構造 | 鉄骨造 |
杭・基礎 | |
主用途 | ホテル、飲食店 |
客室数 | 167室 |
敷地面積 | 958.72㎡ |
建築面積 | 635.36㎡ |
延床面積 | 6107.42㎡ |
容積対象面積 | 5748.53㎡ |
建築主 | サンケイビル |
設計者 | 久米設計 |
施工者 | 鴻池組 |
着工 | 2022年06月上旬(予定) |
竣工 | 2023年12月下旬(予定) |
備考 | 2024年6月12日開業(予定) |
2024年4月の様子
現地の様子です。前回の取材が2024年1月だったので、約3ヶ月振りの撮影です。
東側から見た様子です。キャプション by Hyatt なんば の開業日は、2024年6月12日に決まりました!
基壇部の様子です。小洒落た雰囲気が漂っています。
ハイアット系:キャプション by Hyattの競合となる、マリオット系のモクシーやアロフトに似た感じがします。
エントランス付近の様子です。
キャプション by Hyatt なんば 大阪には、立体駐車場がありました。駐車可能台数や料金は、現時点、不明です。
北西側から見た様子です。
最後は南西側から見た様子です。
2024年1月の様子
現地の様子です。前回の取材が2023年11月だったので、約2ヶ月ぶりの撮影です。
真正面(東側)から見た様子です。建物を覆っていた足場が解体され、外観が姿を現していました!!
基壇部の様子です。captionのロゴマークが取り付けられていました。
ロゴマークをアップで見た様子です。
基壇部を南側からみた様子です。外観は全体的にビジネスホテルの様なクオリティですが、基壇部はそれなりにデザイン性の高い作りになっています。
南東側からみた様子です。
北側から見た様子です。
最後は南側からみた様子です。
2023年11月の様子
現地の様子です。前回の取材が2023年9月だったので約2ヶ月振りの撮影です。
北東側の様子です。ビルを覆っていた足場が解体されつつあり、外壁の一部が姿を表していました!
北側から見た様子です。一般的なビジネスホテルよりも窓ガラスが大きく、それなりのグレード感がある造りだと思います。
こちらは南東側から見た様子です。
南西側から見た様子です。
咲洲にあったハイアットリージェンシー大阪は、グランドプリンスホテル大阪ベイにリブランドされたので、建設中のキャプション by Hyatt なんば 大阪は、大阪では唯一のハイアットブランドのホテルとなります。
2023年9月の様子
現地の様子です。前回の取材が2023年6月だったので約3ヶ月ぶりの撮影です。
真正面から見た様子です。鉄骨建方が、かなり進んでいます。
北東側から見た様子です。
北西側から見た様子です。
最後は南西側から見た様子です。
2023年6月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2022年2月だったので、約4ヶ月振りの取材です。
西側から見た様子です。南側部分の鉄骨が成長しており驚きました。
北東側から見た
南東側から見た様子です。
最後は南西側から見た様子です。
2023年2月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2022年12月だったので、約2ヶ月振りの取材です。
西側から見た様子です。仮囲いの外から見たかぎりではあまり変化点が見られませんでした。
北東側から見た様子です。
最後は北西側から見た様子です。
2022年12月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2022年5月だったので、約7ヶ月振りの取材です。
東側から見た様子です。計画地は仮囲いが建てられ本格的な工事が始まっていまいした。施工は鴻池組が担当しています。
仮囲いの外からハイアングルで見た様子です。
敷地南側から見た様子です。
最後は北側から見た様子です。
2022年5月の様子
現地の様子です。計画地は、堺筋沿いにあった上海新天地の跡地で現在はコインパーキングとして暫定利用されています。
北東側から見た様子です。敷地面積が958.72㎡ほどなので、それほど大きなホテルにはなりません。
ちなみに、大阪市内にある外資系ホテルで似たようなカテゴリである、モクシー新梅田の延床面積は8,813,40㎡ほどで、キャプション by Hyatt なんば 大阪 の延べ床面積は6107.42㎡です。キャプション by Hyatt なんば 大阪 はモクシー新梅田よりも一回り小さなホテルになります。
最後は南西側から見た様子です。
小ぶりな建物ですが、雰囲気は良さげですね。
ホテル建物も最高部まで到達したみたいですね。
この現場の堺筋をはさんで東側にある、もと大阪厚生信用金庫本店ビルも解体が始まるそうで、このエリアもじわじわと新陳代謝が進みつつあるようです(^_^)
元々ラオックス上海新天地だった場所ですけど、確か2020年1月頃にラオックスが改装するので一時閉店となってたはずですが、そのままコロナ禍になってしまって、わりとあっさり2020年5月頃に建物ごと解体しちゃいましたね。