コートヤード・バイ・マリオット名古屋(以下、コートヤード名古屋)は、名古屋市中区栄一丁目にあった「読売新聞中部支社」の旧社屋跡地に開発された外資系ホテルで2022年3月1日にオープンしました。
ホテルは地上12階、地下1階、高さ49.50m、延べ床面積は約21,700㎡で客室数は360室。コートヤードは、マリオット内のホテルカテゴリーは「セレクトサービスブランド」に位置づけられていますが、フィットネスジム、ラウンジ、レストランに加え、本格的なMICE施設を備える、シティホテルに近い設備を有するホテルとなっています。
【出展元】
→コートヤード・バイ・マリオット名古屋 公式HP
→コートヤード・バイ・マリオット名古屋が本日開業
→コートヤード・バイ・マリオット名古屋が 2022 年春に開業
▼外観・ロビー・フィットネス編はこちら!
プレミアムルーム ツイン28㎡
コートヤード名古屋宿泊記の2回目の今回は客室編!
宿泊したのはプレミアムルーム ツイン28㎡。ダブルベッド(幅138cm × 長さ203cm)が2台が置かれたお部屋です。
デラックスキング(25m2)以外は「バスタブ」有り!
コートヤード名古屋にはバスタブ有りの部屋とシャワーブースのみの部屋があります。デラックスキング(25m2)170室は、バスタブ無し、それ以外の28㎡以上の部屋はバスタブ有りとなっています。
部屋タイプ | 面積 | 室数 | バスタブ |
デラックスキング | 25m2 | 170室 | 無 |
デラックスツイン | 28m2 | 56室 | 有 |
プレミアルームキング | 28m2 | 40室 | 有 |
プレミアルームツイン | 28m2 | 84室 | 有 |
コートヤードスイート | 56m2 | 10室 | 有 |
客室は奇をてらったところがない、トラディショナルで落ち着いたデザインとなっています。少し前にコートヤード大阪本町に宿泊しましたが、CY名古屋の方が、より高級感のある仕上がりとなっています。
部屋の形状は若干細長い形状で奥行きがあります。
ベッドボード周り
続いてベッド付近を見て行きましょう!
まずはウォールアートの様子です。ボタニカル柄で落ち着きを演出しています。
ナイトテーブル付近の様子です。ランタンを彷彿とさせる、レトロなデザインのアンビエントライトが良い感じです。
読書灯は天井埋め込み型のLEDピンスポットライトで、ナイトパネルのスイッチでON/OFF出来ます。また、USB給電ポートが4箇所もります。スマホに加えモバイルバッテリーの充電も一度に行えますね。
Bluetoothスピーカーは『Anker Soundcore Wakey』。Bluetoothスピーカー、Qi(ワイヤレス充電)、 ラジオ、目覚まし時計が1つになった便利なガジェットです。
55インチのスマートTV
ベッド側からテレビを見るとこんな感じです。
テレビはシャープAQUOSの55インチ。スマートTVでリモコン操作だけでYouTubeが視聴出来ました!
リビングエリア
続いてリビングエリアを見て行きます。窓際には1人掛けのソファが2つに丸テーブルが1つ。
ソファーは大きさも充分でかけ心地も良好でした。いわゆる尻痛シートでなく良かったです。
ソファーに置かれたクッションは、名古屋に伝わる有松絞りを生地に使用しています。
リビングエリアにあるスタンドライトの様子です。ライト部分は角度を変える事が出来ます。
ベッドボードの正面右側、リビングエリア側にもUSB給電ポートがありました!ベッド周りのそこら中にUSB給電ポートがあってビックリです。
ミニバーコーナー
ミニバーコーナーの様子です。ミニバーのキャビネットと荷物置き場が一体化した造りです。
宿泊したプレミアムルームには電気ケトルとネスプレッソマシンがありました。ネスプレッソのカプセルは4つ。ペットボトルの水が一人2本。追加は有料です。
引き出しの中にはマグカップ、グラス、ティーパックなどがあります。
冷蔵庫はこんな感じです。容量は十分で静かで冷えるマトモな冷蔵庫でした。
スライドスクリーンが便利!
客室とウエットエリアは、最近流行の「スライドスクリーン」で仕切る事が出来ます。ただし路側は空いたままで、あくまで脱衣スペースのプライバシー保護が目的となっています。
ウェットエリア
続いてウエットエリアを見て行きましょう!
ウェットエリアは壁面が石材・床面が大理石張りとなっており、かなり高級感があります。
ドレッサー付近の様子です。最近流行のオープン型で開放感があります。鏡は固定されており向きを変える事はできません。また、スライドスリーンを開け閉めする事でプライバシーを確保する事が出来ます。
ドレッサーはシングルボウルで浅めのタイプです。
アメニティ類はこんな感じです。
28㎡以上の客室はバスタブ付き!
