JR西日本が建て替え計画を進める三ノ宮駅直結の三宮ターミナルビル。長らく動きが無かった案件ですが、解体工事が本格的に始まりました。現地に掲示されていた労災保険関係成立票によると解体工事は2020年5月年までとなっています。
三宮ターミナルビルは神戸ポートアイランド博覧会があった1981年に開業した駅ビルで、地上11階、地下2階建て、延べ床面積は約2万㎡。ホテルや商業施設「三宮OPA」、レストランなどが入居していましたが、耐震性能の不足が判明した為、建て替えが決定され2019年3月末で閉館しました。JR西日本が2018年04月に発表した中期経営計画の中でで、三ノ宮、大阪、広島駅の再開発を「3大プロジェクト」と位置づけられてています。
『Street Table 三ノ宮』が期間限定オープン!
JR三ノ宮駅前の三宮ターミナルビル跡地を活用した企画『Street Table 三ノ宮』が2020年12月19日(土)よりオープンしました!2021年9月26日までの期間限定のプロジェクトで、音楽・食イベント・ワークショップなどが行われます。
【出展元】→「未来の都心にあったらいいな」をみんなで育てるプロジェクト『Street Table三ノ宮』2020年12月19日(土曜)オープン!
三宮ターミナルビル跡地の再開発については、神戸市が制定した景観条例による規制強化により採算が取れる規模のビルの建設が困難になった事に加え、コロナ禍の影響によって先行してる大阪駅西地区再開発と新・広島駅ビルにリソースを集中させる事になり、計画着手の見通しが立たなくなりました。その為、再開発の新しいスケジュールが固まるまで、旧ビル跡地の一部を暫定的に活用する事になりました。
2021年4月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2021年1月だったので、約3ヶ月振りの取材です。
ミント神戸から見た様子です。旧建物はすっかり姿を消していました。
敷地の一部を活用した期間限定のインベントスペース『Street Table 三ノ宮』がオープンしていました。
撮影ポイントを変えて、南側から見た様子です。
東側から見た様子です。こうやって見ると意外に敷地が狭い印象を持ちました。
『Street Table 三ノ宮』のインフォメーション・ボードです。
中の様子はこんな感じです。
最後は一足先に完成した阪急神戸三宮ビルと絡めたアングルです。JR側の超高層ビルの計画詳細を気長に待ちたいと思います。
2021年1月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2020年9月だったので、約4ヶ月振りの取材です。
ミント神戸から見た様子です。旧建物はすっかり姿を消していました。
敷地東側から見た様子です。
南西側から見た様子です。
ポートライナー駅との接続箇所の様子です。再開発が始まるまでの期間限定のレアな眺めです。写真の下部にあるトタン屋根の箇所が暫定利用のイベントスペース『Street Table 三ノ宮』です。
最後はもう一度ミント神戸から見た計画地周辺の様子です。
2020年9月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2020年6月だったので、約3ヶ月振りの取材です。
アップで見た様子です。解体工事がさらに進み旧ビルは消滅寸前になりました!
地上から見た様子です。「行くビル来るビル」。三宮ターミナルビルの解体用のタワークレーンの背後に、新しく立ち上がった神戸阪急ビル東館が見えます。
近くで見た様子です。焼き切られた柱を見ると歩行者デッキが撤去された事が良く解ります。
真正面から見た様子です。
ポートライナー三宮駅の様子です。今までは見られなかった東側壁面が露わになりました。
最後は南西側から見た様子です。
2020年6月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2020年1月だったので、約5ヶ月振りの取材です。
旧ビルの解体工事がかなり進み東隣のポートライナー三宮駅の駅舎よりも低くなりました。
南東側から見た様子です。
南側から見た様子です。
近くで見た様子です。
2018年8月頃、解体前の様子です。
最後はJR三宮駅のホームから見た様子です。
2020年1月の様子
現地の様子です。前回の撮影が2019年8月だったので、約5ヶ月振りの取材です。少し低くなってきました。
行くビル来るビル。建設工事中の、と解体中の三宮ターミナルビルの様子です。
南東側から見た様子です。
最後は北側から見た様子です。三宮ターミナルビル跡地の再開発プランはまだ発表されていません。神戸市との調整に時間がかかっている事に加え、JR西日本は大阪駅西地区開発と広島駅ビルの建替えを進めるため、三ノ宮駅を同時に開発するのは厳しいのかもしれませんね。
あれこれって出てましたっけ…?
