那覇空港は沖縄県那覇市にある空港で、平成26年の利用客数は全国で6位となる約1600万人、国内線利用客数は約1500万人(同4位)の沖縄地区のハブ空港であり、国内の基幹空港の1つです。今回は日本の南の空の重要拠点、那覇空港の国内線ターミナルビルをご紹介したいと思います。
那覇空港の国内線ターミナルビルは、鉄筋コンクリート造/プレストレスコンクリート造の地上5階、地下1階、塔屋1階建て。建築面積30,369.19㎡、延床面積77,713.8㎡の規模です。1999年に完成しました。
ターミナルビルの模型です。那覇空港の各所をご紹介する前に、まずこの模型をじっくりと見て頂いて、全体の形をイメージして頂きましょう。那覇空港は模型で見たとおりの「コの字型」をした特徴的な形をしています。
それでは、那覇空港国内線ターミナルビルの各所を見てゆきましょう!まずは車寄せ側から見た様子です。2階が出発ロビー階、1階が到着ロビーとなっており、クルマ寄せも発着に合わせて立体分離されています。
1階バスターミナル付近を見通した様子です。写真左側がツアーバス乗り場、右側が路線バス乗り場となています。
こちらは3階チェックインロビーの様子です。年間利用客数が1600万人を超える大空港に相応しい広大な空間が広がっています。
北側から見通した様子です。
今度は4階から3階チェックインロビー南側(JAL側)を見た様子です。
反対側の北側(ANA側)を見下ろした様子です。
壁面にはメタリックなシーサーのオブジェが。
滑走路側にある2〜4階吹き抜けの大空間の様子です。土産物店やレストランなどが吹き抜け空間を取り囲んでいます。
吹き抜け空間を滑走路側から見た様子です。
今度は1階到着ロビーの様子です。多くの利用客でごった返していました。
こちはら手荷受け取り所の様子です。5箇所のターンテーブルが設けられています。那覇空港はその旺盛な旅客需要のためでしょうか?ターミナルに直付できるスポット数が不足しており、タラップで地上に降り、そこからバスでターミナルまで移動する事が多々あります。その場合、ターンテーブルに荷物が流れてくるまで結構時間がかかります。
さらに撮影ポインを変えて、今度搭乗ロビーに向かうムービングウォークの様子です。コの字型の建物の真ん中から左右に向かってムービングウォークが配置されています。
搭乗待合室付近も南国ムード満点。カーベット敷の床面がいい感じです。
コの字型の搭乗待合室の先端部分の様子です。
最後は滑走路側から見た国内線ターミナルビルの様子です。真ん中にあるオレンジ色のバリケードは、出発する航空機のエンジンの熱を防ぐ為の防護壁です。
那覇空港の国内線ターミナルビル。建物自体は沖縄の風土・個性を感じさせる素晴らしい出来なのですが、年間1600万人の利用者数に対して施設規模が小さい様に思いました。年間1900万人の新千歳空港の旅客ターミナルビルと比べるとかなりの規模の差があります。それを受けてでしょうか、既に国際線、国内線ターミナルビルを接続するターミナルビルの増設工事が行われています。今回、那覇空港の国内線ターミナルビルを取材した感想ですが、第二滑走路が完成後は完全24時間運用の国際空港といて、さらに利用客数が増加する事は確実なので、先々の需要を見通した先手の施設整備を行う必要性を強く感じました。
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管理人さんならもちろんご存じかとは思いますが、那覇空港にはLCCターミナルがあり、私も今夏にPeachで利用してきました。
まさにANAの貨物ターミナルの一角をそのまま旅客転用した物で、アクセス性も移住性も最悪といった感じでした。
第2滑走路をわざわざ大量の珊瑚を破壊してまで建設するのですから、ターミナルもレガシー/LCCそれぞれ相応のものが作られることを願ってやみません。