京都市では,風情豊かで歴史的な町並み景観の保全・再生,都市の防災機能の向上,安全で快適な歩行空間確保等を目的として,通りから電柱・電線類を無くす「無電柱化」の取り組みを進めています。先日お伝えした先斗町通りに続いて、三条通(三条大橋西詰~河原町通)でも無電柱化、歩道拡幅並びに河原町三条交差点の改良工事が行われています。
無電柱化される事で、災害時に倒れて歩道や車道をふさぐことが無くなり、避難ルートの確保や物資の輸送が容易になります。また、電柱を無くしたスペースを活用し歩道の幅を最大で1m広くするほか、河原町三条の交差点西側の歩道も植木や花壇の位置を変えて最大で3mほど拡張されます。周辺は多くの買い物客や観光客が行き交うエリアで、歩道の混雑の緩和につながると見込まれています。宿泊税の一部が税源にあてられ、バリアフリー化も含め、工事は2024年3月に完成する予定です。
【出展元】→京都市>無電柱化の推進
整備区間は、三条通(三条大橋西詰~河原町通)までの230mです。
2021年4月の様子
現地の様子です。電柱電線類の地中化工事の真っ最中で、かなりのカオス状態となっています。
パイロンが無ければ歩道か車道か解らない状態になっています。
河原町三条交差点付近の様子です。交差点部歩道を拡幅し交差点のコンパクト化を行い、安全性の向上が図られます。
ザ ロイヤルパークホテル 京都三条前の様子です。
最後は三条大橋側を見た様子です。
京都の東の玄関とも言うべき、有名な通りです。池田屋事件の跡地もあります。これまで地中化されてなかったのが不思議なぐらいです。
残念ながら、財政問題で完成は延期になっているようです。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJB281CJ0Y0A221C2000000/
>市営道路の鴨川東岸線の拡幅工事や、観光客の多い清水通や三条通などの無電柱化事業など、現時点で14事業について24年度以降に延期する方針を決めた。