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グランフロント大阪開業特集-PART2(北館)

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グランフロント大阪開業特集第二弾。今回はグランフロント大阪の中核施設の1つ「KNOWLEDGE CAPITAL/ナレッジキャピタル」がある北館の様子をご紹介して行きます。

グランフロント大阪の北館は、2棟の超高層ビルを中心に構成されて巨大な複合ビルで、大阪駅寄りのビルがタワーB、北側のビルがタワーCと名付けられました。タワーB・Cの2棟は低層部で連結されており、ナレッジキャピタル、インターコンチネンタルホテル大阪、国際会議場などが入居、北館全体の延べ床面積は30万平米に迫る巨大さです。
【過去記事】
グランフロント大阪 南館 タワーA 13.03
グランフロント大阪 北館 (タワーB ・タワーC)13.03
グランフロント大阪オーナーズタワー 13.03

梅北(グランフロント大阪)Aブロック 12.12
梅北(グランフロント大阪)Bブロック 12.12
グランフロント大阪オーナーズタワー 12.12

梅北(グランフロント大阪)Aブロック 12.09
梅北(グランフロント大阪)Bブロック 12.09
グランフロント大阪オーナーズタワー 12.09

梅北(グランフロント大阪)Aブロック 12.08
梅北(グランフロント大阪)Bブロック 12.08
グランフロント大阪オーナーズタワー 12.08

梅北(グランフロント大阪)Aブロック 12.06
梅北(グランフロント大阪)Bブロック 12.06
グランフロント大阪オーナーズタワー 12.06

梅北(グランフロント大阪)Aブロック 12.04
梅北(グランフロント大阪)Bブロック 12.04
グランフロント大阪オーナーズタワー 12.04

梅北(グランフロント大阪)Aブロック 12.03
梅北(グランフロント大阪)Bブロック 12.03
グランフロント大阪オーナーズタワー 12.03

梅北(グランフロント大阪)Aブロック 12.01
梅北(グランフロント大阪)Bブロック 12.01
グランフロント大阪オーナーズタワー 12.01

梅北(グランフロント大阪)Aブロック 11.12
梅北(グランフロント大阪)Bブロック 11.12
グランフロント大阪オーナーズタワー 11.12

梅北(グランフロント大阪)Aブロック 11.11
梅北(グランフロント大阪)Bブロック 11.11
グランフロント大阪オーナーズタワー 11.11

梅北(グランフロント大阪)Aブロック 11.10
梅北(グランフロント大阪)Bブロック 11.10
グランフロント大阪オーナーズタワー 11.10

梅北(グランフロント大阪)Aブロック 11.08
梅北(グランフロント大阪)Bブロック 11.08
梅北(グランフロント大阪)Cブロック 11.08

梅北(グランフロント大阪) 11.06
梅北 11.04
→梅北 11.03
→梅北 11.02
→北ヤードの新名称は「うめきた」に決定
→【投票結果発表!】梅田北ヤードに相応しい新名称は?
→梅田北ヤードの新名称、一般投票で決定
→インターコンチネンタル・ホテルが大阪・北ヤードに進出
→北ヤード 10.03(タワークレーンのレイアウト図)
→北ヤードのイメージパース 09.08
→北ヤードのイメージパース
→北ヤード1期 全景
→北ヤード1期 広場
■追跡取材リスト









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北館(写真上)と南館(写真下)の間の様子です。北館と南館は2階レベルで歩行者ブリッジで接続されています。また、地下レベルでは接続されていません。









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それでは南館から北館に向けて歩いて行きましょう。こちらは南北を2階レベルで結んでいる歩行者ブリッジの様子です。相変わらず人、人、人・・・。JR大阪駅から南館を経て北館のナレッジキャピタルに至るこの通路は「創造のみち」と名付けられました。









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北館のエントランス付近の様子です。














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南館と同じく、北館も巨大な吹き抜けになっています。館内のデザインはかなり異なり、曲線が目についた南館に対して北館は直線的で硬質なイメージです。














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北館の歩行者動線は大胆です。エントランスから上層に向かうエスカレーターは一直線に最上階を目指す配置になっており、来館者を出来るだけ奥へ、奥へ、上に、上に、と導く仕掛けが施されています。














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先ほどの写真の逆のアングルで、通路奥側からJR側を見たアングルです。











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そして、JR大阪駅から南館を経て北館まで繋がる「創造のみち」の終点に広がるのが、この超巨大な吹き抜け空間「ナレッジプラザ」です。ナレッジプラザは7層吹き抜け、広さ約1000平米の巨大な屋内オープンスペースで、グランフロント大阪のシンボル的な空間となっています。











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縦アングルで見た、ナレッジプラザの様子です。ホンマにメチャクチャ広いです!このナレッジプラザと行き交う人々を眺めていると、昔にハマったPCゲーム「ザ・タワー」のリアルバージョンに見えて来ました。














