モクシー大阪本町は、大阪市中央区瓦町2丁目に所在する宿泊特化型ホテルです。「モクシー・ホテル」は、世界的なホテルチェーンのマリオット・インターナショナルが展開するホテルブランドの1つで、2014年にミラノのオープンからスタートした、主にミレニアル世代をメインターゲットにした、デザイン重視の新感覚ホテルブランドです。日本では2017年11月に東京錦糸町と大阪本町が同時オープンしました。
【出展元】
→モクシー大阪本町 公式HP
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モクシーホテルとは?
「モクシー・ホテル」のコンセプトは『節約志向のトラベラー向けブティックホテル』。スタイリッシュなデザインとリーズナブルな価格、本格的なサービスを組み合わせた革新的なブランドとして注目を集めています。キャッチフレーズ「Moxy Is For Play. Seriously(遊ぶときこそ真剣に。それがモクシー)」を掲げており、“人は遊びたいときにはまず快適でなければならない”という仮説を元にグローバルのポジショニングを組み立てています。
「ミレニアル世代は独立心旺盛で旅慣れている一方で、確かな情報やレコメンデーションを求めて仲間との繋がりを大切にする傾向が強い・・・。
モクシーは、自由な精神で楽しむことに貪欲なミレニアル世代の旅行者とその仲間たちが目一杯楽しむための場所を提供。ターゲット層は、価格はリーズナブルに、デザインや快適さは損なわれたくないと考えており、必要としているのは、リーズナブルかつ最高に楽しいことを求めています。
「モクシー大阪本町」のロビースペース。元気を意味する“Moxy”=Moxieのブランド名の通り、社交的で好奇心旺盛かつエネルギッシュな新世代のグローバルトラベラーに向けたデザインが特徴です。
ロビーに置かれた大きいなテーブル。モクシーのインテリアデザインは「ビンテージ・アメリカンPOP」なテイストでまとめられています。
独特なデザインのソファーに巨大なクマのぬいぐるみ!猫のクッションなどSNS映えするアイテムが鏤められています。
ロビーの一角には大胆なグラフィックアートが描かれたフォトスポットも。さりげなく通天閣と大阪城天守閣が描かれています。
ロビーの奥からエントランス側を見た様子です。2階まで吹き抜けの大空間は広々としており、ちょっとしたイベント会場に使えそうです。
レセプション
チェックインカウンターはこんな感じです。バーのカウンターの様なデザインですね。
コロナ対策でアクリル板が設置されてますが、ご覧の通り遊び心満載で本当に突き抜けてます!
バー&ラウンジ
バー&ラウンジの様子です。レセプションと一体となっており、淹れたてのコーヒーやソフトドリンク、アルコール類を提供しています。また、近くにセルフサービスでテイクアウト可能な24時間営業のデリ「Moxy Pickups」を併設してます。
バーカウンターの様子です。デザインはひたすらオシャレです。しかし、ここには弱点もあります。それはレセプションと一体化している=同じスタッフがフロント業務と調理を担当しています。つまり手間暇をかけた本格的な調理は望み薄になる・・・事が容易に推測できました。
バーカウンターの対面には「デジタルゲストブック」を備えたラウンジエリアがあります。この「デジタルゲストブック」は他のゲストのモクシーでの実際の過ごし方や街に繰り出した人たちの様子もわかるソーシャルメディアウォールで、#AttheMoxyのハッシュタグを付けて投稿されたインスタグラムも紹介されています。
ルーレットを備えた遊び頃満載のドリンクバー。
セルフサービスでテイクアウト可能な24時間営業のデリ「Moxy Pickups」。
宿泊時の品ぞろえはこんな感じでした。
「Moxy Pickups」の近くにはロッカースペースがありました。色使い・デザインがひたすらオシャレです。
2階ライブラリー
エントランスロビーの緩やかな階段を上がって2階に向かいます。
2階はMこんあ感じでレトロPOPなアイテムが飾られています。飾り棚と一体化したチェアが面白い。
サイバーパンクなオブジェ。
中2階にはDJブースがあり、週末の夜にイベントが開催されている様です。
エントランスロビーを見下ろした様子です。
チェックインカウンターを見下ろした様子です。
初めて宿泊したモクシー大阪本町。ミレニアル世代をターゲットに据えた、デザイン重視の宿泊特化型ホテルという基本コンセプトに沿った、確かに普通ではないホテルだと思いました。
まずロビー行われていたDJイベントのBGMが爆音過ぎて「クラブに迷い込んだ!?」といった感じで、チェックイン時の会話が聞こえない(笑)ほどでした。これはモクシーだから!と理解して、コンセプトを解っていると、とても楽しめるホテルです。逆に、単なるビジホだと思って、上司を案内すると「へ?なんなん??」となるでしょう(笑)
中途半端な和モダンや、なんちゃって高級感を演出する雨後の筍量産型ビジホに比べると、モクシーのポジショニングは明快、かつ徹底されていてとても感心しました。マリオットによると、この戦略は、ターゲット層に好意的に受け入れられており、ニッチなマーケットにおいてグローバルブランドリーダーと位置付けられているそうです。
▼次回、客室編に続きます・・!