グラングリーン大阪北街区にある『VS.(ヴイエス)』は、建築家・安藤忠雄氏が監修した展示施設です。「新しい文化装置」との位置付けで、特定のテーマやコレクションを持たず、テクノロジーやリベラルアーツ、伝統文化や新しい発想、国内外の多様な文化や取り組みなど異なるものを対立させ、新たな価値を生み出す場を目指してます。
連続する共鳴 真鍋大度 新作個展 Daito Manabe New Installation
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真鍋氏がシナン・ボケソイ氏(アーティスト/コンポーザ)と共同開発した画期的な3D音響ソフトウェア「PolyNodes(ポリノーズ)」を全面的に使用。このソフトウェアは、3D空間内で音の動きや変化を自由にデザインし、視覚的にも表現することができます。
音の位置や強さ、音色の変化などを空間内で動的に制御し、それに合わせて視覚的な要素も変化させることで、音と映像の要素が融合した没入感のある体験を創出。これにより、鑑賞者は前例のないオーディオビジュアルの空間を体験することができます。
【出典元】 →VS. OPENING EXHIBITION Continuum Resonance:連続する共鳴 真鍋大度新作個展 ※館内、展示物の撮影許可済み、Web公開、SNS発信もOKとの事です。いきなり安藤忠雄味を感じる建物
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真鍋大度新作個展を見るためにVS.にやってきました!入館して直ぐに安藤建築を実感する事ができました。
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Work 1 (STUDIO C) 「PolyNodes Installation Debug Views」
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安藤忠雄氏が手掛けた VS.(ヴイエス)で行われている『「Continuum… pic.twitter.com/DUT4eOAza1
— ロング@再都市化 (@saitoshika_west) September 8, 2024
来館者の位置情報や動きをリアルタイムに把握し、幾何学模様を生み出す、サイバー過ぎる展示でした!
Work 2 (STUDIO B) 「PolyNodes Visualization 2」
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グラングリーン大阪の展示施設、VS.(ヴイエス)のこけら落とし『「Continuum Resonance(コンティナム・レゾナンス):連続する共鳴」連真鍋大度新作個展』が凄かったです!多くの人に是非見てもらいたいので記事を書きました。
※展示撮影、SNS公開許可を頂きましたhttps://t.co/Ksc5YZpJRh pic.twitter.com/Hbxbbx8yCW — ロング@再都市化 (@saitoshika_west) September 8, 2024
【推しの子】2期のオープニングをイメージして撮影しました!
Work 3 (V Space) 「PolyNodes Augmentation」
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主に音響メインの展示だったので、映像的な派手さはありませんでした。ちょっと難しかったかも・・。
Work 4 (STUDIO A) 「Synthesis of Body-Space-Music [身体・空間・音楽の融合]」
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安藤忠雄氏が手掛けた VS.(ヴイエス)で行われている『「Continuum Resonance(コンティナム・レゾナンス):連続する共鳴」連真鍋大度新作個展』。VS.の目玉となる天井が特別に高い特殊な形状の展示空間を活かしきった映像展示が凄すぎる!
※展示撮影、SNS公開許可を頂きました… pic.twitter.com/SeajR05aoJ — ロング@再都市化 (@saitoshika_west) September 8, 2024
ワイヤーフレームの人間が激しいダンスを繰り広げます。直ぐにPerfumeを思い浮かべました・・・。
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この展示は壮大かつ痛快!来館者も映像とサウンドに釘付けになっていました!
まとめ
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始めて訪れたVS.(ヴイエス)は、(仮称)ネクストイノベーションミュージアムの時は「なにをする施設?」と思っていましたが、こけら落としの本展を見て、ようやく理解する事ができました。特定のテーマやコレクションを持たず、テクノロジーやリベラルアーツ、伝統文化や新しい発想、国内外の多様な文化や取り組みなど異なるものを対立させ、新たな価値を生み出す場を目指す。そのコンセプト通りに、使いやすいサイズ感と最高のロケーションによって、実験的な取り組みに多くの人が触れる事ができる施設になりそうです。
また、現在行われている『「Continuum Resonance(コンティナム・レゾナンス):連続する共鳴」連真鍋大度新作個展』は、文句なしにカッコよくて凄い展示なので、絶対に見てほしいと思いました。
イベント概要
VS. OPENING EXHIBITION「Continuum Resonance: 連続する共鳴」真鍋大度 新作個展
日程: 9月6日(金)〜10月14日(月・祝)
時間: 10:00〜19:00(※初日のみ14:00開館)
場所: VS. STUDIO A/B/C, V Space(大阪市北区大深町6-86 グラングリーン大阪うめきた公園ノースパーク VS.)
※入場無料
HP: https://vsvs.jp/
主催: VS.
協力: グラングリーン大阪開発事業者
機材特別協賛: 株式会社 タケナカ
天然芝の広場に作った感を与えない自然な木々。良いですよね。
けれども自然では無いものが入り込むと途端に安らぎの空間が消滅してしまうのがよく分かりました。
アンプを通しての演奏や歌声の不自然さ。折角の安らぎをぶち壊す破壊者なんですね。
生ギターに周りの人々に影響を与えない程度の歌声。許容出来るのはこの程度なんですね。
昨今のストリートミュージシャン気取りの人達は、そういう事も分からず汚い音の洪水を垂れ流しています。
そこを通る人が不快に感じようが平気な程鈍い感性でプロになれる筈は無いし、人々に夢を与えたりも出来ません。
行政は違法なライブをしっかり取り締まってほしい。子供達の耳にも悪影響ですよ。
大都市とは上にも下にもその領域を拡げていくものです。
上は飛行機に超高層ビル高架橋、下にはに地下鉄、地下道、地下街…
大阪には半地下の美術館もあります。
大阪は大都市として上にも下にもその領域を求めてきた訳です。
うめきたの超高層ビル群に囲まれた美しき緑の公園の中に半地下のユーティリティの高い展示施設。
大阪は日々新たなり
この半地下の安藤建築でこれから様々な展示が行われるでしょう。
それを観た人がインスパイアされ新たなものを生み出して行く…
大阪は優に二千年近い歴史を誇る古都でもありますが、その歴史を繋ぐ一つの装置となりそうな建築になりそうです。