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ナレッジプラザを見下ろしたアングルです。広さが1000平米もあるので、いろいろなイベントに使えそうですね。










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ナレッジプラザの天井付近まで上がって来ました。エントランスから続くエスカレータを乗り継げば、一直線にここまで来る事が出来ます。












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ナレッジプラザの屋上の様子です。こんな感じでガラス張りになっており、館内に自然光がたっぷり入る様になっています。













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再び北館の館内に戻り、話題の店を幾つか見て行きましょう。まずは、近畿大が世界で初めて成功した完全養殖の「近大マグロ」など、養殖魚を使った料理を提供する飲食店「近畿大学水産研究所」です。











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カウンターの上に設置されたiPadminiを使って「近大マグロ」の詳細を知ることが出来ます。うーん、ハイテク過ぎる!










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外国人の方が見たら「ワオッ、ハイテクジャパーン!」とか言い出しそうです(笑)











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こちらは北館の6階にあるUMEKITA FLOOR(うめきたフロア)食材にこだわったお好み焼き店や100種類以上の日本酒がそろう和食店、バーベキュー料理店やワインバーなど、多彩な料理や飲み物を楽しみながら夜更かしができる、インテリジェントビル内に出現した飲み屋街です。一部店舗は午前4時まで営業しています。









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オフィスタワーのワーカーやナレッジプラザの人々が交流する、21世紀の赤ちょうちんといった感じです。基本的にオープンなレイアウトになっているフードコート的な造りが特徴です。










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プールの上にミラーボールが回っている、BBQ&ビアホールの店BBQ33は、店舗装飾のインパクトが強すぎて立ち止まる人が大勢いました。あんまり詳しく載せすぎると楽しみが無くなりそうなので、今回はこの辺りにしておきます。この他にも、ナレッジプラザを取り巻くテナントは話題性が高く、面白い物が目白押しなので是非訪れて見てみて下さい!











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ナレッジプラザを通り抜け、さらに北側に向けて進みます。ナレッジプラザの北側にあるエスカレータを上から見下ろすとこんな感じで見えます。狙ってデザインしたのだと思いますが、結構インパクトがあります。












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ナレッジプラザのさらに北側、インターコンチネンタルホテル大阪付近の様子です。











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最後は、北館の北端付近の様子です。インターコンチネンタルホテル大阪に面している為でしょうか?特に高級感を感じる空間になっていました。


北館を歩いてみた感想ですが、歩行者導線が混乱気味だった南館に比べると、スッキリとした導線になっており、直ぐに全体像を把握する事が出来ました。ただ、南北両館を結ぶラインが2階の歩行者ブリッジのみで、地下階で結ばれていない事に少し驚きました。1階レベルで南北を行き来しようとすると、主導線である「創造のみち」から左右どちらかの横断歩道まで回り道をしなければならず行く気が失せてしまいます。JR大阪駅方面からのアクセスは2階レベルの「創造のみち」1本だけでは厳しいかもしれません。ヨドバシカメラ方面から、もう1本アクセスが欲しい所です。

南館はヤバイです。建物が大きな弧を描いている為でしょうか?通路の配置が非常にいびつで解りづらく感じました。グルリと回った感じでは「ここの場所は死んでいるなぁ」と思える箇所がいくつもあり、早々に耐えられないテナントが出てくるのではないでしょうか。


総括すると、駅チカなのに歩行者動線の造りが悪く、回遊性が低い南館、ちょっと駅から遠いけど、スッキリハッキリ解りやすい北館といった所でしょうか。入居しているテナントは、無印良品のフラッグシップストアを始めインテリア・雑貨系が充実している印象で、梅田エリアが比較的弱いジャンルのテナントを揃えてきた印象です。周辺百貨店と何とか住み分けを図ろうという意図が感じられ、それはある程度成功している印象を持ちました。


ナレッジ・キャピタルについては、各社の最新テクノロジーの博覧会的な印象で、現在の所、異業種が交流する事で、イノベーションを起こしてゆく施設になっているとは思えませんでした。これから育てて行く感じでしょうか。

オフィスタワーに入居する各社が「まずナレッジキャピタルでデモして反応を見よう」と新商品、新サービスのロケテストを行い、来館者はロケテストが頻繁に行われていて、常に新しい情報が発信されているナレッジキャピタルに行ってみよう!となれば、良い循環が生まれ、ナレッジ・キャピタルがアンテナショップの聖地的な位置づけを獲得して行くかもしれませんね。うめきたフロアーで一杯やりながら、新しい企画を他社の人と語り合う、そんな赤ちょうちん的な交流と、多くの人々に簡単に露出出来る駅前立地があいまって、ナレッジキャピタルが化学反応を起こさせるキャタリスト(触媒)となり、新しい何かが生まれてくる事を期待したいと思いました。




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