https://news.yahoo.co.jp/articles/94c69906abf91de77f1c541e4e5c8b58d6aec437
三ノ宮駅ビル再開発、高さ160メートル計画 開業は2025年の大阪・関西万博後
大阪西・広島・三ノ宮の三大プロジェクトのうち、ここだけ具体像が見えないのは、JR側が提示した計画案に行政側が難色を示しているからだそうで…
現在の神戸の規制に則ると、JR側が想定する収益のラインに載せることが難しいため、数年前から首長の交代などによる規制の緩和を望んでいたという趣旨の話を聞きました。
今回の都市計画策定延期も、その話の延長線上にあって、決してコロナの影響ではない、とのことです。環状線の駅改良などには影響してきているようですが。
遅ればせながらこれから巻き返すぞ!という時にハンズの閉店ニュースは残念ですね(>_<)
移転再オープンしてほしいですね
先日の神戸新聞によると、JR西の社長のインタビューで、施設の構成は、「商業、ホテル、オフィス」と有りました。
オフィスが有るかどうかで規模が異なると思いますので、うれしい情報です。
また、駅ビルを建てるだけでなく、街づくりにも積極的に参画したいと抱負を語っていました。
世間の悲観的予想を良い意味で裏切ってくれる開発に期待しております。
新駅ビルの発表はまだありませんが、あの古びたビルがカバーされタワークレーンが設置され閉鎖後放置されている訳ではないので、心理的に安心します。笑
初めて書き込みます。大阪の再開発に圧倒されて、うらやましかった神戸人です。
ですがこれは震災の爪痕が強く仕方がなかった一面もあり、一昨年借金を精算したことでここへ来て神戸でも大きなうねりが出てきました。
・阪急三宮駅ビル(進行中)
・阪急高架下&さんきたリニューアル(進行中)
・バスターミナル&三宮東側再開発
・神戸市役所本庁舎2号館再整備(進行中)、中央区役所移転、ホール
・新港突堤開発(進行中)
・スマスイ リゾート開発
・阪神高速湾岸線延伸(進行中)
・神戸空港連絡ブリッヂ2車線化
・元町〜県庁周辺大型再開発
・西神(進行中)、名谷、垂水、鈴蘭台(完了)、リニューアル
また、これまで駐車場として塩漬けされていた三宮界隈の土地にもオフィスビルやホテルとしての開発が工事中、進行中、あるいは検討されています。
全国一渋滞している阪神高速神戸線に対しては、悲願の湾岸線が延伸されたことで神戸経済への影響は大きく、これは名神やポーアイにも接続されるため物流のみならず、空港の利用も促進されます。さらに新神戸トンネルのポーアイ延伸も先日から検討しはじめました。実現すればトンネルでおおかた新神戸から空港まで簡単に移動できます。
JR三ノ宮駅の発表遅れは、再開発が国家プロジェクトへ引き上げられたため、ステークフォルダーが増えたこととポートライナーの問題などJR側にも再検討を迫られたと思われ、遅れにも少し期待感(望み)を持っています。
神戸の観光資源である有馬温泉へも北神急行が市営化されることで行きやすくなりますし、開発が国によって規制されていた六甲山系も緩和されました。規制と関係ないでずか六甲有馬ロープウエイがこの冬リニューアルされています。
頼もしくなった大阪のパワーに圧倒されっぱなしでしたが、震災の爪痕が市政の金銭面で目処がついて以降、長年放置されていたボトルネックの交差点や車線など小さなところすらもテコ入れされはじめており変わった感が出ています。ミクロからマクロまで、周回遅れの神戸にもようやく大きな変化が起ころうとしていますので、また取材お待ちしています!!
ここも早く、建て替え計画案が提示されるといいですね…