岐阜市新庁舎は、岐阜市司町40番地1の岐阜大学医学部等跡地に建設された岐阜市の庁舎です。新ビルは鉄骨造(基礎免震構造)地上18階、塔屋2階建て、高さ:84.45mの高層ビルで、敷地面積:20,187㎡、建築面積:5,744㎡、延床面積:39,504㎡規模です。建築主は岐阜市、設計は佐藤総合計画・司・Ai設計共同体、施工は大日本土木・市川工務店・岐南興業・共栄土木建築JVが担当。2018年04月に着工、2021年01月竣工、2021年05月に開庁しました。総事業費は273.1億円(新庁舎188.5億円、立体駐車場29.3億円、外観3.2億円)です。
旧本庁舎が1966年の建設から約半世紀が経過し老朽化が進み、「旧耐震基準」の為に大規模地震発生の際に災害対応拠点として使用できなくなる可能性が強く懸念される事や、庁舎機能が、本庁舎、南庁舎、西別館、北別館及び明徳庁舎の5つの庁舎に分散し市民サービスの低下を招いている事などから、市庁舎を新築し集約移転する事になりました。【出展元】
→岐阜市庁舎-パンフ
岐阜市役所新庁舎の配置図です。先日お伝えしたみんなの森 ぎふメディアコスモスの真向かいに位置しており2つの施設がリンクする様な計画となっています。
新庁舎の模型
メディアコスモスの1階に新庁舎の模型が展示されていました。
模型は完成予想パースよりも遥かに情報量が多いです。
メディアコスモスと新庁舎の位置関係やスケール感も一目瞭然。新庁舎の高層棟は写真の中央の広場が日陰になる時間を短くする為に高層化し、対案の10階建て程度の計画に比べスリムな形状となりました。「安易な高さ規制が壁ビルを量産し、理念とは真逆の結果を招く」といった事例を目にしますが、岐阜市は10階建てと18階建ての日照時間をシミュレーションし、高層化した方が環境に与える悪影響が小さくなる、という結果に基づき施設計画を作成したそうです。
メディアコスモス側から見た様子です。
施設概要
名称: 岐阜市新庁舎
所在地:岐阜県岐阜市司町40番地1
交通:JR「岐阜」駅、「名鉄岐阜」駅 徒歩30分
階数:地上18階、塔屋2階
高さ:84.45m
構造:鉄骨造(基礎免震構造)
基礎工法:
主用途:事務所(庁舎)
敷地面積:20,187㎡
建築面積:5,744㎡
延床面積:39,504㎡
容積率対象面積:
建築主:岐阜市
設計者:佐藤総合計画・司・Ai設計共同体
施工者:大日本土木・市川工務店・岐南興業・共栄土木建築JV
着工:2018年04月
竣工:2021年01月 ※完成式:2021年4月9日
開業:2021年05月
総事業費:273.1億円(新庁舎188.5億円、立体駐車場29.3億円、外観3.2億円)
2023年4月の様子
現地の様子です。新庁舎は2021年01月に竣工し、2021年05月に開庁しました。総事業費は273.1億円(新庁舎188.5億円、立体駐車場29.3億円、外観3.2億円)です。
縦アングルで見た様子です。高層部の四隅の「R」が柔らかな印象を与えています。
南西側から見上げた様子です。庁舎は「威厳」を感じるゴツいデザインが多いですが、岐阜市役所からは民間のオフィスビルの様な軽快さを感じました。
正面玄関付近で見上げた様子です。足下にある「半月状」の上屋は伊達政宗のソレを連想しました・・。
真正面から見た様子です。
縦アングルで高層部をアップで見た様子です。白の壁と青色のガラス窓の組み合わせは90年代前半に流行した「インテリジェントビル」を彷彿とさせるデザインです。
北側から見た様子です。
北西側から見た様子です。
庁舎の中に入りました。撮影時は選挙の投票が行われていたので、撮影は最小限に留めました。
天井付近の様子です。
1階のメイン通路を見通した様子です。
最後は一気に撮影ポイントを変えて、岐阜駅前にある岐阜シティ・タワー43の展望室から見た様子です。
2020年9月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2019年5月だったので、約1年半振りの取材です。ビル本体の外装は完成状態で周辺部の工事が行われていました。
低層部の様子です。隣接する「メディアコスモス」と調和の取れたデザインとなっています。
南側から見た様子です。高層部の白と青色のガラス窓の組み合わせは90年代前半に流行した「インテリジェントビル」を彷彿とさせるデザインです。
南側から見た低層部の様子です。
南東側から見た様子です。
北東側から見た様子です。
北側から見た様子です。
北西側から見た様子です。
メディアコスモス(右側)の間の広場「カオカオ」の様子です。
最後は北西側から見た様子です。
2019年5月の様子
現地の様子です。2018年4月に着工しており、地上鉄骨建方が始まっていました。
東側から見た様子です。
仮囲いの透明箇所から見た様子です。
最後はメディアコスモスの2階から見た様子です。