バスルームの様子です。小さいながらもバスタブ付きでした。バスチェアもあって快適です。
バスタブを上から見た様子です。若干小さいですが、客室で湯船に入れるのはやっぱり良いですね!
レインシャワーの様子です。今回は11階のお部屋でしたが出てくるお湯は充分な勢いがありました。
バスアメニティは「NIRVAE(ニルヴァエ)」。据え置きタイプで最近フェアフィールドなどに設置された物と同じでした。ここの所」、据え置きタイプのホテル増えていますが、2022年4月から施行された『プラスチック資源循環促進法』の影響があるのだと思います。
オープンクローゼット
クローゼットの様子です。オープンタイプでメチャクチャ広々としています。ハンガーは8本で充分な数がありました。
また、クローゼットは天井にライトがあって手荷物を明るく照らしてくれます。照度が不足して、荷物の中身が見えないクローゼットを時々見かけますが、コートヤード名古屋のクローゼットはよく考えられており感心しました。
オープンクローゼットにはセキュリティBOXがあり、ナイトウエアはここにありました。
朝食会場は1F レストラン「CRUST」
朝食会場は1階にあるオールデイダイニング「CRUST(クラスト)」。地元の食材を取り入れたメニューを中心に地産地消を意識したサステナブルな料理の数々が楽しめます。今回はプラチナ特典を使って無料で利用する事が出来ました!
ブッフェ台付近の様子です。お客さんがいない瞬間を待って撮影しました。
朝食会場はかなり混雑していたのでブッフェ台を直接撮影するのは諦めました。その変わりメニューの一例を・・。
CRUST(クラスト)特製きしめん等・・。
CRUST(クラスト)特製の鰻オムレツ。中にウナギが忍ばせてあります。
パン類もかなり美味しかったです。
1F ラウンジ「THE LOUNGE」
今回は利用しませんでしたが、朝食会場のCRUST(クラスト)に隣接して、大きなラウンジがあります。CRUSTが混雑している時は、臨時で朝食会場として使われます。
ダイニングとラウンジを合わせると相当の広さがあります。
まとめ
今回宿泊した、コートヤード・バイ・マリオット名古屋 ですが、オープン間もない最新鋭のホテルなのでハード面での不満はほとんど無く、素晴らしい出来映えだと思いました。このホテルは名古屋市が力をいれているMICE対応施設としての側面があり、セレクトサービス型ホテルの位置づけである『コートヤード』ブランドを超える高級感のある造りとなっています。28㎡以上の客室にバスタブがあるのも、その辺りを考慮しているのではないでしょうか。
また、クラブラウンジやプールはありませんが、オールディダイニングCRUST(クラスト)での朝食は中々の美味しさで満足する事が出来ました。チェックイン、アウト時の案内も解りやすく親切丁寧、オペレーションも熟れてきている様子で不満はありませんでした。
今回はポイント泊で21000ポイントで泊まりましたが、非常にコスパの良いホテルという印象です。名古屋市内で新しく清潔なホテルに泊まって快適に過ごしたい、そんな時はコートヤード名古屋が最有力候補に入るのは間違いありません。
【良い所】
・「コートヤード」ブランドを超えるレベルの高い設備。
・セレクトサービス型ホテルとしては広めな28㎡の客室が半分以上ある。
・デザインが奇をてらったところがなく落ち着いている
・バスタブがある部屋が多数ある
・開業後数ヶ月が経過しオペレーションが熟れてきた印象
・ハード全般のクオリティが高い割に宿泊費が安くコスパが非常に良い
【悪い所】
・伏見駅から若干遠い、名古屋駅から若干行きにくい
・一部客室(西向きの広めの部屋)はラブホビュー
・25㎡の部屋にはバスタブが無い
・全体にコンサバ過ぎて高揚感がないデザイン
コートヤード・バイ・マリオット名古屋
計画名称:(仮称)読売名古屋栄開発プロジェクト新築工事
所在地:〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄1丁目17−6
階数:地上12階、地下1階
高さ:49.50m
構造:鉄筋コンクリート造、鉄骨造
主用途:ホテル、集会場、自転車駐車場、飲食店、自動車車庫、その他(ボンベ室)
客室数:360室
敷地面積:4,199.97㎡
建築面積:3,109.16㎡
延床面積:21,600.12㎡
建築主:読売新聞社
設計者:積水ハウス
施工者:積水ハウス
着工:2019年09月
開業:2022年03月1日開業